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2017.04.01 (Sat)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.53~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.53~ ≫背中の靴跡シリーズ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.53~ ≫背中の靴跡シリーズ


毎日毎日、焦燥感に駆られている。泥のように疲れ果てて眠りに就く直前は言い知れぬ喪失感に怯える自分が居る。そして眠りに就くと悪夢が襲う。
マコが――――麻子が消えて、まだ3日。
たった3日で……もはや何も考えられなくなっている自分が居る。
何も考えられない――――けれど、意味もなく当てもなく、ただ居ても立っても居られなくなると衝動的に麻子が行きそうなところを虱潰しに駆けまわる。
同じ場所へと何度も足を運んだって――――痕跡も何もないその場所で、喪失感と虚無感に襲われるだけなのに。


病院で、高山が見守る中で目を覚ましたマコは人形のように無機質だったと高山が言っていた。
昨日までは確実に快方に向かっていて、早く退院したくて精力的に頑張っていたというのに。
高山には、夜に不審者と遭遇して発作を起こしたこと――――更に、目を覚ました時に俺の怪我を見てまた続けざまに発作を起こしてしまったことを正直に伝えて置いた。
――――それでも――――それでも、ちゃんとマコに会って、直接大丈夫なんだと伝えたいことまで。
高山は、マコが目覚めたらそれとなく俺の体調は大丈夫なんだということをマコさんに伝えておきましょう、とまで請け負ってくれた。
だけど、目覚めたマコは虚ろで――――薬がまだ効いているせいか、目覚めても空虚な目でただ天井をずっと見つめていたと言う。
高山の方が心配になって、あれこれと声を掛けたけれど反応がなくて――――少し怖くなって目覚めたことを看護師さんに伝えて医者にも診て貰ったそうだが、医者からはやはり、持続性の鎮静剤を入れているから薬の効果で少し朦朧としているのかもしれない、と言われたそうだ。
ご飯も口にしなくて、結局点滴をまた入れて――――途中でトイレに行きたい、とようやく口を開いてくれたマコに高山はホッとしたという。
弱々しくて掠れていたけれど、ちゃんと、トイレに行きたいって仰って――――
あまりに反応のないマコに、死ぬんじゃないだろうかと言うバカなことまで思い浮かんで、不安な気持ちでいっぱいになっていたという。マコから言葉を発すると言う反応があっただけで、生きてる、とホッとしたというのだ。
ベッドから起き上がろうとするマコを支え、あまり力も入らない感じでフラフラと歩くマコに付き添って、高山と警備に当たっていた警官とでトイレまで送ったのだそうだ。点滴中だったので点滴器具も一緒にトイレに――――終わったらまた一緒に帰るつもりで廊下で待っていたと言う。――――だが、なかなか出て来ないマコに――――流石に30分近くも経って不安になった高山が確認すると、点滴器具は残されたまま、マコの姿だけが無くなっていたと言う……。
病棟のトイレなので、出入り口は2カ所あった。遠い方の出入り口から出たとしても病室に戻るには高山達が待っている廊下を通る筈なのだ。
焦って、高山と警官、それから事情を話した看護師達も探してくれたがどこにも居なくて――――慌てて俺に連絡を入れたのだと言う……。
連絡を受けて、アパートで情報交換をしていたタスクメンバー全員で病院中を探し回ったけれど、結局、マコはどこにも居なかった。病棟だけでなく、それこそ病院内の敷地のすべてを探した。
高山は泣き崩れて、どうしよう、どうしたら……と震えていたが、俺は構ってやる余裕が無く、代わりに小牧に託して高山を車で送って貰った。とりあえず手塚の方から連絡が入るまでは自宅待機で、ということで話をして貰い、マコの失踪について自分のせいだと責める彼女を小牧がいろいろと慰める言葉を掛けてくれたらしい。
気にして高山からも毎日1度は連絡が入るが――――正直、労ってやるような言葉も出ず、「まだ見つからない……何かわかったら連絡するから」と落ち着いた声音で静かに言ってやることだけで精一杯だった。
柴崎の実家にも、その日のうちに押しかけた。
麻子がもしも自分の足で出て行ったとしたら――――病院を出て行く先は自分の生家しかないと思ったからだ。
誘拐されたのか、それとも自分からなのかもわからない。――――トイレの出入り口は2カ所だから誰かが麻子を攫ったとも考えられ、その想像に血も凍りそうになるが、だが、点滴器具がガチャガチャするような物音はしなかったと廊下で待っていた高山と警官が証言してくれている。
――――拉致されていないなら(それを望むばかりだ)、麻子が自ら病院を抜け出そうとしたのなら、麻子が縋れる場所は実家しかない筈だ。
捜索中にも、麻子から連絡はなかったかと柴崎の母には連絡を入れたのだが、その時は連絡はないとのことだった。だけど、連絡もせずに実家に向かったということもある――――それから考えたくはないが、手塚とはもう会いたくないと麻子の願いのままに柴崎の母が嘘を吐いている可能性だって――――……いろいろ考えると居ても経っても居られずに、最終電車直前の新幹線に飛び乗って石川へと向かったのだった。
……結果として、麻子は実家にも戻ってきてはいなかった。
深夜近くにようやく辿り着いた無礼な俺に驚いた柴崎のご両親――――それもそうだろう。
だが、両親はそんな俺を温かく迎え入れてくれた。……先の俺からの電話連絡で麻子が行方不明な旨を伝えられて不安だったから、手塚さんが来てくれて直接話が聞けて良かった、と言ってくれた。
その日はもう電車もないので泊まらせて貰い――――夜通しで麻子の行方不明になる経緯に付いて話をした。
……正直に、不審者が現れたこと、自分の怪我を見て麻子が発作を起こしたこともすべてを話して土下座して謝罪もした。行方不明の娘の身を案じて震える柴崎の母と項垂れる父だったが、落ち着いて俺の話を聞いてくれて、娘から連絡があったりここに戻ってきたら必ず連絡をくれると約束してくれ、朝食まで出して労って貰い、また東京へと戻って来た。
「……光さんには感謝しています。私がこっちに帰ってからも、頻繁に麻子の様子を伝えてくれて――――娘が元に戻っていく様子が手に取るようにわかりました。本当に光さんのお蔭です。…………今は、――――またいろんなことが一度に襲ってきて、麻子も混乱しているのかもしれません。麻子が光さんの元ではなくて帰る場所を思い浮かべるとしたら……それはここしかないと思います。だから娘がここに帰ってきたら――――必ず、光さんに連絡を入れます」
柴崎の母はそう言って俺の手首をギュッと握って涙を浮かべた。
「……でも、ここでなかったら――――私にはどうすることも出来なくて――――光さんだけが頼りです。どうか、見つけてやってください、どうか――――麻子をよろしくお願いします」
お願いします、と呟いた声と共に瞳から零れた涙が落ちて行った。

見つけると約束したのに――――

手掛かりすらない。
……あれだけ、警察も警備に当たっていた病院から忽然と居なくなるなんて。
――――拉致された可能性もあり、不安が掻き立てられる。
身代金や他、何も要求などは何もない。
事件の関連から言えば、手塚が想像した通りならば、麻子を狙っているのは杉谷だ――――。だが杉谷に直接連絡を取ろうとしたのを、兄にやんわりと押し留められた。その上で、兄が杉谷の近辺を洗ってくれた情報では、杉谷の方には不審な動きも部屋に誰かを監禁している気配もなにもないと言う……。杉谷が動いた形跡もない。
……今回の麻子の失踪には杉谷は関係していないのか……?

――――慧にもすぐに連絡を入れた。
病院には慧が配備してくれているSPも居る。
麻子らしい人物の出入りや不審者を目撃しなかったかと兄への連絡に希望を託したが、やはり何もわからなかった。
焦燥感に駆られるだけでどうしていいのかもわからなくなっていた俺に、兄は落ち着け、落ち着いて状況を説明しろ、と電話口で冷静に言われて事情を説明した。説明することで少し頭が働きだし――――杉谷が後ろで手を引いている可能性にも思い至り、兄に杉谷の動向を探ってくれないかと頼んだ。
――――こんな時でも、あらゆる方向から情報を集められるの一番のポジションは、やはり兄だった。

拉致の可能性も含めて警察や兄に連絡を取ってはいるが、その可能性を示唆するような情報はない。
柴崎家にも連絡を入れているが、麻子からの連絡もないと言う――――……。

今、どこで、どうしているんだろうか…………。

小さな記事でも女性の死体の記事を見つけたら震えながら記事を読んでは、麻子でないことを確認してホッとしている。――――もちろん、麻子の可能性のある死体が警察に発見されたら、麗華からも電話が来るだろう。
大蔵優哉の件では麗華に燻る気持ちはあるが、麻子の失踪においてはやはり麗華にも事情を説明しておいた。何か情報があれば手塚に連絡が入ることになっている。後ろめたさもあるのだろう、麗華の言葉の端々に麻子を見つけることに積極的に協力してくれる感じを受けた。――――大蔵優哉のことはあるが、やはり麗華もまた頼りになることは否めない…………。
そうこうして、手は尽くしている――――尽くしているのに、もう3日、何も情報がない――――……。

焦る気持ちとは裏腹に、どんどんと思考力は奪われてゆく。
何も考えられなくなるのに、焦燥感に駆られて叫び出したくなる時がある。
でも結局は何一つ出来なくて――――今日は図書隊に顔を出した。

――――どこに居ても、何も出来ない――――

それならば、と午前中だけはタスクフォースの訓練に参加させて貰いたい旨を申し出て――――駆け足、ダッシュ共にあまり芳しくはなかったが、その後のハイポートで眩暈がして訓練中止を命じられた。不甲斐ない態度だった自分について謝罪して監督官に続行を願い出たが受け入れられなかった。
着替えて事務所に戻ると、軽い頭痛がしてきて溜息が出る。
――――と、こそっと笠原が訓練着のまま顔を出した。
「――――手塚、これ……あつ――――堂上教官から。ちゃんと水分とって少し医務室で仮眠取れって」
差し出されたのはポカリで、そんな子供のような心配までされたのかと不甲斐なさにまた溜息が出る。
「…………あのさ……柴崎のこと心配なのはわかるけど、あんたまで倒れたら――――柴崎が知ったら、それこそもっと悲しむんだからね……」
「…………そんなことはわかってる」
「……ん……。…………けど、今日――――手塚、ホントに顔色悪いよ。皆、声掛けるのも憚るくらいでさ――――大丈夫? ちゃんと寝てる? 食べてる?」
「…………ああ……」
「…………なら……いいけど……。……とにかく、それ(ポカリ)飲んで医務室行ってよね! 上官命令なわけだし!」
「…………ああ……、…わかったから、もうお前は行けよ……」
そう言って笠原を行かせて、差し入れられたポカリを口に含む。
喉が渇いているとは思わなかったが、含んでみれば身体が渇望していたとわかる。有難く、ゴクゴクと3分の1ほど飲んで、言われた通りに医務室で横にならせて貰った。
眠気などないと思っていたが、横になってしばらくすればすぐに睡魔が襲ってきた。

また、夢を見る。
いつも同じ夢というわけじゃない。
見るたびに違う夢だ。
だけど、いつも酷く疲れてしまう――――やるせなさだけが残る夢。

泣いてる。
姿は見えない――――だけど、泣いている。
声もない。
どこにいるかもわからない。
だけど泣いてるってわかるんだ。
誰が泣いているのか。
誰が……。
胸が痛む。
ただただ胸が痛くて、俺は探し始める。
誰かもわからない。
どこかもわからない。
だけど、泣いてる。
泣いてるという気配だけ、感じる。
気配だけ――――……
…………気配?
――――気付けば、なんの気配もしなかった。
あれ、と思う。
確かに泣いていた。
泣いていた筈だ。
耳を澄ませる。神経を研ぎ澄ます。
俺は誰かを探していて――――……。
だけど、どこにもその気配がない。
泣いている誰かの気配がない。
消えた。
消えて――――なくなった。
何一つ残らずに消え失せた。
――――ふいにわかった。
泣いていた誰かはもう消えた。
ここにはもう居ない。

――――どこに行った?
キョロキョロと探す。
なんにもない空間。
――――どこに行けば会えるんだ?

泣いていた――――彼女に。

捜していた歩みが、早くなる。
どこに行った?
歩みが更に早くなる。
早足から駆け足――――俺は探した。
焦燥感だけが募る。
早く――――早く、見つけないと。

…………消えてしまう。

どんどんと走って走って走って――――急に怖くなった。
……こっちじゃなかったら?
……俺が間違った方向に来ていたら?
……どんどん離れていくだけだったら?
ふと振り向く。
道はなかった。
ただただ、闇しかない。
何もない。
途方に暮れて前を向くと、目の前には扉があった。
隙間からは光が零れている。
この扉を開ければいいのか?
迷いながらドアノブに手を伸ばして――――でも、と思う。

俺は探してたんだよ。
ここで。
泣いてる誰かを。

そう思った俺の目に、より一層、扉自身が明るく輝き出す。
開けろ、と囁かれた。
泣いていた誰かはもう消えたのだから、こっちに来いと。
誰も泣かなくていい場所はこっちだと。
明るい光に包まれて、笑顔が溢れてて、ここでは涙なんかなくって――――。

幸せになれる。

眩しい光。
だけど、眩し過ぎて目を細める。
光が俺を包もうと溢れ出す。
扉を開ければ、俺は明るい光に包まれて――――

――――二度と彼女には会えない…………。

伸ばした手を、ノブに手をかけることなく下ろす。

俺は、泣いている誰かを探してた。
それはここじゃない。
あんなに眩しい世界じゃない。
……だけど振り向いても道はなくなっている。
道を呑み込んだ闇が迫って来る。

――――扉を開けろ、と迫って来る。

……それでも、手を出せなかった。
――――だって――――その扉を開けたらもう二度と、彼女には会えないとわかったから。

――――痛いんだ、胸が。

光と闇がそれぞれ言霊となって俺に囁く。
胸が痛いのは泣いている誰かのせいだと。
誰かが泣くから胸が痛むのだろうって。
もう大丈夫だと囁く。
彼女はもう居ない。
だから…………もう俺の胸が痛む必要はない。

――――泣いていた彼女はもう、どこにも居ないのだから。

ズキリと、胸が痛んだ。
引き返す。
だけど引き返した先は、闇だけで何も見えなくて……自分の身体すら見えなくなる。
自分の身体が闇に溶けていくのではないかと恐怖を感じる。
だけど――――。
闇の中にも、どこにも、誰かが泣いていた気配はなかった。
本当に何もかもなくなっていた。
振り返れば、まだ扉が見える――――あの扉を開けろと、誰かが俺に囁く。
まだ間に合うから、と……。
俺は、まだ間に合うから。

何一つない世界で、泣くことはない、と。

ズキズキする胸。
たった一人で泣いていた彼女は最後の涙と共に崩れ落ちて消えた。

もう、どこにも居ない。
もう、彼女は居ない。

痛む胸が張り裂けて、闇が溢れる。
俺の闇。
光の零れる扉が闇に霞んでいく。
光が闇に呑まれてゆく。
まだ間に合う、と誰かが言ったけれど、俺はもう手を伸ばすつもりはなかった。
彼女が闇に溶けたのならば、俺もこのまま溶けてしまえばいい。

どうして。

どうして1人で泣いて、泣いたまま消えてしまったんだ。
1人で泣くな。
1人で泣くなよ――――。
苦しいって。辛いって。
――――助けてって言ってくれたら。

…………お前のことだから、こんな風に自分の中から溢れる闇に俺を捲き込みたくなかったんだろう?

馬鹿だなぁ……俺だって同じなのに。
ほらもう、身体が闇に溶けてる。
痛む胸から溢れる闇で、何もかもが真っ黒に染まってる。
――――同じだよ、俺も。
お前が居ない。
お前が居ない。
お前が居ないのなら、別に光なんかなくていい。
何も見えなくていい。
お前が居ないんじゃ、俺がここに居る意味もない。
生きている意味もない。
お前が居ないと思うたびに、胸が張り裂ける。
張り裂けた胸から闇が生まれ、闇が深くなっていく。
闇に身体が呑まれてゆく。
すべてが闇に包まれて、何も見えなくなって、ようやく涙が零れた。

――――ああ…………お前もこうやって泣いてたのか?

馬鹿だなぁ…………。

――――同じだよ、俺も…………。

こんな風に1人で闇に包まれて泣いて――――俺も一緒だ。
お前が居ないなら光なんか要らない。
何も見えなくていい。
何も要らない。
闇に包まれて涙を零してる。
1人で泣いてる。

1人だから泣いてる。

なぁ…………なんで俺を置いて行ったんだ。
俺が居ても辛かったのか?
俺が居ても苦しかったのか?
――――でも、お前はたった1人で泣いてただろう。
俺じゃない誰かの手を取ろうとはしなかった。
俺じゃない誰かを選ぼうともしなかった。
1人きりで泣いていた。
たった1人で泣いていた。
俺が居ても辛かったのかもしれない。
俺が居ても苦しかったかもしれない。
…………俺が居ても辛いと言われたら俺も辛い。
…………俺が居ても苦しいと言われた俺も苦しい。
だけど、俺が居なくても――――たった1人で泣いてたじゃないか。
俺が居なくても、お前の涙は止まらなかったじゃないか。
俺じゃない誰かを求めることはなかったじゃないか。
俺が居ても辛いかもしれない。
俺が居ても苦しいかもしれない。
俺は――――お前を泣き止ましてやることは出来ないかもしれない。
泣いているお前をどうしてやることも出来ないかもしれない。
でも。
辛いと泣くお前の横で、何も出来ない自分が辛くて俺も泣くだろう。
苦しいと泣くお前の横で、何も出来なくて苦しいと俺も泣くだろう。
泣き続けるお前の傍で俺も一緒に泣くだろう。
泣いて泣いて泣いて、ただただ、一緒に泣こう。
泣き続けて疲れたら、2人で一緒に少し眠ろう。
起きてもまだ涙は零れるかもしれない。
それでも2人で一緒に居よう。
2人で泣きながら考えよう。
2人で泣きながら生きていこう。
涙が零れても、2人なら生きていける。
闇の中でだって、2人なら、生きていける。

2人なら、生きていこうと思える。

なぁ――――

なんで1人で消えたんだよ…………。
…………たった1人で…………俺を置いて…………

――――……麻子…………


「……っ……」
胸が痛くて目が覚めた。息が乱れている。
少しグラグラする視界――――眠りが浅くてまた夢を見た。最近はよくあることだ。――――悪夢から覚める時、身体はまだ睡眠を欲して起きなくて、開いた視界だけが焦点も合わずにこんな風にグラグラと揺れて覚束ない。
「――――目が覚めたか。夢見が悪かったようだな」
静かに掛けられた声に咄嗟に頭が付いて行かず――――ぎこちなく揺れる視界を動かして――――ようやく辿り着いた声の主の顔とその声が確かに合致して、ガバッと上体を起こした。
…………が、急な動きに、ますます眩暈のようにグラグラする視野の揺れが酷くなって手で顔を覆った。
荒くなる呼吸を、なんとか必死に整える。
呼吸が整ってゆっくり目を開けば、揺れる視界も落ち着いていた。
「――――お前……なんで、ここに…………」
悔しいことに酷く掠れた弱々しい声しか出なかった。
実の兄が静かに枕元に座ってこちらを見ていた。こんなところに座っていても優雅なのかと癪に障る。……珍しく兄は気遣わしげな表情を向けていた。
「――――お前に会いたくてな。今日は図書隊に出ていると聞いて来てみれば、訓練中にリタイアだったそうじゃないか。どうした」
「…………うるさい……」
「…………まぁ……確かに体調は良くなさそうだな。父さんも気にしてたぞ」
頭がまだ回らないのに、兄の口から父の名が出たことにも動揺する。
「~~~~っ…、……お前、父さんに何か言ったのか?!」
「違う、俺が何か言ったんじゃない。――――今朝、父さんから連絡があった。この数日のお前の消耗振りが凄いとな。何かあったのかと聞かれた」
「~~~~っ! ……それで……何か言ったのか?!」
「――――柴崎さんが失踪して行方不明なんだと言った」
「~~~~ッ!! お前…っ、……父さんにはまだ…ッ!!」
焦る。父はまだ、柴崎は死んだと思っている筈だった。それが失踪して行方不明なんて、まるで辻褄の合わないことの筈だ。父にはちゃんと順を追って丁寧に説明しようと思っていただけに、兄の説明に焦る。
「――――父さんは、そうか、と言ってたぞ。なるほど、とな」
「~~~~ッ?! な…っ、……お前っ、何か父さんに言ってたのか?!」
「――――いや? 俺じゃなくてお前だろう。気付いてないのか? 駄々漏れだぞお前」
「~~~~ッ?! なな…っ何が…ッ?! なんのことだッ!!」
「やれやれ……お前、父さんを見縊り過ぎだ。アレで父さんはなかなかの狸だぞ、知らなかったのか? お前がウッカリソファでうたた寝をしていた時の様子から、なんとなく、ひょっとして柴崎さんは生きているんじゃないかという仮説を立てたらしいぞ。――――お前、柴崎さんに贈った婚約指輪を大事に大事に手にしたまま寝落ちてたそうじゃないか。――――その表情が死んだ婚約者を想ってというよりは、これから贈ろうとしているかのような幸せそうな寝顔だったそうだ――――純情乙女だなまるで」
「~~~~ッ?! ~~うううるさいうるさいうるさい…ッ!!!」
――――思い出す。まだ失踪する前――――麻子とも良い雰囲気が戻ってきていた頃だ。
ペアリングは失くしてしまったけれど、母さんが贈ったこの婚約指輪は、麻子にもう一度受け取って貰おうと浮かれた気持ちで何度もシチュエーションなんかも考えたりしていたのだ。どう考えたって俺には麻子しか居ないし、麻子だって俺を嫌いになってないと確信も出来たから――――。婚約解消なんて、もう不要だろうと。
――――それに麻子は随分と心配していたけど、両親が子供が産めなくなったからと言って麻子を認めなくなるなんて、やはり考えられなかったし――――母さんから贈られたこの婚約指輪は、そういう意味でも深い意味を持つことになるし丁度良かったのかもしれない、なんてことまで思って――――。
だけどやはり、両親にはちゃんと説明してわかって貰わないと、麻子は受け取らないだろうともわかっていた。
――――随分と良くなって来ているのだから、マコを退院させて、手塚家で麻子の様子を見たらどうだろう。父さんに話をしてみようか? 高山だって今のように病院と俺への報告とで足を運んで貰わないといけなかった負担が軽くなる。俺も麻子の様子を見られるし、安心する――――……。
父が退院してからはあまりリビングで寝ないようにしていたが、ついそんなことを考えながらウトウトしていたことは確かに何度かはあった――――自分の醜態に居た堪れない。

「――――まぁ……父さんが入院中から、見舞いや図書館協会の話をしに来る時のお前の様子で、薄々、柴崎さんは生きているのかもしれないとの予想はあったらしいがな。死んだと言われ、婚約解消にはサインしたが、父さん自身柴崎さんの死体を見た訳でも葬式に出た訳でもない――――そのあたり、口に出されたことはないんだろ? ――――お前が思っているよりも父さんは狸だ。敢えてお前には何も言わず、ただお前の態度や様子を観察して――――その時が来たらお前に聞こうと思っていたらしい」
「……………………」
「…………それが、…………とてもお前に聞けるような状態じゃないと思ったんだろうな。
――――家を出て初めてだよ、父さんからの電話なんて。しかも初めてだぞ、父さんから頼まれるなんてな。
『……光に協力してやってくれないか』と――――頼む、とあの父さんから言われるなんてな」

兄の言葉に驚いて顔を上げた。兄も表情に困る、とでも言うように掌で一撫ですると、人の悪い表情を作って見せた。
「……ったく、頭に来る――――昔っから父さんも母さんもお前ばかり可愛がる。…………まったく癪に障るヤツだな」
「…………ぬかせ。――――お前の方がよっぽど父さんも母さんも気にかけてるんだぞ」
「……そんなわけはない」
「――――そんなわけなかったら、お前が出て行ってあんなに家庭が崩壊するわけねぇだろ! なんでわかんねぇんだよ!」
「……………………」
ずっと言いたかった琴線に初めて触れた。
兄は珍しく言い返してこなくて――――やがて苦虫を噛み潰したような声で呟いた。
「…………お前のそういうトコロが忌々しいんだ。子供染みて」
生意気だな、と更に苦々しく呟く。
お互いにしばし黙って――――微妙に視線も合わさずに、ただ同じ空間に居て――――だけどしばらくすると、どちらも口端が緩んでいた。
譲歩したのは手塚から。
「…………まぁ……父さんに言われるまでもなく、兄さんにはもう協力して貰ってるからな。――――情報源としては兄さん程の情報網を持つ人物なんて早々居ない。流石だっていつも舌を巻いてる――――これでも感謝はしてるんだ。……杉谷が麻子を攫ったような形跡はまったくないんだろう?」
「ああ、ないな」
「――――良かった……。それを聞けるだけでも全然違うんだ……」
そうは言うものの、杉谷に拉致された訳じゃないと安堵する気持ちと同じ大きさで、ベクトルが反対側にも向いてしまう。未だにどこに居るのかわからない麻子の身を案じると身を切られそうな想いがする。――――焦燥感と疲労感が心に湧き上がってくる。

――――麻子は無事なのか?――――

ふと、兄が立ち上がる気配がして目線を上げた。
「――――帰るのか? ……その……俺が訓練の途中でリタイヤして医務室で休んでたとか……そういうの、父さんには言うなよ」
一応釘を刺すつもりで言った俺の言葉に、酷く静かな表情で見下ろしてくる兄と視線がぶつかる。
何も言わない兄に少しむず痒い。
――――なんだ?
珍しい――――とても静かな表情だった。

「…………大切なものを手放すと言うのは、もっと苦々しくて悔しいものかと思っていたが…………案外、清々しくサッパリした気分で居られるものだな」
「――――は? なに言って――――」
スッ…と封筒が差し出された。
宛名のない手紙――――。
兄が静かな表情のまま差し出した封筒に戸惑うばかりだった。
「~~~~なんだよ…?」
「――――お前のだ」
「――――なにを……」
封筒は少し膨らみがあった。中身はわからない。
俺に?
怪訝に思って――――だが受け取るべきかどうか、まだ躊躇していた。
そんな俺を見て、慧の瞳がふ、と和らいだ。
「――――柴崎さんのことだが――――彼女は無事だ。お前同様、精神的に参ってしまって相当消耗しているが…………ようやく今日は少し落ち着いているから、長野を出て石川に向かうと連絡が入った」
「エッ?! なんだよッ?! どういうことだッ?!?!」

「――――――――まだわからないか? …………彼女は、完全にお前を捨てたんだ」



……To be continued.



********************



「もう聞き飽きたこの台詞!(怒)」という怒りと言うか呆れると言うか、皆様のお声が聞こえてきます……すみません。(この台詞も二度目だな…)
「謝りゃいいってもんじゃないねんで!(怒)」というお声も聞こえてきますが、これで最後ですので!!
私にはすぐそこに、柴崎の影が見えて来たので、もう少しだけお付き合いいただければ嬉しいのですが、「いや、もうエエって…ウザいわー」と言う声も聞こえてくるので…………いやもう、本当にゴメンナサイ!!と頭を下げるばかりです…………。
一応、次は慧の喋くりターンとなるかと思いますが、その次かその次……1、2話で柴崎も出てくる予定ですので、我慢できる方はお付き合いくださいませ…………。

って、こんなに言い訳しないといけないような話を書くなよ!…………と、本当に自覚しておりますですよ、ハイ…………
それでもお話なので、と書いてしまうツンデレラで本当にゴメンナサイです…………(平伏★土下座)m(__)mm(__)m





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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(7)  |  EDIT  |  Top↑

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 |  2017年04月03日(月) 16:28 |  【コメント編集】

★寛容ですねぇ~

Sauly様

いやー、撃たれる、と言われていたので、足を撃たれた時にドキドキして、怖かった~と思ったら、次は本気でしかも一瞬でだったし、気が緩んだ時に来た衝撃だったし、言われていたにも関わらず、そういうていたらくでした……。
いやーあの後に、ソプラノイズを見ることはとても無理で、ごめんなさいでしたm(__)m
Sauly様があまりに熱弁をふるってくれるので、なんか申し訳ないな、と思ったのですが、いつになるかわからなくてもいいのでしたら、まぁ…………いつの日かそんな日が来たら、くらいな気持ちで見守ってくれれば…………。
今の話が終わったら、他の方のリクエストから、消化していくと思いますし。
「ひとり寝る夜~」とは全然違う感じの話が書きたいので、多分、気持ちの赴くままにそういうネタを書き綴っていくのではないでしょうか。書きやすいモノからと言うか(笑)
とはいえ、当面「ひとり寝る夜~」がまだまだ終わらないから、先の話ですけどね……(遠い目)

君の名は。はSauly様にお任せしますので、ご自分でいいタイミングでなさって下さいね~~。
私の方は、今年度、夏、冬、と2回引っ越しをすることになりそうですので、今年は「君の名は。」を自分から進んでみるつもりはないので…………万が一、1年後くらいにテレビで放映してくれたら見るかもしれない、くらいな気長~な感じになります。冬は息子の受験もあるので、今年はあんまり手を広げたり新たなことに踏み出すのは厳しいので~~。
(とはいえ、資格を取るための勉強は始めてて、なんとか夏までに取りたいと思ってるのですが!)
そんな感じで、テレビ放映する頃には、私も見てるかな、くらいな感じで思って貰えたらいいのではないでしょうか(苦笑)
今は、夏の引っ越し前に、今の「ひとり寝る夜~」をなんとか終わらせたくてそれで頭がいっぱいですしね(苦笑)

今回は、まだyoutube見てません。
また時間ある時にゆっくり見ます。
なかなか春休みに入って時間が取れないのと、せっかくの時間なら「ひとり寝る夜~」を少しでも書きたいので…………。
早く新学期が始まって、通常授業の体制になって貰いたいと切望中です。
4月半ばにならないと、通常体制にはなってくれないんですよね……(泣)
せっかく桜も咲き始めたのに、なかなか気持ちに余裕をもって眺めることが出来ないのが残念です~~~~。
つい、愚痴レスになってしまいましたが、そんなこんなのリアルハードなツンデレラでした…………((((((--;)
春なのに~~~~♪(古っ)

ツンデレラ |  2017年04月02日(日) 23:37 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年04月02日(日) 09:08 |  【コメント編集】

★…………です。

ママ様

そうなんです~~~~手を貸していたのはお兄ちゃんでした(苦笑)
まぁ…………ママ様が仰っていたお医者さんも、実は一緒です。
皆様忘れているかもしれませんが、マコさん付の主治医は朝比奈さんの友達の医者ですので、当然慧の息がかかったお医者様ですので。
なので、ママ様が「まさかお医者様とか?」的な発言をしていた前回のコメントで、私は心の中で「惜しい! いやお医者さんも一緒だけど!!」と唸っておりました(笑)
いや~~~発想豊かですよね、ママ様!
慧が手を貸した経緯や今のマコさんについては次回で明かされるので(もうマコさんの居場所もわかったわけですし)、詳細は次回と言うことで今回は口を噤んでおきますね。


> 無理やり休まされて寝てもぐるぐるしてる手塚。寝起きにお兄ちゃんは辛い(笑)
爆笑! 上手い、確かにっ!!
寝起きにお兄ちゃんは辛いですよねェ!!!(爆笑)
いや、この発言が超ツボでした私の(笑)
この『ひとり寝る夜~』に出てくる慧さんは、原作よりも柴崎さんに想いを寄せている度が強い、という捏造設定がありまして(設定なのか……苦笑)、なので、原作の慧とは違うのですけれど、でも基本的には慧は慧のつもりで書いているので(若干柴崎さんを放って置けない感が原作より強いだけ)、この『ひとり寝る夜~』を書いていて唯一、手塚兄弟の絡みがこれまでにないほど書けたことは私の中でほんの少しこのお話が楽しいなと思っている要素です(苦笑)
普通の話だと、なかなかこんな風にお兄ちゃんと手塚が一緒になって情報を共有するとか情報収集するとか有り得ないですもんね。慧はとても書くのが難しいので、どうしても書く速度は遅くなるのですが(会話をとりあえず書いて、読み直して、慧ってこんな風には言ったり考えたりしないんじゃない?と思ったらまた書き直す、という作業がとても多いのですよね……苦笑)、書き上がった時は手塚との兄弟会話は結構気に入ってたりもします(笑)
手塚も麻子サンに次いで、かなり子供チックな一面を見せる相手なので、普段と違う手塚が書けますしねェw
今回は、ママ様も指摘してくれた、
> お兄ちゃんの上の子発言(笑)
は私の中でも結構ツボだったんですよー!!!
いや、慧とはいえ、普通に人間的に上の子だから下の子が可愛がられることに多少嫉妬もあったと思うし。私は私が上なので、弟は小学生の間はずーっとよっぽど自分以上に可愛がられていたよな!と思いますからね(苦笑)
手塚家は年も離れているから多分、相当、慧の目から見れば両親が光を可愛がってるように見えたんじゃないかな、とか(苦笑)
たまには、そんな慧の一面が見れたら、慧も可愛いな、と思ったら本当に可愛かったですね!(私の主観ですが(笑))
兄には兄の目線、弟には弟の目線があって、光くんの目にはいつも優秀な兄が両親から頼りにされていた風に映っていたと思いますしねー。自慢の息子、という感じで扱われる慧を見て「俺も!俺も!」と兄を目指して頑張っていた少年時代の光くんがまた想像すると可愛かったりします(笑)
手塚兄弟は書くのは難しいけど、楽しいですよね~~~~(って私だけか?!(笑))

「ひとり寝る夜」も、そろそろ空は白々と明けてくる気配があり、私もちょっとホッとしています。
夏前に終わるかなァ……終わって欲しいですけどね。
もう少しだし、とりあえず後半の一番の山場はもうすぐで、後は少し惰性になりますが(ヲイ!)なんとかこの本当に長い長い長編の終わりが少しずつ見えてきて、少しピッチあげていけそうです♪
最後までママ様にはお付き合いして貰えると、とても嬉しいです…………(厚かましいけど……苦笑)
ツンデレラ |  2017年04月02日(日) 06:26 | URL 【コメント編集】

★まぁ最後と言うことで

Sauly様

またかよ、ですみません~~(苦笑)
まぁ詳細は次回なので、とりあえずノーコメントで。
今回は割とアッサリ風味(?)なので、麻子サンの最後のあがきだと見守っていて下さい。

ソプラノイズを引き続きのキャラ解説、熱入れて教えていただいてありがとうございます。
ただ読んで、思ったのですが、

> もしソプラノズ手柴を書いていただけるなら彼のような立場の人物を出していただけるとありがたいです笑笑

とあったので、正直に言えば、マフィア(ヤクザ)モノの私の限界は今回の『ひとり寝る夜~』でもうお腹いっぱいで、正直、あまり期待しないでいて貰った方がいいな、と思います。
期待持たせるようないい方してると、いつか書いてくれると思って貰う方が悪いなァ……と。
今回も、マフィア(ヤクザ)モノで一応考えてはありますが、全然それっぽくないですが、これが私の限界……(苦笑)
これ以上にドンパチと殺した殺されたは、見るのもやっぱり嫌なので(今回、グッドフェローズの方のyoutubeは見てみましたが、そっちで気持ち悪かったのでソプラノイズはまだ見てません。撃たれるとあらかじめ言って貰ってて覚悟して見てもやっぱり無理なんで、所詮無理なんだと思います)
『ひとり寝る夜~』も、記憶喪失話だとか、これから書くリクエストとの複合なんで話が降ってきたので、マフィアモノでネタが降ってくることは少ないかなァ。。。
『言の葉~』でも『ひとり寝る夜~』でも、柴崎さんは相当病んでるし(精神的に)精神的に病む話も、正直お腹いっぱい感あります(苦笑)
なので、とっても熱く語って貰ってるキャラ説明とかですけど、「そうか~、書いて貰えると思って、情熱的な解説してくれてるんだろうし、そういう期待は申し訳ないなァ…」と今回思ったので、正直にそうレスさせて貰いますね。

ようやく『ひとり寝る夜~』の堂々巡りの闇の夜が明けて来そうなので、私は今、『ひとり寝る夜~』を終わらせることに俄然ガンバッテいますが、ここまでの長編も正直もうコリゴリです…………いやー、頑張った自分は褒めてあげたいけれど、正直あまり皆様の好きな話ではないだろうとわかっていながら書くというのも辛いもんですよ~~~~。




ツンデレラ |  2017年04月02日(日) 05:46 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年04月01日(土) 16:39 |  【コメント編集】

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 |  2017年04月01日(土) 15:52 |  【コメント編集】

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