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2017.05.10 (Wed)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.59~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.59~ ≫背中の靴跡シリーズ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.59~ ≫背中の靴跡シリーズ


なかなか思うように尻尾を掴ませてくれない杉谷に苛つきそうになるが、麻子の姿を思い出して気持ちを落ち着ける。
東京に戻ってきてそろそろ5日になる――――麻子にまた花を贈ろうか。
そう思いを馳せ花を思い浮かべれば、こちらとコンタクトを取らせてくれない杉谷への苛立ちや焦りが少し治まる。
――――離れてても、麻子の存在は絶大だな。
意外に、現金な自分なのだと知って、苦笑した。


俺は1週間程柴崎家に滞在させて貰い、麻子の様子が落ち着いたことを確認して戻って来た。
朝から大騒動だったあの日、病院でしっかりと検査をして貰って(俺も付き添ったのだが、CT検査など一人きりになる検査は止めてエコー検査などで代用し、麻子の傍には俺か柴崎の母が必ず付いていられるような配慮をして貰ったので滞りなく検査を受けることが出来た)なんとか自宅療養でもいいとの許可が下りた。本当は1週間程度の入院は必要なんだけど、と病院の医者からは言われる状態ではあったのだが(脱水や衰弱のために腎機能の検査値を始め不安な要素が何個かあった)のだが、宮澤医師も1週間程は付き添うからと口添えしてくれたので許可が下りたのだ。病院という場所が麻子にとって精神的苦痛を伴うことを知っている宮澤医師ならではの口利きだったと思う。
そんな体調への俺の不安を他所に、麻子は必死に体力の回復に努めようと頑張ってくれた。
衰弱した身体で最初は起き上がることも大変そうな麻子だったけれど、柴崎の母の手作りのご飯(といっても最初は重湯からで、ようやくお粥が食べられるようになったのを見てから俺は戻って来た)を口にするうちに少しずつ体のふらつきも治まってきて、1週間が経つ頃には自分の身の回りのことを介助なく自分でちゃんと出来るようになった。――――そこには生きる意志があり、早く良くなろうとする麻子の気持ちが滲み出ていて、麻子のそんな様子に嬉しい反面、無理をしていないか体調を崩さないかと心配もあって、無茶するな、ゆっくりでいい、が俺の口癖になっていた程だ。
そして、そんな麻子を見て宮澤医師が「光さんが居ると柴崎さんは別人のように可愛いな」なんて言うもんだから、更に俺はヤキモキさせられた。――――大丈夫だとは思っているが、まだ麻子から正式にプロポーズを承諾されたわけじゃない。
麻子の指にはすっかり大きくなってしまった指輪。
買い直そうかと提案した俺に断固拒否して、挙句にまだ承諾してないとまで麻子は言い張り、だけど、指輪はチェーンを通してネックレスのようにして身に付けてくれている。
とはいえ、誰が見ても明らからなように麻子の指に嵌めておきたいっていうのが俺の希望なのだが、麻子は頑なにそれは拒否して、俺のプロポーズの返事は指輪が丁度指に嵌まるようになってからもう一度ちゃんと考えたいと、だからそれまで待って欲しいと言った。そう言われたら、今の麻子の頑張りを無視して新しいものを贈ることは出来なかった。
今のやつれ果てた身体を麻子が元に戻したいと頑張るならば、俺はその麻子の頑張りを支えてやりたいと思うから。そして口だけでなく本当に頑張っている麻子を目にして、今の麻子に合う指輪を敢えて贈りたいという気持ちは所詮今だけの自分の勝手な驕りでしかないのだと、そう思わされたからだ。
5日して再検査すると、心配だった項目の値もほぼ正常域に戻っていると言われて胸を撫で下ろした。
宮澤医師が一足先に東京へと戻り、俺も2日後には戻って来た。
今は金沢の方が麻子の身は安全だと判断し(もちろん地元警察の巡回やSP達には付いて貰ったままにしている)、その一方で杉谷の疑惑を麻子が安全なところに居るうちに暴いておきたかったからだ。
今回はちゃんと麻子にも話をして、こちら側で何か動くようなことがある時には絶対に麻子の耳にも入れる約束もした。――――もう二度と、麻子に隠して動くようなことはしない。

最後に見た麻子の姿が忘れられない。

駅まで見送りに来てくれた柴崎の母と麻子。
身体が冷えないように寒くないようにとロングコートをしっかりと羽織って、ぐるぐると巻いたマフラーで顔の半分ほども埋まるんじゃないかっていう装い。駅のホームまで来ると、麻子の口数が急に少なくなった。
気を付けてね、と辛うじて掠れた声で言ってくれたのに触れたい気持ちが湧いて、お前こそ無理すんなよ、とそっと頭に手を置いたら、マフラーに鼻を押し付ける程俯いた。
名残惜しくて後ろ髪を引かれて堪らなかったけど新幹線に乗り込んだ俺に、慌てて顔を上げた麻子の顔は、ジッと見つめる大きな黒目が少し濡れていて、鼻先が赤くなっていた。
――――正直、新幹線から飛び降りて、やっぱり傍に居る、と言いたかった。東京に戻ることを止めたくなった。
必死に堪えて、電話する、と言った俺の声も掠れて情けなかった。
頷くこともせず、ただただジッと見つめるだけの麻子だった。
抱き寄せてキスをして、離れたくなかった。――――必死に堪えて言葉に替えた。
「何かあったら呼べよ。すぐに飛んで来るから」
そう言うのが精一杯。胸に込み上げてくるもので俺の声帯も塞がれてしまう。
言葉もなく見つめ合って、柴崎の母の言葉もあまり耳に入ってこなかった。
扉が閉まって、麻子の目が更に大きくなった。
ふいに瞳に盛り上がって来る綺麗な滴。
動き出す列車の中で、麻子の瞳からぼろりと零れ落ちたのが見えて、扉を叩いた。
列車が走り出して麻子が見えなくなる。
くそ…っ、と思うけれどどうしようもなくて、抱き締めてやれない自分の不甲斐なさにずっとデッキに佇んでいた。
次の駅で降りてとんぼ返りしたい衝動に駆られたけれど、麻子を一刻も早く無事に安全に『柴崎麻子』として生きていける場所を確保してやることが大事なんだと自分を必死に説得した。麻子が東京よりは安全と思われる金沢にいるうちに、なんとかそれを成し遂げる――――それが麻子にとっての、俺にとっても一番大事なことだと言い聞かせながら流れる景色に泣きたくなるのを堪えた。

東京に降り立って一番に俺がしたことは、いつもの花屋に駆けこむことだった。
涙を零した麻子の気持ちが少しでも癒されるように一刻も早く花を贈りたいと必死に頭を下げた俺に、俺のことをよくわかってくれているいつもの花屋の店員は、石川県に居る知り合いの花屋に頼んで今日中に送り届けて貰いましょう、と言ってくれた。
いつものように麻子の香りに似た花を店員が伝わるように電話口で説明しながらオーダーを入れてくれる。気心の知れた知り合いらしく、やり取りもスムーズでホッとした。
メッセージを尋ねられ、考えた挙句に、恥ずかしいけれどお願いした。

絶対に迎えに行く。
それまで待ってて。

――――それはおれの決意でもあった。
麻子が頑張って体調を回復させている間に、俺は杉谷の尻尾を掴んで封じたいと。
麻子が無事にここに帰って来れるように。
麻子が安心してここで生きていけるように。

図書隊の方に顔を出して報告したら、皆が微笑みながら労ってくれた。
進藤はニヤニヤしながら「――――んとに、手塚はすぐに顔に出るな」なんて訳のわからないことを言って引き笑った。「――――ようやく手塚も落ち着いたね」と小牧が言い、「手塚、今日はいい顔してるよ! いつもより男前に見える」なんて笠原が親指を突き出しながら偉そうに言う。
「うるさい! お前は人の顔のことばっか言いやがって!」
「えー! なんで文句なのよ?! 男前って言ってあげてんのにっ!!」
「笠原さん。笠原さんが男前なんて手塚を褒めるから、手塚を労おうとしてた堂上が不貞腐れちゃったよ?」
「小牧ッ!! 勝手なこと言うなッ!! そんなことで誰が不貞腐れるかっ!!」
「え、堂上だけど? 今明らかにムッとしてたじゃない」
小牧はくくく、と上戸に入り、堂上は「してないっ!! お前は勝手なことばかりほざきやがって…ッ!!」と姦しい。――――姦しいけれど、温かいこの場所に気持ちがホッとする。
堂上に「お疲れ。今日はゆっくり休め」と肩を叩かれて図書基地を後にした。
自宅に戻って麻子に電話をしたら、開口一番に麻子は俺を詰った。
「気障」って。
すぐになんのことか合点がいき、「ちゃんと届いたんだな、花」って確認したら「……『今日中』って自分で注文したんでしょ。お花屋さんがそう言って届けてくれたわ」なんて不貞腐れた声で返って来る。でも、その不貞腐れた声はおそらく泣きそうになるのを堪えてるからだとそう思った。
だから気持ちが素直に零れる。
「離れて…………離れるのが、辛かったから……」少し恥ずかしくも言い訳染みた俺の言葉に、突然、電話の向こうで麻子が無声音で泣き出したのがわかった。息を詰める気配、しゃくりあげるのを堪える沈黙。――――なんで今、抱き締めてやれないんだろうともどかしかった。堪らなくなって時刻表を見る。明日の朝一番に石川に向かう新幹線…………。もしも俺と離れて麻子が発作を起こすようならば、本気で飛んで行くことも考える。
しばらくして落ち着いたらしい麻子の濡れた声が、意地を張って言う。
「――――迎えに来なくていいから……」
言われて少しムッとした。遠回しにプロポーズは断るという意味なのだろうかと勘繰った。
「――――絶対、迎えに行く。俺はお前以外考えられないんだからな。お前が断ったって、お前の気持ちが俺から離れたんじゃない限り、俺は絶対諦めないから!」
ムキになって言い返せば、電話の向こうで麻子が息を呑む気配。
互いに顔が見えないから、どう言えば麻子にわかってもらえるのか言葉を探す。――――と、電話の向こうでしゃくり上げる気配がした。慌てて時刻表を確認する――――朝一番で石川に着く新幹線は…………。
俺が口を開こうとしたら、麻子の声が耳に飛び込んで来た。
「…………迎え、に、来…なくて、いい…………」
「っ!! 絶対行く…ッ!! 行くからなッ!! ~~~~とりあえず…、」
「~~いいッ! いいって言ってんの…ッ!!! いらないの…ッ!!!」
「麻子っ!!!」
「……だって、あたし、が…っ、元気、に、なってッ!!! あ、あああたし、が行くんだから…ッ!!! あたし、が、東京……に、帰る……からッ…!!! だ、だから……それまで、待ってて…ッ!!!」
「…………か……え…………って……、へ?」
我ながら間抜けな声が出た。
麻子の言葉が体中に反芻する。

あたしが東京に帰るから、それまで待ってて――――……。

それは。
それは、麻子がここ(東京)に戻って来たいと思ってくれてるってこと……。
ここ(東京)が、麻子にとって大切な場所だということ……。
――――そういう…………ことだよな?

ふいに感動した。
胸が熱くなって、麻子の強さに惚れ直す。

死にかけた場所。
死にたいと思った場所。
辛く悲しい想いをたくさんしたこの地(東京)だけど、それでもなお、麻子にとって「帰る」場所だと言ってくれた。麻子の居場所はここ(東京)だと言ってくれた。
感動で胸がいっぱいになった俺に、麻子がしゃくり上げながら詰り寄る。
「~~い…、いーいっ?! わかった?! あ…たしが、あんたのとこに帰るんだからね…っ!!! 間違わないでよね…ッ!!!」
――――どこまで可愛すぎるんだよ? 
こんな告白されたら、待つしかない。待つしかないのに今すぐにでも飛んで行って抱き締めてキスしたい衝動に駆られる。
グッと拳を握り締めて堪えた。
「……ああ、わかった」
そう言うしかなかった。待ってる、と言うしか。
でも心の中で誓う。
お前が戻ってくるまでに、お前が安全に生きていける場所を絶対に取り戻しておくと。
杉谷と事件の関係性を明らかにして手立てを打つ、と決意を新たにする。


だけど、思うようにはことは進まなかった。
優哉から聞いた杉谷の事件への関与は、杉谷自身の証言で撤回された。
大蔵優哉という人物によって陥れられようとしている、と杉谷は主張したのだ。
確かに杉谷の元に大蔵優哉が雇って欲しいと頼みに来たことはあったが、杉谷はそれを拒絶したとのことで、その恨みなどから杉谷に罪を被せようとしたのではないかと大蔵優哉に対する虚偽の疑いすら告白した。杉谷が大蔵優哉を雇わなかった理由の一つに不審な行動や言動が見られたことを上げており、彼はひょっとすると薬物患者なのではないかとまで言い出す始末だった。
――――が、確かに大蔵優哉の毛髪から薬物使用経験があることがわかった。
警察としては優哉の証言を証言として取り上げにくい環境となった。
当然薬物所持として大蔵優哉には捜査の手が伸び、住居からも薬物が発見されたという……。
麗華は驚いていた。
付き合っていた時にそんな素振りはなかった……と。
だが証拠として現物で押収された薬物を前には無意味な証言だった。
杉谷は一転して被害者扱いで、誤捜査をした警察が糾弾される羽目になった。
迂闊には手が出せない…………。
兄を経由して杉谷との接触を試みたが、兄をもってしても杉谷からの返事すら得られなかった。
完全に俺達が接触しようとしているのを拒絶している。
手も足も出ない…………。
歯噛みしたい苛立つ状況となっていたが、1日の終わりに入れる麻子への連絡のお蔭で気持ちを落ち着けることが出来ていた。――――状況を整理することが出来たし、麻子の意見も聞ける。
総じて今は動くな、ということになるのだが、警察の状況や兄の杉谷への接触の経緯を聞いた上での麻子の冷静な判断とその判断理由に、俺自身も冷静に受け止めることが出来た。その上で、こんなアプローチはどうだろうと相談を持ちかければ、それに対する冷静な第三者的視点からの返事が返って来て判断材料にもなる。
…………声が聞けるだけでこんなにも違うのだと、我ながら苦笑せざるを得ない。
だけど、麻子の声、麻子の言葉に耳を傾ければ、今のどうにもならない絶望的な状況の中であっても、今のこの冷静な思考や判断がいつかは役だって杉谷へ打ち込める何かになる筈だと、そう自分に言い聞かせることが出来るのだから現金なものだ。
兄からのアプローチにも杉谷が無反応であることを落胆しながら伝えた時も、麻子はやっぱりね、そうだと思ってたわよとアッサリと受け入れて受け流した。麻子の言からすれば、兄をもってしても動かないのならば今は誰であろうとも杉谷に動く意志はないのだろうということだった。――――俺としては、兄から杉谷の義父である文科省副大臣の柳川に連絡を取って貰い便宜を図って貰ったらどうだろうと思っていると伝えると、少しだけ考えた麻子は「多分無理ね」と一刀両断だった。柳川の伝手であろうとも、今、杉谷と面会することは出来ないだろうとただただそれだけだ。
くそ…っ、と頭を抱えた俺に、麻子は「光。――――『待て』よ、待て」と軽口を飛ばす。
そんな麻子だから俺も苦笑するしかなくなるのだ。
「『待て』ってお前な。……俺は犬かよ?」
「可愛げのない犬だけどねー」
「お前な……。仮にも好きだと思ってる男に向かってそれはないだろ?」
「そう? あたし、光と知り合ってから犬もいいなって思うようになったんだけど?」
サラリと言われて、言われた内容は散々なのになぜか少し顔が熱くなるから困る。
「…………お前な。……今のは褒めてんのか貶してんのか、どっちだよ?」
「あれ? 今ので褒められてるって思うあたり、あんたもめでたいわよねー」
結局は俺をガックリさせておいて、麻子自身はコロコロと笑う。
――――まったく中っ腹だよホント。
だけど俺の口元は緩むんだから、惚れた弱みってヤツは始末が悪い。
「思ってたより気が短い大型犬ねー? 『待て』も出来ないんじゃ仕方ない――――明日、あたしそっち行くわ」
「……………………は?」
ただの悪態だと聞き流してしまいそうになって、慌てて耳を疑う。
「~~~~はあ…ッ?! ちょ…っ、なななに言って――――ッ!!!」
「朝一はキツイからお昼前くらいに行くわ。光は仕事してていいわよ、図書隊に居るわよね? タクシーで関東図書基地に向かうから迎えに来なくていいわよ」
「~~~~ちょちょちょ…ッ、ちょっと待てッッ!!!!!」
「『待て』ってあたしは犬じゃないしー?」
「いやその話じゃないだろッ!!! お前なに言って…ッ!!!」
「あらだって、杉谷のヤツとコンタクト取れないんでしょ? ここはやっぱりこの麻子様の灰色の頭脳が必要じゃなくて?」
「~~自分で灰色の頭脳とか言うな! ~~じゃなくて…ッ!! 知恵貸してくれるだけでいいんだから電話で十分だっ!! こっちに来る必要はないだろッ?!」
「…えー? 光はあたしに会いたくないんだ?」
「~~~~ッ…!!! バカッ!! んなわけあるか…ッ!!!」
そこは力が籠ってしまう。そんなの会いたいに決まってる。
ふ、と麻子が小さく笑った気配がした、と思ったら、軽い口調で会話を閉じた。
「じゃあそーゆーワケでー。んじゃ、明日ね」
「麻子ッッ!!!!!」
俺の呼びかけに応えることなくアッサリと電話が切れる。
急いで折り返したのにまったくの無視。
柴崎の実家にかけても、家の電話のコンセントでも抜いてるんだろうか、まったく無反応でお手上げだ。
~~~~くそ…ッ!!!!! あいつは…ッッ!!!!!
苛々と時刻表を確認して、今日の最終はもう間に合わないと歯噛みする。
明日の朝一番で向こうに行って、とにかく麻子を説得しないと!!!

もう花を贈るどころの話じゃなかった。

     *

そして、花を贈ることなく麻子は今、ここに居る。



……To be continued.







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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

★【帰る場所】

ママ様

> 柴崎も柴崎で近くに隣にいる事が当たり前になって帰ってしまう事にお得意の軽口さえ叩けない
…ありがとうございます!着眼点が!まさに私がこの回で一番書きたかったシーンです♪
ホームでジッと見つめ合ってて、扉が目の前で閉まって電車は出発…………と、それだけのシーンなのですが、そこで、ポロッと泣く柴崎がどーしても書きたかった!(苦笑)
いやもう、そのシーンを頭に想像したら書かずにいられなかったシーンです(笑)!話的にはどーでもいいシーンなんですけどね、書かずにおれなかった…!(苦笑)
柴崎はこれまで、ずっと【自分が手塚を切らなきゃいけない、手塚を自分から解放しなくちゃいけない】との思いはあったのですが、【自分が手塚に置いていかれる】パターンは実は初めてで…………それを実際【される側】になった時に、柴崎らしからぬ動揺に、言葉も出ないくらい(口を開いたら【行かないで】って言ってしまいそうなくらい)手塚に離れて欲しくなかったんだろうなァ…と思います。
もちろん、自分の置かれている立場もわかってるし、手塚は手塚で仕事もあるわけで、柴崎は絶対に【行かないで】とは言えなかったんだと思うけど…………書いてないけど、手塚が帰った後の5日間は柴崎にとってもとても手塚の大切さを思い知った5日間だったんじゃないかと思います。
傍に居られない寂しさも相当だと思うし、柴崎自身が、ようやく決意することが出来た5日間だったのかも………【手塚の傍にいること】を決意したのでは、と思ったり…………ああでも柴崎はややこしいので、どの程度どうなのかは難しいのですが((((^^;)

> 帰る。行くじゃなくて帰る。手塚のいる場所が柴崎にとっての帰る場所。
そうなんですよね(*^^*)
ようやく、柴崎もわかったんだと!!
確かに家族は寂しく感じる言葉ですが、家族も柴崎の想いに触れて、温かく送り出してあげたんだと思います。
もちろん、あれだけボロボロな状態からまだ2週間ほど…………体調的には不安が付きまといますけど、それでも家族は柴崎を送り出してあげたんだと思いますね! 一生懸命、今度こそ【生きること】を選択した柴崎ですし、手塚と共に生きていくために頑張ってる娘の姿をみてるわけですから、手塚が迎えに来てくれたのである程度の安心もあって送り出してはいるのかとも思います。
流石に、柴崎1人で東京に……ってなると、お母さんが図書基地までは付いてきそうですもんねぇ(苦笑)。
電車の車内や駅で娘が倒れたら、と思ったら1人では行かせられませんもんねぇ(苦笑)。
手塚もようやく、【柴崎に心を開いて貰えた安心感】があると思うから、打って変わって、気持ちも随分と落ち着いたんじゃないかと。嬉しいが顔に出て……タスクにからかわれる、はセオリーですよね!(笑)
離れていても、今回は毎晩電話して、ちゃんと声が聞けていますしね♪

杉谷は、優哉が大したことのない小物であることはわかった上だったと思うので、それなりに手は打ってたと思いますねー。
肝心なところはまるで教えてないのもそのため。
優哉が捕まったところで、自分に火の粉は降りかからないような関係をずっと取ってもいたと思います。
なので、優哉がペラペラと喋ったところで、杉谷にすれば「やはり信用できないヤツだったな」くらいチラッと思う程度で、ペラペラ喋るだろう前提もあった上で、わかって使っていたところがあると思います。
……まぁ……所詮、情報掴んで来たら金をやる、程度の関係って言うんでしょうか。
金を渡していたのも、優哉にせがまれて無理矢理、のように被害者となってしまえば警察もなかなか難しい話になってきますしね。大体、杉谷本人が手を出してない事件なので、そもそも杉谷を追求することは難しい事件なんですよね(--;)
(……というところまで、杉谷も計算しての計画だったのでしょう)
全てが明るみに出て、自分が追及されるような立場になった時に、杉谷はどうあがくのか…………杉谷も読めない男だなァ。

とにもかくにも、ようやく、このお話も終盤です。
ようやく、手柴も少しずつ寄り添っていきます…………っていうか、ずっと寄り添ってたんですけど、本人2人の意識がちゃんと意識して寄り添って、傍に居て一緒に生きていくことを決意していってくれます!
まぁ、、、、、手塚が報われていくターン?でしょうか(笑)
題するなら、【柴崎麻子の人権復活への道】(笑)
これまではずっと、一生懸命想っても想っても、柴崎が手塚の方を見なかったのでね((((((--;A
2人がちゃんと自覚を持って寄り添ってくれると、私も安心して書いていけるので…………ホント、これまでが長かったです…………トホホ!




ツンデレラ |  2017年05月11日(木) 06:21 | URL 【コメント編集】

★そうでしょう♪

sauly様

急転直下でしたか?(笑)
でも、そうでしょそうでしょ、終わりが少しずつ見えて来た感じですよね♪
私もとってもそんな気分♪
でも、残念ながら【夏まで】には終わらないですよ~~((((--;)
【夏が終わるまで】には終わると思います!
ウチの手柴は…………なんだか、くっついてるのに、グズグズとくっつかないので…………。
このお話の手柴は、ことにそれがセオリーとなっていますね(泣)
ああいや、客観的に見る誰もが、もはやくっついてるよね! という状態のまま、頑なに2人だけがまだくっついてない…と思っているだけの変な状態なのですけど。
(なので、もはや離れる、ということはないのですが★苦笑…………なんなんでしょう、この2人は…………)

> 麻子さんも耐えられなかったのかな?
そうそう、麻子サンも耐えられなかったんですよ。変な話、ずっと手塚を切らなきゃって思ってきた麻子サンですけど、実際自分が手塚に置いていかれるのは実は初めてだったんじゃないかと。
だから、新幹線に乗って手塚が東京に帰るシチュエーションは、殊の外動揺したのかもしれないです。


ところで、sauly様は、なんでそんなにソプラノズに詳しい……と驚くほど詳しい……(笑)
リアルタイムで見てたんですか? と思わせる、長年のファンの方の熱い語らいのようですね(笑)
実際のマフィアも見るドラマ(爆笑!)……凄いですね、ホント(笑)
伝説のドラマだったんですねぇ。。。。。ドラマなのに凄いですね!
日本のドラマですらほぼ見ない私なので、シーズン6まで続くドラマって…………想像を超える!(苦笑)
いろんな要素があるからこそ、いろんな世代、階層にウケたのでしょうね~!


ツンデレラ |  2017年05月11日(木) 05:44 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年05月10日(水) 10:15 |  【コメント編集】

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 |  2017年05月10日(水) 08:57 |  【コメント編集】

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