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2018.05.18 (Fri)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『1つだけの願い』~vol.31(完結)~

≪ 1つだけの願い~vol.31(完結)~ ≫背中の靴跡シリーズ

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共和国として新たな一歩を踏み出した舜国。……戴冠式から2年程の歳月が流れた、とある晴れの日。
ひとまず、これにて終幕です。






【More・・・】

≪ 1つだけの願い~vol.31~ ≫背中の靴跡シリーズ


「おめでとう。まさか、堂上と笠原さんの婚儀が、俺達の部隊のトリを飾るとはねぇ」
小牧が微笑みながら堂上に言うと、堂上も苦笑した。
「……手塚のところが、急だったからな」
そう言って、挙式前とは思えない騒々しい同年代の三人に目をやる。
「まぁ……今まで陰に徹していたから誰の目にも触れなかった柴崎さんが、いきなり国中の有名人になったからね。――――自分が美人だって自覚はそれなりにはあったみたいだけど、その一方で思った以上に柴崎さんが男のことをわかってなかったからなぁ…………。
娼婦の娘ってことで口では強がってたけど、本当は初心で純情だったよね。
手塚がかなり柴崎さんの警護には気をつけてたから事なきを得たけど、拉致されたとなると、手塚ももう離せないよね。――――まぁでも、まさかあの事件後、1週間も経たずに挙式・結婚するとは、流石に俺も思ってなかったけど」
「考えてみれば二人共両親はもう居ないからな、自分達の意思の疎通だけだから話が早かったんだ。……柴崎もようやく家族が出来てホッとする場所を手に入れたんじゃないか」
「手塚さんもだけど、むしろ柴崎さんの方が、手塚さんから離れられなかったんだと思いますよ。……素直じゃないけど、柴崎さんは手塚さんがすっごく好きなんだなぁって、いつも思いますもん」
そう言ったのは、更に美しくなった小牧夫人である毬江だ。
小牧と毬江は新体制になってすぐに挙式し、早2年の月日を共にしている。
毬江の耳は、完全には治らなかったものの今では少しは聞き取れるまでになっていた。
まだ自分の声の音量に自信がないせいもあって、こんな風に自然に話をするのは小牧だけだが、意識をすれば、少しならば人前でも話すことも出来るようになってきている。もちろん本人の苦手意識が凄いため、小牧以外で毬江から話し掛けるのは主に柴崎と笠原で、後は必要に迫られて巫女仲間に少し話す程度である。
堂上の結婚式に出席すると言うことで、今日の毬江は一段とまた美しく、小牧はそっと柳腰を引き寄せる。
「――――そうだね、俺も手塚の気持ちがよくわかるよ」
小牧の微笑みに、毬江が恥ずかしそうに頬を染める。
まったく、結婚して二年経つというのに、小牧夫妻のラブラブっぷりは目に余る、と堂上としては苦笑するしかない。
――――小牧みたいな真似はプライベートでしか出来ない。
なぞと堂上が思ったと小牧が知ったら――――恐らく『どの面が言うかな!』と腸を捩らせながら笑って一蹴されること請け合いだ。
堂上と言えば、あからさまに入隊当時から笠原のことを特別大事に想っていることは周囲にはバレバレだったし、手塚以上の心配性でその世話焼きっぷりと言ったら凄かったのだが、そういうことは本人はまったく無自覚なものらしい。
新体制になり、笠原家の護衛に堂上が付いて外交貿易交渉をしていた際、舜国使節団を狙った襲撃事件が起こった。数か月前のことだ。敵の攻撃から笠原家を逃した堂上は、正に抗争中の修羅場に戻ると、護衛部隊の一員でもあった郁に襲いかかった敵を身を挺して守っていた。その姿を目撃していた郁の母、寿子の感激は凄まじく、「堂上中将こそ、郁の王子様だわ!」と夢見る少女のように郁以上に堂上に入れ込み、そうして堂上と郁との結婚話がトントン拍子で進んだのであった。(それまでの寿子は『郁の結婚相手』の必須条件は、やはり相手の地位や名誉・財産だと頑なに言い張っていたのである)
長くずっと苦楽を共にした2人が、今日、この晴れの日にようやく挙式となる。
式が始まったらプライベートでなかなか話せないだろうから、と堂上部隊の面々が、結婚式が始まる前にと顔を出してくれたのだ。
郁は、柴崎の顔を見て、嬉しそうに笑ってる。
妊娠してから体調が優れない柴崎だったので、堂上や小牧でも柴崎を見るのは久しぶりだった。
「……おめでと。……すっごく綺麗…………やっぱり、そのドレスが一番郁に似合ってる」
ふふ、と笑う柴崎は、今日は体調がいいのか、辛そうな様子は一切なく美しく微笑んでいた。
「ありがと! 麻子が選んでくれたんだもん、間違いないよー! でも、あの後2日くらい寝込んだって手塚に聞いて心配した。体調はもう大丈夫?」
「2日じゃない、3日。食事もろくに摂れてないのに1日笠原に付き合うとか…無茶なんだよ!」
「~~うるさい、光ッ!! バカじゃないのっ、こんなおめでたい席でそんな話してっ!」
「どっちがだよ?! 俺がどんだけ心配したか……悪阻は手の打ちようもないし、お前が苦しんでるのを傍で俺は見てることしか出来ないし、ホント毎日ヤキモキしてるってのに――――お前ときたら笠原の結婚式ってなった途端、体調も顧みずに飛んで行きやがって……」
「郁は特別よ。郁の一生に一度の結婚式で、あたしが役に立てるならこんなに嬉しいことないじゃない!」
「~~~~っ、だからって自分の体調をガタガタにしてどうする――――」
ギャーギャーと煩く揉めだした手塚夫妻に、横から郁が、ひょいっと柴崎を抱え上げたことで、驚きのあまり喧嘩が中断する。
「…………うわ…っ、軽ッ!! ……確かにこれは手塚が心配する……」
流石の郁の行動には、その場に居た全員が目を剝いた。
いくら柴崎が小柄で華奢だとはいえ、細身でスレンダーな郁が力任せに持ち上げたからだ。(幸い、郁のドレスはマーメードラインのすらりとしたものだったので、柴崎の足がドレスに付くなんてことはなかったが)
「~~~~な…ッ、ばばばばか…っ!! ドドドレスっ、ドレスが汚れるッ!!!」
「だーいじょーぶ。腕伸ばしたまま持ち上げたし。……って、麻子、痩せすぎィ……これは、手塚の心配もわかる」
すとん、とすぐに下ろされた柴崎は、顔を赤らめながら唇を突き出した。
「~~~~っ、~~だ…だいじょうぶ、よ…っ! ~~大体、病気じゃないんだから…っ!!」
「そうだけど。でも、ほら座って? 無理して、赤ちゃんに何かあったら、あたしが悲しい」
「そんなにヤワじゃないわよ。――――それに、もう少ししたら安定期だし……そしたらホントにもう大丈夫」
「でもまだ安定期まで『もう少し』なんだから、とりあえず座りな」
そう言うと柴崎に椅子を進め――――柴崎が座りやすいように自分も腰かけた。
柴崎のまだまったくわからないお腹の方に視線を向けて、興味津々で尋ねる。
「……でも、どんな感じ? 赤ちゃんが居るってわかるもの?」
「…………まだ、全然わかんないわよ。お腹だってペシャンコだし」
「そっかぁ……。母親になる自覚って、いつ出来るんだろうねぇ?」
「さぁ――――」
苦笑する柴崎に対して、手塚が真面目な顔で口を挟んだ。
「……もう自覚してると思うぞ。――――お前、悪阻で苦しい時でも、いつもお腹だけは庇うみたいに手を回して優しく撫でてるだろ」
「へぇ……」
手塚の言葉に郁はマジマジと柴崎を見つめ――――柴崎は素っ気無く「……そうかしら」なんて言いながらも、俯いた柴崎の頬や耳は真っ赤だった。
その話に、毬江が「……いいなぁ…」とポロリと呟いた。
耳聡く、小牧が毬江を覗き込む。
「――――なに? ……毬江も赤ちゃんが欲しくなった?」
「~~~~っ、~~幹久さんっ…………ストレートすぎですッ!!」
「……いや、今の話の流れだとそういうことかなって……」
「~~~~み……幹久さん、は…………どう思ってるんですか」
「そうだね。……結婚して2年は毬江を独り占めに出来たし――――、そろそろ赤ん坊が出来ても、赤ん坊にちょっとくらいなら毬江を取られても我慢出来る…かな」
「~~~~幹久さん…ッ!!」
みるみる真っ赤になるこの可愛い奥さんをどうすればいいんだろう。
そうでなくても今日は、結婚式の為にいつも以上に着飾って可愛さ倍増だと言うのに。
小牧の顔が緩みっぱなしになる――――その横で、小さく堂上は溜息を吐いた。
本日の主役は自分だった筈だが、いちゃいちゃと仲睦まじい夫婦の横で、少しばかり居た堪れない。
まったく、プライベートでやってくれ。
そう思った矢先。
――――この話題一番の爆弾を落とすのが、まさかこれから妻になる郁だとは。
「――――それだっ、……イイね、それッ!!」
突然、スットンキョンな声で毬江に賛同する声を上げた。
……当然、皆はキョトンと瞬く。
「いっそのこと、あたし達の子が同級生になったら――――素敵だよね!!」

…………それって…………

と、皆が言葉に詰まる間に、郁は言葉を続ける。
「だってさー。今ならあたし達の子供達は、一緒に勉強したり、遊んだり出来るんだよー!! 同じ学校に行って……それって凄くない?!」
目をキラキラさせながら畳み掛ける郁は、恐らく皆が考えているようなことは考えていないだろう。
「王族だった家系も、司祭だった家系も、伯爵家も平民も、身分なんか関係なく、皆が一緒に育っていける世界――――差別のない世界だからこそ、あたし達の子供は対等で、一緒に机を並べて、遊んで喧嘩して、笑ったり泣いたり怒ったり……切磋琢磨しながら成長していけるんだ。
――――この前、児童教育の整備も始めたじゃない、すべての国民に教育が行き渡るようにって『学校』も設立し始めてるし…………あたし達の子供が就学する頃にはきっと『学校教育制度』が民衆にも定着して、一緒に過ごせる世界になってるよね?!」
一気に言い切った郁の言葉に――――皆も顔を見合わせた。
教育の平等を――――
手塚が掲げた共和国制度が徐々に定着してきて、身分制度のない社会へと、この舜国が少しずつ動き出している。
その新しい社会への希望を輝かせる郁の発言――――
未来を自分達の手で切り開いているからこそ、その喜びの大きさも感じる。
そう、……平民の堂上と伯爵家の笠原の婚姻も、今の舜国だからこそ為し得ることだ。
自然と皆の表情が和らいだ。
と、笠原の想像は更に斜め上へと鰻上りになったらしい。
「ねーねー、ひょっとしたら、あたし達の子供同士が結婚するとか……そんなことになるかもしれないね」
――――まったく、結婚式はこれからだというのに、どこまで先をいくのだろうか。
ふと、小牧と柴崎の目が合い、お互いにニヤリと意味深に口角を上げた。
「ちょっとぉ、子供の前にまずあんたでしょ! 自分がまだ結婚もしてないクセに、子供の結婚話とか片腹痛いわ! まずはちゃんと結婚して子供を作ることからよ。」
「笠原さんはもう子宝希望かぁ。これは堂上、頑張らなきゃね」
小牧は、言葉の途中から堪えきれずに失笑を始めた。それを受けて堂上は不機嫌そのものの表情になったものの、顔色の赤さは隠せない。
手塚は真面目な表情を精一杯作って、素知らぬふりを決め込んでいた。
なのに、笑顔の笠原から、また爆弾が投げられる。
「頑張りましょうね、堂上中将! あたし、痛いのもなんでも、とにかく頑張りますから!!」
ぶーっ、と完全に小牧が笑い転げた。柴崎も吹き出す。
毬江と、流石の手塚もこれには顔を赤らめ百面相になる。
恐らく、伯爵令嬢の郁のことだからこれまではこんな話すら聞いたことのない純潔で育てられ、婚儀にあたってようやく夫婦の契りの話などを聞かされたんだろうと思う。所詮は机上の話で――――実践は今日からと言ったところか。
「うるさい黙れ喋るなッ!!!」
一気に真っ赤になった堂上が目を吊り上げてそんなことを言うから、「ええええ――――っ?! 堂上中将はあたしとの子供が欲しくないんですか!」と笠原も負けじと声を張り上げる。
「~~欲しいとか欲しくないとかそういうことじゃなくてだな!」
「でもだって、欲しいなら堂上中将に身体を繋げてもらわないといけないって聞いたし、痛くても頑張らないといけないって……」
「……郁、いーく、っ」
柴崎も笑い死にそうになりながら、立ち上がって、ポンポンと笠原の肩を叩く。
「~~そっ、そーゆー話は、堂上中将と2人っきりの時に2人っきりでするもんなの! ~~まったくこの子ったら……この場の全員、笑い死ぬわ!」
「ええええ――――っ?! なななにっ、そんなオカシイこと、あたし言ったッ?!」
「~~言ってる言ってる、……それも含めて、今夜にでも堂上中将にちゃーんと教えて貰いなさーい」
柴崎の台詞に、堂上が唸るように「~~~~柴崎っ!」と睨んだ。
もちろんそんな堂上に柴崎は余裕の笑みを向け、「よろしくお願いしますねー、堂上少将」なんて言う。
手塚が居た堪れないように「~~~~おい…、そろそろ俺達も会場に行っとこう」と柴崎に声をかけた。
ホッとしたように毬江も小牧を促す。
「笑いすぎですよっ」と小牧に怖い顔をして見せる毬江だったが、怒った顔も可愛らしい。
柴崎は笠原に「じゃあ、後でね。……結婚しても、なんかあったらすぐにあたしのトコに来なさいよ。相談に乗ってあげるから――――でも幸せにならないと承知しないんだからね、わかった?」なんて言って手を握る。
笠原も「うん、…………ありがと、麻子」ってギュッとその手を握り返した。
なかなか離れない2人に、手塚がそっと柴崎の腕を引く。
「――――ほら、行くぞ」
「光の意地悪。……笠原との最後なのよ、もうちょっと待ってくれたって」
「~~最後ってお前な、どうせすぐに結婚式で…」
「結婚したら、笠原は『堂上郁』になっちゃうのよぉ? 笠原郁とはこれが最後――――」
「~~~~堂上郁も笠原郁も、同一人物だろうがっ!」
「郁は郁だけど、あたしの郁から堂上中将の郁になっちゃうのよ」
「~~笠原郁も、お前の郁じゃないだろ…っ!」
言いながら、柴崎と笠原の手をほらほらと軽く叩いて解かすと、柴崎の腰を取って部屋を出て行く。
「光のバカっ! ほんっとデリカシーのない奴ッ!!」
手塚に抱き寄せられるような体制でありながら、そんな柴崎の文句が聞こえた。
はぁ…っと堂上も溜息を吐く。
郁はクスクスと笑っていた。
「~~ほんと、手塚って昔っから麻子のことになるとすぐにヤキモチ焼くんだよねぇ。……麻子が手塚のこと、一番大好きって誰が見たってわかるのに」
「…………そう言う問題じゃなくて、それが男心なんだ」
「男心?」
答えずに、柴崎と握っていた郁の手を取ると、その甲に口付けを落とした。
郁の顔が一気に真っ赤になる。
「~~~~あ…っ、あああのっ」
「…………俺も男だからな」と郁の分からない理屈を呟いた後、ちょっと考えて――――堂上は何かを口にしかけた。
だけど何も言わずに立ち上がると、郁に手を差し出す。
その手を躊躇いなく取って郁も立ち上がる。
すぐに歩き出すかと思った堂上の足はなかなか出なくて――――やがて、断ち切るように、ようやく足を踏み出した。
郁も少しだけ遅れて足を運ぼうとした――――その時。

「…………絶対、幸せにする」

呟かれた言葉に、堂上を斜め後ろから見つめる。
照れているんだろう、思いっきり顰めたような難しい表情で――――だけど赤い顔。
理解した言葉に、ギュッと握る手に力を籠めた。
「……はい……」
踏み出す足は未来へと続く。
苦しい時も楽しい時も、悲しい時も嬉しい時も共に歩む。
自分達の足で、一歩一歩、その靴跡を刻んでいく――――

     *

「バーカ! バカ、バカ、バーカ! バカ光、笠原郁との最後の大事なひと時をぉ」
「…………大丈夫だ、どうせ明後日には会議で、また会う」
「そーゆーことじゃないのよ朴念仁! さっきも言ったけど、笠原郁とは今日が最後なのよ」
…………酒なんか飲んでない筈なのに、酔っ払いみたいに絡んでくる柴崎に肩を竦める。
「笠原郁も堂上郁も、どっちもお前の一番の親友であることには違いないと思うぞ」
手塚がそう言うと、柴崎は口を噤んだ。
俯いて、しばしの沈黙が通り過ぎる。
しばらくして、ポツリと柴崎の言葉が零れた。
「…………そんなの、わかってるわよ。郁はあの朴念仁が一番好きなの。それは知ってるし、わかってるわ。心から祝福してるのよ。でも…………」
「……でも……寂しいんだよな」
柴崎が頑として言おうとしないことを代わりに口にすると、ふいに大人げないキモチが湧いた。
グッと柴崎の腰を引いて、教会までの道の脇に逸れる。
「…………光?」
小牧たちからは絶対見えないところまで来てから、手塚は柴崎を壁際にして、逃げられないように挟み込んだ。
「――――なぁ…………お前は? お前は、笠原と俺と、どっちが一番なんだ?」
「~~~~な…っ、」
思わず自分でも僻みの籠った声音だと気付く。
でも、笠原の結婚が決まってから、悪阻でしんどい体調を顧みず笠原の結婚相談にはすっ飛んで行く妻を見ていて溜まっていたモヤモヤが一気に噴き出した。
笠原、笠原と笠原のことばかりになっていた妻に、自分の体調や――――俺の方を見て欲しい、なんていう子供みたいな駄々。
――――もちろん、手塚だって柴崎が手塚を大事にしてくれてることはわかってる。
もうずっと幼い頃から――――正面からはわざと向き合わないようにしていた麻子だけど、ずっと俺のことを見ていてくれていた。
忍びとなっても、ずっと俺の傍に付いていてくれていた。
わかってる、わかってるんだ。
わかってるんだけど、だけど、でも。
…………麻子の口から大事な言葉を聞いたのは、数度…………それも、俺が言わせたみたいなものばかり。
「……どうせお前より俺の方が、気持ちは強いってわかってるけどな」
ややヤケクソのように吐き出した言葉――――自分でもなんて陳腐なんだと呆れる程。
と。
柴崎の表情が一転して怒った顔になった。
「…………二度とそんなこと聞けなくしてやるわ」
言うなり、シャツを引っ張られたと思った時には口付けられる。
シャツの上から。
「~~~~ちょ…っ、おおお前ッ、」
アッサリと離された途端、思わず仰け反るように柴崎から距離を取る。
丁度心臓のあたりに、くっきりとシャツに柴崎の口紅の痕が付いてる。
「ん、キレイ」
「~~~~お前なぁ…ッ!! これから式なんだぞッッ?!?! どうすんだ、コレッ!!」
「あんたがバカだからでしょ。――――あんたはあたしのモンだっていう印よ。今日一日付けときなさーい」
花弁のような痕に満足そうに微笑んだ柴崎は、するりと手塚の横をすり抜ける。
「あーあ、あんたがバカなせいで化粧が台無しじゃない。式が始まる前に直さなきゃ」
「~~それは俺のせいか?!」
「そーよぉ、あんたがバカだから」
ふふ、と笑った柴崎の顔が、思いの外優しくて嬉しそうで、詰る言葉が引っ込んでしまう。
惚れた弱みだ。
「行こ」
そう言って背を向けた柴崎に慌てて足を踏み出そうとして――――

『郁は、あの朴念仁が一番好きなの。それは知ってるし、わかってるわ』

『わかってる』
…………笠原にとっての一番が堂上中将である、という気持ちが『わかる』
それって――――それってつまり、お前にとっての一番も、笠原じゃなくて――――……

慌てて、歩き出した柴崎の小さな手を取る。
「…………ごめん」
ハッキリと呟いた俺に、柴崎は目を上げて――――ふ、と笑った。
「仕方ないわね、あんた朴念仁2号だもんね」
キュッと籠められる力が嬉しい。
「あんたみたいなバカに付き合ってあげられるの、あたしくらいのもんよ。一生崇めなさいよね」
崇めなさいってお前な、と苦笑しながら、でも、『一生』なんだと顔は緩む。
素直じゃない麻子。
だけど、一生傍に居ようと言外に言ってくれてるのだ。
わかりずらくてややこしいけど、だけど麻子の気持ちはいつも真っ直ぐに俺へと向いてくれている。
手を繋いで歩く道。
「……俺、ちゃんとお前を幸せにしてやれてるかな」
そう言った俺に、麻子の歩みが止まり、見上げてきた。
目が合って――――互いをその瞳に映して見つめ合う。
「シアワセってね、誰かにしてもらうもんじゃないわ。『幸せになる』ものよ。あたしが付いてて幸せになれないとか有り得ないでしょ! ――――そんなこともわかんないから、あんたはバカなのよ」
口とは裏腹に、俺を包み込むような優しい目で麻子は微笑んだ。
引き寄せられるように、丁寧に流してある前髪を乱さぬよう気を付けながら額に口付ける。
「な……何、急に!」
「ありがとう、ってことだ」
「~~~~っ、くく口で言いなさいよっ!」
結婚式の時に気付いた柴崎の弱点――――恋愛沙汰で相手から先制攻撃を受けると、急に、ただの純情な可愛い女の子になる。
柴崎は空いている手でそっと額を押さえると、膨れっ面を作ってみせた。
だけど耳まで真っ赤になっている今は、突き出したその唇にキスしたくなる程可愛い。
急に可憐な乙女のようになった柴崎の様子に吹き出しそうになるのを堪えて、手をしっかり繋いで歩き出す。
柴崎も少し遅れて歩き出した。
2人で、並んで、歩いてゆく。
2人一緒に歩いてゆく。

たったそれだけなのに、どうしようもないほどの幸せを感じた。

「ずっと…幸せでいような」

零れるように言葉が溢れた俺に、
「あたりまえでしょ! ~~もうさっきから…………ホント、あんたってバカね」
いつもと同じ悪態が返ってくる。

ああそうか、
そうなんだ。
いつもの――――これが、幸せなんだ。
大切な人が傍に居て。
大事な人と共に歩んでゆく。
これが俺の、
たった一つの願い。



 < Fin >



********************



最初からお付き合い下さった方……本当に長い時間、こんなお話を追って下さって、本当にありがとうございました。
セオリー通りのハッピーエンド。
最後はお楽しみいただけましたでしょうか。
途中はなんだか面白くないシーンが多くて読むのがしんどかったかもしれません……すみません。
でも、こうして読んで下さる方が居たから、最後まで書き切ることが出来ました。
金曜日に覗きに来てくれる人が、いつもよりも少し多かったりすると励まされていました。
本当に本当にありがとうございました。

番外編、一応頭にあるのですが、、、、、
今年度、またもや、PTAの役員に当たってしまい、しかも広報の副委員長に…Σ(°Д°;)
クジ引きです…クジ運がね、とてつもなく悪いんです、私。
なのに、こーゆー時は大当たりとか、意味がわからん……(。≧Д≦。)
委員長さんは私以上にPCに弱いようなので、この1年はかなりそちらに手が取られます。。。
今でも、書く時間が激減なのに、更に書けなくなる…………ので、毎週更新していましたが、そろそろそれも無理かと思います。
一応、番外編は頭にあるし、書きたい……。
亀更新となるのが必然ですが、なんとか、書きたいとは思っています。
気長にお待ちいただける方は、お暇な時に覗きに来て下さいませ。
毎週ではなくなると思いますが、よろしくお願い致します。(深々…平伏m(__)m)

番外編もあることですし、今回はこちらをあとがきに替えさせて貰います。

書く前から、なかなか書けないことがわかってしまった番外編ですが、楽しいシーンがたくさんあるといいなぁ。
、、、、、でも、『背中合わせの二人』をもじったような話なので、嫌なシーンがあると思います。嫌なところはスルーするなり回れ右するなりして下さったらいいですからね。
私としては、この番外編まで、ちゃんと書き切りたい想いだけです。。。
ちゃんと最後まで、書けますように…!

では、もうしばらく、この舜国パラレルワールドの手柴とお付き合いいただけることを祈りつつ、今週はこれまで。
本当に、ありがとうございました。






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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(9)  |  EDIT  |  Top↑

★そう言って貰えると報われます:*:・(*´∇`*)・:*:

しおしお様

毎週読みに来て下さったんですね!!!
ありがとうございます!!
そんなふうに見に来て下さってくれる人が居たことにジーンと感動しちゃいます。

> 「手塚を守る柴崎」というコンセプトでしたが、(以下略)
そうなんです、まさに、そうなんです!!! もうそこを改めてそう言って貰って、ちゃんと書けてたかな、と安心しました!
手塚を守ることが、柴崎にとって生きているすべて。
そういうお話になりました。
なので、7,8歳で呪詛にかかってからの10年は、その想いだけが柴崎の命を繋いでいたんですよね。
柴崎にとっては、王宮に引き取られてからは、手塚だけが自分を晒せる唯一の人で(郁ちゃんもそうでしたが、郁ちゃんは王宮住まいではなかったので)、だから手塚に対して本当に一途に育ったなァ(笑)
でも、身分の事や、自分の生い立ちが遊郭だったせいもあって、原作以上に手塚への恋心を否定しまくって駄目だと思い込んでいた柴崎でしたけど((((((^^;)
出来るだけ原作のキャラクターをそのまま持ってくるつもりで書くのですが、やはりお話の中の手塚や柴崎には、お話の中の設定があるわけで、そういう意味で、やっぱり原作の手塚や柴崎とは違ってきます。
柴崎は本当に自分を犠牲にして、身を挺して守るし、そのことに疑問はない。自分の想いは叶わないと思っているから、手塚に対して素直になることもない。
一方で手塚は王族に生まれ育ったので、原作よりは自分の意見が通る環境の人です。元々の性格に加えて、精鋭部隊に入ってからの経験もあるから、ふんぞり返って威張ったりはしないですけど(ふんぞり返って威張る手塚って想像出来ない(笑))、それでも原作よりは自分の意見をいうことに頓着はしないし、原作よりも柴崎に対して強気に出るのは、そういう生まれ育ちがあるからかなって思っています。
そういうところは、原作の手柴を大事にしていても、やっぱりお話独特の手柴になっちゃうので、需要が少ないのは私自身わかってるんですけどね((((^^;)
でも、しおしお様に、このお話も良かった!と言って貰えて本当に嬉しいです!!!
パラレルは、設定から何から全部自分で考える分、やっぱり書けば書くほどに思い入れが深くなるんです。
やなシーンとかになっちゃって、自分でもなかなか筆が進まないなー(--;)って思うトコロがあっても、でも、想い入れは強くなったりとか(苦笑)
なので、楽しんで読んで貰えると本当に嬉しいです!!

しおしお様も言ってくださったみたいに、
> 手塚は手塚で、柴崎さんへの想いが、手塚の強さになりましたね。柴崎さんを守るため、柴崎さんの命をつなぐため、想いの強さを武器に戦って新たな世界を切り開いていくみたいな。
そうなんですよw
手塚は、柴崎への想いが、自分が切り開いていく未来を掴む道しるべになりました。
だから、全部捨てても、柴崎と一緒に、柴崎と同じ視点で生きていく道を選びたかったんだと思います。
でも、全部捨てても、柴崎だけは離したくなかったんですよねー(笑)
そこは王子様育ち(笑)
どうしても、というところだけは譲れない(笑)
というわけで、んっとにもう、何度も何度も恥ずかしげもなく、よく柴崎に告白(笑)
しおしお様も仰るように、モロ「押せ押せ」(笑)
そして、こういう展開に、このお話の柴崎はまったく慣れてない…………というか、このお話の柴崎はモテたことがないんですよ!
だって王宮に子供は手塚だけだったし、呪詛を受けてからはずっと影で忍びとして生きていたので★
だから、手塚が強気に出たら、タジタジなんです(笑)
普段は強気なキャラを出来るだけ作っているこのお話の柴崎ですが、このお話の柴崎は恋愛音痴に近いので(笑)もう太刀打ちなんて出来ないですよねー(笑)
というわけで、本当にそういうところまで、しっかりと読んで下さって、本当に嬉しいですww
ありがとうございました!!!

番外編、明日は出せそうですが、明日に締め切りの原稿が上がって来るので、来週はちょっとわからないです……ごめんなさい。
最近、仕事も増えて来たし、自分のキャパを超えて来てるなァ……と思ってたところにPTAなので、本当にちょっと、これまでの中でも最悪な感じです。
でも、書きたんですよねェ……処女の柴崎と童貞手塚(笑★ソコ?)

番外編は、出来るだけ嫌なシーンは一瞬で終わらせたいと思っていますので、また待って下さると……励みになります!!
よろしくお願いします。:*:・(*´∇`*)・:*:
いつもいつも、本当にありがとうございます!!!

ツンデレラ |  2018年05月24日(木) 14:56 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2018年05月22日(火) 23:57 |  【コメント編集】

★ありがとございました!!

ちび犬様

ありがとうございます、ずっと読んで下さって、本当に嬉しいです!!
このお話も無事に完結出来て本当にホッとしています。
でも、番外編まで書き切りたい…!!
番外編まで全部書いて、このお話の本当の完結だなって思ってますw

PTA、ちび犬様もお疲れ様でしたー!!
私も、小学校のPTAは会長やって免除権獲得で安心だったのですが、今回は中学校……でも、今回役をしてまた免除権獲得できそうなので、頑張ります!!
なんだかんだでPTA活動って負担にはなるのですが、友達知り合いも増えますし、前向きに考えていこうと思います!!

なんとか、時間作って番外編まで書き切って完全完結を目指すので、またコソコソと(笑)読みに来て下さると嬉しいです!!!
コメント、拍手、ありがとうございました!!!


ツンデレラ |  2018年05月19日(土) 07:35 | URL 【コメント編集】

★一気読み、ありがとうございました!!

キャン様

ありがとうございます、一気読み!!!
結構全話読むのに時間掛かりませんでした?
長い長い話でしたから★
まぁ『ひとり寝る夜~』の半分以下ですけどね!(苦笑…(((((((^^;))
全話に拍手を下さったのがキャン様かな、と拝察ですが……読むの早いですね!(笑)
でも、拍手下さると勇気出ます(笑)
ありがとうございます。

> 文章が脳内再生(映画みたい)されるのですが今回は臭いも何となくしてきてドキドキしました。
凄い……脳内再生、凄いです!
ホントですか、臭い……不快な気分満載にしていないか心配です。
そうですね、言われてみれば『ひとり寝る夜~』よりも結構血みどろの話になりましたね★(((((--;)
かなりみんな大怪我してますしね…。
相手が妖魔だったりすると、現実味がなくて、意外に書けちゃうのかも私(苦笑)
でも映像で見たらダメかもしれないですが……(って勝手だな★)
キャン様の豊かな想像力や行間の妄想補完のお蔭で、キャン様の中で凄い映像になったと思います。
いつもありがとうございます!

> 手塚の素直な性格が眩しい(笑)
ですねー。
特にこのお話の手塚は王子様育ちだし、素直なそのまんまで、原作よりは周囲に気を遣うことは少なく大人になっていると思うので、ホント素直(笑)
逆に言うとこのお話の柴崎は、本当に影に影に……に徹底してるので、このくらい素直な手塚でないとどうしようもなかったかもしれません。
そのあたり、手柴って、お互いの補完が勝手に出来てしまうのかなー。あんまりそこまで意識して書いてなかったんですが、そういうことかなって今思っちゃいました(笑)
影に徹する麻子だからこそ、このお話の手塚は真正面から自分からぶつかって行ったのかなって。
このお話の手塚が「……知ってると思うけど」では、きっとくっつかなかったと思うし(苦笑)。

> 麻子のバーカって大好きって聞こえますよね。
聞こえます!!
大好きなんですよ、『手塚のバーカ』っていう柴崎ww
『手塚が好き』って言ってるようにしか聞こえないww
なんなんでしょうね、この独特の言い回しっていうか雰囲気って言うか…………いやもう、でも手塚もなんとなくわかってるから、麻子に「バーカ」って言われてもそんなにムッとしないんですよね(原作でも言えると思います)
原作の「プリティドリンカー」はもう、柴崎の台詞が全部「好き好き」言ってるようにしか聞こえないのに、朴念仁2号だからまったく気付いてないっていう典型ですよねぇ。
絶対あそこで、普通なら付き合うことになってると思うのに。
そうならないじれったい2人がまた愛おしいんですけどねww

> 郁の天真爛漫な所は手塚、麻子の少しひねくれた気持ちも真っ直ぐにしますね。
郁ちゃんはね、やっぱり図書戦の主役です。
なんだかんだ言って、皆のフラッグシップなんですよね。
郁ちゃんの真っ直ぐな想いがあって、だから手塚も柴崎も、自分の思いに真っ直ぐになる。
天真爛漫なところが、周囲を巻き込んでくれるんでしょうね。
いつも自分でも書きながら「…流石主役だわー」って思うことになることの多い郁ちゃんです(笑)
番外編は、郁ちゃんはほとんど出番がない(予定)なので、、、大丈夫かな?(汗)
2人で頑張って乗り越えてくれればと思っています。


キャン様はもう子育て一段落なんですね?!
うわ~~凄い。まだ小学生もいる我が家なんで、大先輩です!!
地域の役は旦那に……はセオリー(笑)
でも、結局細々としたことは主婦が動かないといけないこともあるので、お互い頑張りましょうね!!
コメント、ありがとうございました!!
全話看破もありがとうございました!!(笑)

ツンデレラ |  2018年05月19日(土) 07:29 | URL 【コメント編集】

★原作、ホントに好きなんですw

ぽの様

ありがとうございます、毎週覗きに来て下さってたんですねー!本当にありがとうございます!!
原作がやっぱり、本当の手柴だと思うし大好きなので、どうしても似たようなシチュになりそうな展開になると、原作の場面が頭に浮かぶので、原作シーンをもじったようなシーンもちょいちょい出て来ちゃいます(笑)
やっぱりね、原作のあの二人の独特のやり取りに勝るものは何もない。
そんな原作のシーンをもじれるなんて、もじりながら私の頭は書いてる文章よりもっと悶えてます(笑)
ホント、原作の2人のやり取りは神だと思うんですよねー!w

> ツンデレラさんの書く手柴はかわいくてピュアでなんか抱きしめたくなる(笑)
そんなこと言われると本当に嬉しいです(*^^*)
このお話の手柴は、本当にピュアなので、その辺りはトコトン追及出来て楽しかったです!(笑)
番外編では、本当にピュアピュアな2人全開になるかと思いますので、また覗きに来て下さると嬉しいです!!
まぁピュアピュア過ぎてドン引かれるかもしれませんが(苦笑)、それくらいピュアですこの2人(笑)
番外編、私も書き切りたいので、頑張ります!!
とりあえず、フリーの日が週に何日かあるといいんですが、今週一あるかないかな状態なので、、、、、書きたーい!(苦笑)
亀更新になるかもしれませんが、番外編も書き切る意気込みはありますので、お付き合い下さると嬉しいです♪



ツンデレラ |  2018年05月19日(土) 07:03 | URL 【コメント編集】

★最初っから最後まで、本当にありがとうございました!

ママ様

そうなんです、広報での役はサイアクだなーって思いました(((((^^;)
広報誌の作成は取材、印刷業者とのやりとりがあって一番忙しいんですよねー。まぁでも本部役員に比べれば全然大したことないのでしょうけれど。
壁新聞も年1回ですが作らなくちゃいけないし、今はちょっと頭がそちらにスリップしてます……。
という愚痴はともあれ、最後までのお付き合い、本当にありがとうございました!!
ママ様のコメントを毎週楽しみにしていて、でもコメントを残して下さるかどうかは確証のないものですから、「……今回はどうかなー」と毎回ドキドキしながら心の中では密かに待っていました(笑)
言ってみれば毎回、告白を自分からしておいて、その返事をドキドキと待ってるような感じ!!(?笑)
最初からずっとで、途中はあんまり面白くない回や好きじゃないシーンもあったと思いますが、本当にありがとうございました!

> 堂郁の結婚が最後というのはやはり共和制になったとはいえ……
そうだと思います。笠原母はやっぱりねぇ……。家柄、血筋、財力は必須、と思っていると思います。
ないよりある方がいいに決まっているでしょう!!(by母談)と触れ回っていると思います。
笠原家の護衛に付くことも多々増えた堂上さんは、その辺りの笠原母の様子なんかを見つつも、笠原父の信頼はもう既に勝ち取っていて、今日の結婚式を迎えたんでしょうねェ。
この日にはもう(このお話の笠原母は)堂上さんは郁の王子様!と笠原母も思っているので、すっごくいい式になったのではないでしょうか。

【> 堂上さんが身を呈して庇ったのを間近で見たらそりゃもう脳内お花畑でしょう(笑)】
いや~~もうこの表現が堪らなく爆笑でした!!上手いッ!!
脳内お花畑……うんうん、本当にその通りですよねー!!
結局、郁ちゃんの夢見がちな乙女思考や結構意固地になるところなんかは、母譲りですもんね。
似たモノ親子(もちろん幸せを求める、その幸せの根本は違っていましたが)なトコロもあるので、堂上王子を見たらもうコロッと結婚赦しちゃいそうだなー(笑)と思いましたです(笑)

> あそこで[あなたも旦那さんに尽くしなさい]とでも言ってたら
これは、意外に言えないんでしょうねぇ……自分が尽くしてないから……(苦笑)
「女は……」って固定観念は強いくせに、でも堂上父は穏やかでそんなに強く出ない人だったので、そこまで自分を押さえてもいない生活をしてそうです(苦笑)。旦那さんが自分の考えと違うことを子供としていたら、めちゃめちゃ怒ってそうですし(苦笑)。
そのあたりが、寿子さんの矛盾(?)かもしれないですよね。

郁ちゃんは、この時点ではまだ知識のみ……実践は今夜(笑)
堂上さんがみっちり教えると思いますよー!!そりゃもちろん、別冊Ⅰのように(笑)

> 柴崎誘拐のお話は番外編ででしょうか。
そうです、番外編です。
そして、ほぼママ様の想像通りのお話です(苦笑)
いやもう、ママ様にはどこまでお見通し?!と、その洞察力にめちゃめちゃ畏怖を感じます。
ママ様凄過ぎ(笑)
まぁそんな感じの話になりまーす。もうバレバレなのですが、もしよければまたお付き合い下さい。
自分の頭の中のネタとどこまで一致するか検証!……とか?(苦笑)
いやもう……いつも思いますが、ママ様の着眼だったり発想だったりの凄さに目を見張ります……。

> 堂上さんの階級が少将だったり中将だったり。
これは説明不足で、郁ちゃんと柴崎は原作でずっと「教官」呼びだったので、この二人は階級上がってもつい昔のまんまの呼び名になってそうだなぁ、と思って(結婚直前くらいに昇進した予定になってたんです)、この二人は「少将」呼びで、手塚とかはちゃんとしてるから「中将」呼びはワザとそうしていたんですが、考えてみれば「教官」と違って「階級」はやはりちゃんと昇進したら昇進して呼ばないととてつもなく失礼!だと思うので、中将に統一することにしました!!
「教官」とは違いますし、郁ちゃんも軍隊に所属してるんだから、昇進した上官を以前の階級で呼ぶなんてそんな失礼なことは絶対しませんものねー。
ありがとうございます!!
というわけで、その点は時間ある時にコッソリ変えておきますね(笑)


ツンデレラ |  2018年05月19日(土) 06:54 | URL 【コメント編集】

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 |  2018年05月18日(金) 17:59 |  【コメント編集】

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 |  2018年05月18日(金) 17:37 |  【コメント編集】

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 |  2018年05月18日(金) 09:00 |  【コメント編集】

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