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2017.02.13 (Mon)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.46~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.46~ ≫背中の靴跡シリーズ
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  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
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【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.46~ ≫背中の靴跡シリーズ


…………どうしたものかな。
慧の手にある、煌びやかなナイトクラブの写真。写真に写る人物自体は暗めなのだがインテリアネオンがチカチカと派手な写真だった。

――――矢間竜士郎の写真を手に入れた。

マコの見舞いに初めて行ってから数週間が経っていた。
久しぶりに見る彼女は想像以上の回復ぶりで――――もちろんまだやつれてはいたけれど、彼女の内から滲み出る気力や活力がその痩せ細った身体をも十分美しく魅力的に見せる気がした。
ラフなパジャマ姿――――正直、そんな彼女の姿なのにドキリとしたのだ。
…………パジャマ姿なぞ以前の入院から見慣れている筈なのに…………。以前の入院の時とは明らかに違う生気ある様子が、フラフラとただ生きながらえているだけの彼女にはなかった魅力をその身に纏わせたんだろう。
話し始めてすぐに、以前の――――襲撃される以前の彼女と遜色のない思考力や機転に舌を巻いた。
それは以前も、襲撃直後も変わらないのだが、けれど事件直後の彼女は自分の言葉を貫き通せるだけの体力と気力が持たなかったから儚く脆い感じがした。慧に対する恩や負い目もあったのだろう、最終的には慧が決定したことには逆らえなかったのを知っている。光を斬ろうとしている彼女をわかってはいたが、彼女の意志に応えるだけの体力が彼女の身体には残っていなかった。――――不審者に出くわしてからの彼女は、強がっていてもまったく睡眠が取れなくなってしまった。限界が来ては昏倒するようになり、その頻度は増してゆく。夜よりもまだ昼間の方が安心するらしいマコに日中でもいいから眠らせられればと、高山や慧が付いてみたけれどまったく駄目だった。誰かが居ることで彼女は無意識に気を遣う――――誰かが居ると眠れない。けれど1人になると日中でも幻聴や幻覚に襲われるのか発作が起きる。発作も酷くなる一方で、意識を失うとなかなか戻って来なくなった。そして、意識のない彼女は夢の中でも襲われているのかいつも苦悶の表情を浮かべていた。
――――最後の手段として、嫌がる彼女の言葉には耳を貸さずに光に託した。
…………結局、彼女は光でないと駄目なんだ。
そう思い知る。
手塚家に託してから、格段に減った日中の発作。高山からの報告にやはり自分の判断は正しかったと思う気持ちと同時に、複雑な気持ちが湧き上がるのを止められなかった。
こんなにあからさまに変わるなんて思いもしなかったけれど、確実に彼女には回復の兆しが見えているらしく――――お時間がある時にはマコさんに会いに来てやって下さいね、という高山の言葉になぜだか頑なに背を向けた。
回復しつつある彼女を見ることは――――彼女にとって本当に必要な人物は誰なのかを嫌でも認めさせられるような気がした。……いや、そんなことわかってる――――彼女に必要なのが誰かなんてそんなこと…………。
そう思いつつも、なかなか手塚家に足が向かなかった。
ようやく足を向けたのは、松山会長とアポが取れて会えることになった日。
出掛ける身支度をして俺を待っていた彼女は、相変わらずやつれ果てた身体ではあったが、目にはしっかり意志が籠っていて眩しく見えた。足取りもしっかりしていたし、喋る時の凜とした口調も昔と同じで――――正直、異様に細い身体をスーツで隠してしまえば、以前の彼女を髣髴させた。
背筋を伸ばして松山会長と対峙する彼女は一部の隙も見せず、会談の内容は彼女の心を砕き散るに値するようなことも多々あったにも関わらず、にこやかに受け流してまったく俺の心配を寄せ付けなかった。
会談が終わって握手をして別れる際に、少しマコの顔色が悪い気はしたけれど、スッと伸ばした背筋や歩く歩調、話す言葉や声には微塵の異常も感じなかった。
なのに、トイレで倒れた彼女は他人に抱き起されても救急車に乗せられても一向に意識が戻らず――――さっきまでの姿や態度は夢かと思われるほど、血の気のまったくない真っ白な顔と冷たい身体だった。
病院で点滴をして貰っている最中、少しだけ意識がようやく戻ったものの、医師から入院を促されている旨を伝えると項垂れた。――――項垂れたその表情にそれ以上かける言葉を見つけられなかった。苦しげな、けれど諦めたような何も映さないような虚ろな瞳。しばらくして口を開こうとして震えた唇は苦痛そのもので、何か言葉を発しようとしたのだろうが苦痛に耐えられないように吸い込まれるようにまた意識がなくなってしまった。
静かな、点滴のぽとりと落ちる小さな水滴の音すらも聞こえそうな部屋――――いや、血圧や血中酸素濃度を測る機会が動く雑音は絶えず空気を揺らしているのだが、酷く静かに感じた。
意識のない真っ白なやつれた頬を、つー…、と閉じられた目頭と目尻から溢れた雫が流れ落ちるのを、ただ黙って見つめていた。
――――入院を勧める医者の言葉を断り、手塚家に帰したのは俺の判断だった。
だから、マコが倒れて光が手を尽くしたがどうしようもない、入院していた病院を教えろと電話を受けた時は後悔しかなかった。

――――けれど、立場はすっかり逆転していたのだ。

光は記憶を取り戻していて、柴崎さんの、マコの隣の席を頑として譲らなかった。彼女に寄り添うのは自分だと彼女は俺のものだと何の躊躇いもなく堂々と胸を張ってあいつは態度や言葉で主張した。
――――初めて、弟に苛ついた。
本当に彼女が苦しんでいる時に記憶喪失になってのほほんと過ごしていたお前に、何がわかる?
…………そんな風に苛つく自分が信じられない――――こんなのは俺じゃない。
婚約者だと言ってマコの病室に入って行った光。その様子をガラス越しに見ながら、訳の分からない感情を封じる。
光をもってしても彼女の容体はどうすることも出来なかった。
彼女の身体が限界の悲鳴を上げたまでだ。
否が応でもこのまま入院――――そう……彼女の身体を思えば入院するべきだったのだ。
彼女の体調は、光にだって、どうすることも出来ないのだ。
その考えが、少し俺の中に落ち着きを取り戻させる。
マコの横に突っ立って泣いているようにも見える弟を見ていて――――所詮、誰も彼女を救うことは出来ないのだとの想いが湧く。
ガラス越しに見える景色――――その客観的な情景が、俺らしくもない理解不能の感情を退けていつもの冷静さを取り戻してくれる。

…………そう……彼女を救えるものは、誰も居ない――――。

なのに。

光が記憶喪失になっている間に彼女の身に降りかかった出来事の話を教えてやった光は、初めて知る事実に叩きのめされ、途方に暮れた顔をしていた。自分がどうすればいいのか、どうすべきなのか、全くわからずに無力な子供のように言葉すらなかった。
やはり誰も彼女を救えない――――……。
不憫ではあるがそれは事実で、救えなくても生きるために手を貸してやることは出来るとその場を後にした。
――――だが。
その2日後――――次に会った光は、別人のようになっていた。
『麻子が柴崎麻子として生きていける場所を取り戻す』
そう胸を張って堂々と宣言したあいつ。
マコとして生きる彼女の置かれている状況をしっかり理解し、彼女を守りつつ為すべきことが見えている活気溢れる目をしていた。
――――彼女を必要とし彼女を待つ人達と共に、彼女の居場所を取り戻す、と一点の曇りも躊躇もなく言い切った。彼女が彼女として生きていける場所を――――……。
…………俺としたことが、光の言葉の力強さと眩しさに、咄嗟に言葉に窮した程だ。
――――あの時、光に対して抱いた想いはなんだったのか…………。
結局、光に情報を集めてやると約束までしてしまった。――――もちろん、それは俺にとっても望むものではあったのだが。光と情報を共有することで光の動きも監視できる。
一方の彼女は、襲撃事件の時ほどではないとはいえ、術後の回復が案の定遅れていた。手術の負担で衰弱した身体は細切れの睡眠を彼女に与えてくれてはいたが、食事に関してはまったく受け付けないと聞いていた。
ようやく容体が落ち着いて来て食事を始めようとした矢先、彼女らしいことに意志の力だけで必死に食べようと無茶をしたことがあったらしい。……その反動は酷く、激しい嘔吐と腹痛に見舞われてしまい、脱水症状を起こして容体が一挙に後退したこともある。――――食事が出来ないとなかなか体力は回復しない――――。
今回もまた入院は長引きそうだと思っていた。
なのに。
光がマコの元をお見舞いに来た日を境に、鰻上りに調子が上向いている。

――――やっぱり、光じゃないと駄目なのか…?

ふと浮かんだそんな言葉に、そんなことを問う自分に驚く。
――――誰に問うていると言うんだ…………。
マコの体調のみならず、光もまた、見舞い後から更に精力的に動いている節が見える。
光が目撃しているという襲撃事件の実行犯の人物――――それが矢間竜士郎ではないか、なんて俺の知らない情報まで掴んで来たことには、内心動揺した。まさか情報戦で光より劣るようなことがあるなんて思ってもみなかった。袋小路に入ってしまい解決の糸口が見えなかったのに光の掴んだ情報を切り口として新たな展開となるかもしれない――――。それを掴んだのが自分ではなく弟であったことに気持ちが揺らいだ。そんなことは億尾にも出さずに接していたから光は気付いていないだろう。
だが…………。
――――自らは動かないと決めていた筈なのに、動かない自分に我慢が出来なくなった。動かずに傍観するだけでは居ても立っても居られなくなったのだ。

彼女に会いに行かずにはおられなかった。

光が積極的に動き始めたことに不安を覚えたのだろうか?
キナ臭いのは始めからわかっていたことだ。俺の情報網を持ってしても事件の全貌は見えない。なのに光は自らが情報を集めて俺の知らない所にまで手を出そうとしている……。
――――それで、どうして、彼女に会いに行くのか。
…………その不毛な疑問は敢えて考えなかった。
突然のアポなしの見舞いなんて初めてだった。
ナースステーション前を通れば、女性看護師達が色めき立つのはいつものことだ。
営業用の微笑みを浮かべつつ、しいっと口元で人差し指を立てれば、それだけで惚けたような看護師達。
「……すみません、お忍びなんです。内緒にしてくれますか」
そう囁くように言えば、夢でも見ているかのような顔で頷く。
「ツイッターやフェイスブックなんかも止めて下さいね? もう二度とここに来られなくなりますから」
そう言えばコクコクと何度も頷いた。会釈して通り過ぎる。
俺らしくもなく少し緊張してノックした部屋から返事はなく、扉を開けば主は居なかった。
トイレか? と部屋で待たせて貰おうかと入ろうとした俺に、後ろから婦長が声をかけてきた。
「~~すみません! あの、マコさんは今リハビリ中で――――その、すぐに呼んで来ますから、しばらくお待ちください!」
「……ああ……そうでしたか」
「あ、あの! 来られると聞いていなかったもので……すみません!」
「いえ、こちらこそ急なことだったのでお気遣い無用です。――――呼んでくださってありがたいです」
「は、ハイ! 今しばらくお待ちくださいね!」
そういうと、慌ててまたパタパタと部屋から出て行った。
マコの部屋を見回す。
枕元すぐの所に綺麗なアレンジメントが置いてあり、マコらしい香りを部屋に漂わせていた。その奥には以前のアレンジメントの中からまだ綺麗なものだけ残して飾っているのだろうか、小さな瓶に茎の短い花がたくさん差してあった。
――――以前のマコの病室にはなかった、女性らしい雰囲気がそこには漂っている。
15分以上は経っただろうか。
扉をノックして先程の婦長に押された車椅子に座ったマコが現れた。
――――扉を開いて俺を認めるまでの少し緊張したような桜色の頬をしたマコの顔――――それが俺を認めた途端に困惑したような表情に変わる。
「――――あ…『手塚さん』って…………お兄さんのことだったんですね」
そう言う彼女の口調に微かに滲む、少し落胆したような響き。
「悪かったね、光じゃなくて」
「~~~~別に…………手塚には何か掴むまでは来るなって言ってますから」
そう言ったマコは、いつもの俺に向ける表情に変わった。
車椅子の後ろに立つ婦長に、にこやかに「ありがとう、しばらくマコに面会させて貰うよ」と言えば、深々と一礼して部屋から出て行った。
マコと2人きりの部屋――――……。
不意に意識したことを誤魔化すように言葉をかける。
「車椅子のままでいいのかい? ベッドまで運ぼうか」
「突然の訪問の理由はなんですか? すぐに終わるようならこのままで――――話を聞いた後、またリハビリに戻りますから」
「随分と釣れないね。せっかく久しぶりにこうして時間を取って会いに来たのに」
「忙しい手塚慧さんがわざわざ時間を割いてまで来てくれたってことは、何かあたしに用件があったからでしょう? アポなしなんて緊急の用件としか思えないですけど…………なんですか? 何か事件に進展でも?」
「――――そうだね……進展するかもしれない」
「進展するかも? かもってことは仮定の話ですよね――――それでお兄さんが来るなんて珍しいですよね」
「……まぁね。弟のことだから気になるんだ」
そう言ったら、マコの綺麗に作った表情が一瞬強張った。
「…………弟って…………手塚が何か?」
光のことになるだけで、彼女の表情は変わるのか。
妙に冷静にそう思う。
「光が実行犯を見たことは知ってるかい?」
「…………」
彼女の顔に苦いものが過る。
「光が見た実行犯の一人が、矢間竜士郎じゃないかと、矢間竜士郎について調べて欲しいと、光に言われた」
驚いたように彼女が顔を上げた。
これまでの綺麗に作られた人形のような表情とは違って、目には不安気な色が浮かんで表情が揺れている。
「~~~~っ、そ、それで…………矢間竜士郎ってヤツなんですか? 矢間竜士郎っていうのはどんなヤツなんですか?」
――――こんな風に動揺する彼女は初めて見る。
いつも淡々と俺の言葉を受け止め、端的に必要なことを突いて来る彼女なのに。
「――矢間竜士郎については今まだ調べているところだ。あまり表に出ない人物だから簡単にはわからない。わかっていることと言えば、矢間竜士郎の父、矢間荘士郎についてはある程度わかってきている」
そこで言葉を切れば、「それで?」なんて急かすように尋ねてくるなんて本当に彼女らしくない。
――――そんなに光が絡むことになると気になるのか?
ふ、と零れた溜息を誤魔化すように「――――どうやら話は長くなりそうだな」と言えば、ハッと我に返ったように動揺を隠していつもの表情に戻った。
「――――そうですね…。コーヒーでも淹れます。他に何もないですけど」
「十分だよ。――――君が淹れれるのかい?」
「ええ、遠い移動の時だけ車椅子を使ってるだけですから。身の回りのことはもう普通に出来るんです」
そう言って立ち上がって俺用のコーヒー(簡易なドリップコーヒー)と自分用にも何か淹れた。
「――それは?」
「高山さんの柚子茶です。こっちの方が良かったですか?」
「いや、コーヒーで十分だ。甘いのは苦手でね」
そう言えば、クスッと笑うから目で問えば、「手塚と同じことを言ったんで…………でも、手塚もこの柚子茶は飲めるそうですよ」と言う彼女の目が優しかった。
失礼します、とベッドに腰掛ける彼女はもうさっきまでの動揺は完全に皮膚の下に隠していた。
ゆっくりと柚子茶に口を付ける姿は、カーディガンを羽織ったパジャマ姿の病人であるにも関わらず優美だった。
矢間荘士郎と竜士郎の話を、いつもの彼女らしく冷静に聞く。
俺も、掴んだ情報を彼女に与えた。
矢間荘士郎は前松山派会長の異母兄弟――――妾の子供で兄に当たる人物らしい。問題は妾と言っても娼婦ではなく――――むしろ松山の資金源となっていた財閥の娘で――――前松山会長は資金源になるからという目論みだけではなく美しい彼女を本当に愛し、求婚したそうだ。だが、当時まだ家柄を重んじる財閥の娘であった為に、娘の両親の反対に合い二人は結ばれることはなかった。成就しなかった恋愛のせいか、前松山会長が正妻を迎えたのは50歳を目前にした頃だ。そして、現松山会長が生まれたというわけだが――――正妻と婚姻する前に、実は前松山会長は後継ぎとして養子を迎えていた。
「…………前松山会長は生涯独身で通すつもりだったのかもしれん。それが矢間荘士郎だ――――矢間、という名字は正妻が現松山会長を妊娠した頃に、荘士郎は結婚して妻の名字に変わったそうだ。――――つまり、跡取りの座から退く、という意を表したらしいな。その辺り、荘士郎と言う人物は自分の置かれた状況を正確に把握して一番波風の立たない方法を選んだと言うワケだ。それは、やり手であったにも関わらず常に裏の事業にしか手を出してこなかった荘士郎の姿勢からもよくわかる。……正直、前松山会長よりも矢間荘士郎の方が会長に相応しいという声も多かったらしく、前松山会長は相当矢間荘士郎と嫌っていたようでほとんど表舞台に立たせることはなかったそうだ。嘘か誠か、松和会松山派の中で内乱も合ったとかいう話まであるくらいだからな。
前松山会長の父が、矢間荘士郎を守る為に手を尽くしていたとも言うから、父の息子への溺愛は前松山会長よりも荘士郎にあったために荘士郎は殺害されずに守られていたのかもしれん。もっとも、矢間荘士郎の最後は知られていないが、前松山会長の父が死んでしばらくしてから殺害されたとも聞くがな。
そんな謂れのある矢間荘士郎の息子が矢間竜士郎だ。父に似てやり手だが、前松山会長からも現松山会長からも疎まれている。疎まれてはいるが組織に居るらしいということは、相当な使い手なのかもしれん。――――だが、いろいろ手を尽くして探ってはいるがなかなか矢間竜士郎の情報は俺を持ってしても集まらん。
光は矢間竜士郎が、君を襲った実行犯ではないかと疑って接触しようと試みている節がある。――――不用意に動きはしないとは思うが、軽はずみに近づこうと動くことは危険な気がする」
「……………………」
冷静に俺の話に聞き入っていたマコだが、両手でコップを持ってゆっくりと口に運ぶ。その手が震えていることに気付いた。――――ゆっくりと時間をかけて柚子茶を口にする――――自らを落ち着かせようとしているように。
やがて静かにマコが口を開いた。
「――――手塚は…………どうして、矢間竜士郎の存在を……?」
「…………わからない。光は光で、独自で調べているようだな。――――正直、光の口から俺に新情報がもたらされるなんて俺も思ってもみなかった」
「――――……」
カップを辿る細い指が少し落ち着きなく動いている。
だが彼女の内心の動揺はまるで見えないしっかりとした声で俺に問う。
「――――手塚は、矢間竜士郎が実行犯ではないかと疑っているんですよね?」
「ああ、そうだと思う」
「もし、仮に矢間竜士郎が実行犯だとすると、実行犯ならば、矢間竜士郎は杉谷内閣副官房長官とどこかで接点がある筈――――そうじゃないですか?」
「……………………」
正直、舌を巻く。
そういう発想の転換がなかった自分の不甲斐なさを指摘されたような気すらする。
そんな内面は微塵も外に出さないように努めて冷静に彼女を見つめると、彼女も完全に情報屋としての顔で俺を見る。
「内閣府敷地内に武器を持ち込めるのは、内閣府の警備体制の隙を付ける人物だけです。しかも不審人物は敷地内には入ることすら出来ない――――犯人を引き込んだ者が内閣府に居る筈で――――あたしが狙われたということはあたしを知る内閣関係者――――杉谷であると考えるのが一番妥当ですよね。残念ながらあたしは、杉谷以外の内閣府関係者にはまだ伝手を持っていませんから。
ということは、実行犯と杉谷内閣副官房長官はどこかで接触している可能性が高い――――杉谷の行き付けの場所がいくつかありましたよね? そこでの矢間竜士郎の目撃情報は?」
「…………それはまだだな…………。相変わらず恐ろしいね君は。今初めて聞いた話だけで、矢間竜士郎に繋がる捜査の糸口を広げてくれるんだから」
「褒め言葉として受け取っておきますわ。ですけど、悔しいですが今のあたしは非力です――――こうして口ではなんとでも言えますが自ら動くことが出来ない――――」
ふと上げた目が真っ直ぐに俺を見つめる。
「……正直、矢間竜士郎が実行犯だとすると容赦ない人物であることは確実です。恐らく人の命を絶つことに躊躇いも何もない――――彼に近づくことは命をかけることになりかねない…………それを承知で、お願いがあります。矢間竜士郎について調べて貰えないでしょうか」
「そのつもりだよ。松和会に通じているヤツには既に指示をしている。――――杉谷について探りを入れさせているヤツにも話を聞いておこう。光にも頼まれていることだしね」
「…………もう1つ、お願いがあります…………」
「……ほう?」
「――矢間竜士郎に関する情報を掴んだら――――手塚より先に、あたしに教えてくれませんか? 手塚に話さないで、あたしに……」
「…………先に頼まれたのは光なんだがね」
「――――ですが、手塚から頼まれたことだけでは今の情報が精一杯なのでしょう? もし、杉谷との接点において矢間竜士郎の存在が浮かぶなら、それはあたしのアドバイスのお蔭ですよね。あたしが先に教えて貰うことは筋が通っていると思いますが」
「…………言ってくれる……だが、情報を集めているのは俺だよ。集めた情報をどうするかは俺の一存で決められる」
「――――ですから、お願いだと言ってるんです」
慧を見つめた彼女の目が一層真剣さを増した。
「…………どうして光に教えたくないんだ?」
「――――勘です」
「勘?」
思わず彼女らしからぬ言葉に聞き返してしまう。
「…………わかりません…………けど、嫌な感じがするんです。――――実行犯ならば容赦ない――――ただでは済まない……そんな予感です……」
「君らしくもなく非理論的だな」
「…………そうですね、理屈ではないとわかっているから――――だから、お兄さんに『お願い』をしています。矢間竜士郎が事件と無関係ならば構わない――――でも、もし事件に噛んでいるのならば手塚には知って欲しくない……」
――――本当に珍しいな。
ふとそう思った。
――――彼女は駄々を捏ねている。
子供のように駄々を捏ねてまで彼女は光に危害が及ぶことを恐れている――――そういうことなのだろう。
「――――そんなに光が大事と言うことかな」
冷たい欠片を胃の腑に感じた。少し棘を含むような口調になった自分に驚く。
けれど目の前の彼女はそれに気付かなかったのか、言われた台詞に頬を染めた。
慌てたように目線を逸らす。
「~~っ、~~ち、違います…ッ! 無鉄砲な判断で動くことは事態を更にややこしくなるかもしれないって思うだけで――――自分勝手に動かれたら警察だって迷惑でしょうし……ッ、~~だ、だからっ……」
「……だから、光には知らせずに、君と俺の2人きりで情報を共有しようと…? 光には教えたくないが、俺とは一蓮托生と言う訳だ」
「~~~~っ! ……そ、それは…………お兄さんには申し訳なく思っています。――――けど、今は頼れる人が他に…………そ、そのっ、もう少し回復したら、あたしも自分で…………」
「『もう少し』? 情報戦を舐めたものだな。気力や体力のない人間に勤まるかどうかは君が一番よく知っていると思っていたが。――――気力・体力共に充実した状態で相手に対峙しなければ、逆に相手に喰われる――――それこそ俺としては迷惑な話だ」
「……………………」
柴崎さんにとっては骨の髄までわかりきった話で――――軽はずみな自分の言動を恥じ入るように頬を染めて俯いた。――――少し突き出た唇が見え――――拗ねているかのような幼い仕草に笑みが零れた。
――――なんだろう、この気持ちは。
「…………まぁ、君と俺とは襲撃事件以降は、ずっと一蓮托生の仲だからな――――君の願いとあらば聞いてあげたい気もするが――――だがそれではいくらなんでもフェアじゃないと思わないか?」
「…………フェア…じゃない……?」
「そうだろう? 君の願いを聞いて光に情報を教えなければ、俺は光を裏切ったと見なされる」
「…………それは…………」
「矢間竜士郎が事件に噛んでいたとしたら、それは光が喉から手が出る程欲しい情報だ。――――それを君は光に言うなと言う訳だからな。
――――君の願いを聞き入れると言うことは、俺は光にまた背を向けられることになるだろう。二度目の裏切りを光は一生許さないだろうな」
そう淡々と告げれば、マコの表情が揺れた。
――――兄に裏切られる光のことを想ってのことだろう…………光に斬られる俺を想ってのことではないだろうとわかる――――。
そう思うと、冷たく焚き付ける言葉が飛び出した――――いや、いつもの俺らしい言葉というべきか。
「――――俺は光を失うかもしれない。君の願いを聞くということはそういうことだ。それに対して君はそれに見合う何を俺にくれると言うんだ? 俺にとってまるでメリットのない『お願い』――――君の願望を聞くと言うことは、一方的に俺は君に奉仕するということでしかない――――そんなことを俺が引き受けるとでも?」
言われてマコは項垂れた。
言葉もない――――。
それはそうだろう、マコに反論の余地もないとわかっていながら責めた言葉だ。
ぬるくなったコーヒーに口を付ければ、酷く苦い気がした。これ以上は不毛だと自覚する。
「――――矢間竜士郎の情報は集める。俺にとっても興味のあることだからな。だが、その得た情報についての決定権は俺にある。――――言わずとも君もわかっているだろうがね」
そう言って話を畳むつもりだった。
コーヒーを飲み干して、立ち上がる。

――――と……。

「…………もしそんなことになったら…………あたしのすべてを賭けて償います…………」

小さな、呟き。
だけど、俺の動きを止めるに値する言葉だった。
「――――君の?」
「…………あたしの願いを聞くことでお兄さんと手塚に亀裂が生じたなら――――もちろん、そんなことにならないように手を尽くしますが――――もし、…もしそんなことになったらその責任は全部あたしが取ります。もし、そんなことになったら――――あたしの一生を賭けて償います。……お兄さんの好きなようにあたしを使ってくれたらいい……。
これまでの人脈は使えなくても、体調が回復さえすればキャリアから使える女になってみせます。お兄さんの手足として使ってくれて構いません――――捨て駒にしたっていい……。どうせ一度死んだ人生ですもの。
――――必ずお兄さんが望むままに役に立ってみせます――――それでいかがですか」
そう言ったマコの目は真剣だった。
――――わかってる。
光を事件から引き離したいが為に彼女は真剣なのだ。
だけど。
彼女はわかっているのだろうか。
――――俺の好きなように、――――俺の望むままに。
それは…………。

ふと思って、思ったことに自分自身が混乱する。
――――それは――――……それは、なんだ?
一瞬動揺し、その動揺を悟られないように、何も聞かなかったようにマコに背を向ける。
敢えて背筋を伸ばし、躊躇いなく扉を開く。
「~~~~あ…っ、……そ…そのっ…!」
背後でマコが立ち上がる気配がしたが振り向くことが出来なかった。――――代わりに固い声が零れた。感情のない淡々とした声。
今この場で、この声が出せた自分のスキルは褒めてもいいだろう。

「…………考えておこう」

言い捨てて、逃げるように廊下に出た。
――――マコは追っては来なかった。

     *

杉谷の行き付けの店の1つであるナイトクラブで、矢間竜士郎の情報が取れた。
ナイトクラブとは言っても一見お断りの超高級な店で、見た目は店だとわからないような外観。中に踏み込めば煌びやかで派手な広い空間が広がるが、その店舗部分以外は同経営による高級ホテル仕様の上品な部屋を備えた著名人の隠れた密会の場所にもなっていた。
完全会員制で、あまり会員数も増やさない。紹介のみならず店側の基準に合格しなければ会員にもなれない。それでも十分にやっていける人材しか求めていないような場所。
…………杉谷の行き付けの場所、ということで慧自身が出向くのは危険かと判断するも、部下ではなかなか敷居が高すぎて埒が明かなかった為、結局は自身で足を踏み入れた。
――――なかなかいい店だと思った。酒も料理も女も一級品しか使わない。慧の前に現れるのは上流階級に見合う常識や知性も兼ね備えた女性ばかりだった。部屋に持ち込んでも情交以外では乱れることはない。客との関係でも節度を守り、別れがたいような仕草や言葉を零してみても執拗に迫って来たり執念深く付き纏うようなことがないようにしっかりと教育されていた。
――――が、店舗の方で静かに周囲をよくよく観察しながら飲んで居ればわかる。慧には宛がわれることのない人々も多く存在している場所だということに。…………明らかに客層によって分けているのだろう。慧が案内されることのない地下の部屋ではキナ臭い密談や、キャバクラ出身と思しき捨て駒のような女達が集い客を持て成しているんだろうと推測が着く。客のランクに合わせてきっちりと引かれた境界線が存在する場所。
女性客の為のホストも揃っている。それなりの男達だから、女性客のランクは高い人間なのだろう。
――――光と闇が背中合わせの場所だな、とふと思い、いや光じゃないただのイルミネーションだな、と思い直す。明るく煌びやかに見えるだけで人々を温かく照らす光ではない。闇の中でも人々を楽しませるための錯覚を生み出すための作り物だ。

店の者達は客の情報は一切漏らさない――――そんな教育をしっかりと受けている女達に近づき情報を掴むには、流石の慧を持ってしても少し手間取った。――――なかなか手が行き届いている、と感心した。……まぁ逆に言えば、慧の情報もほぼ漏れないだろうということだ。
杉谷のことや矢間竜士郎のことを知っているだろう女を見つけるまでに苦心し、見つけ後は陥落させて骨抜きにするまでにまた少しの労力と技術を要した。……正直、その中の一人の女は骨抜きにし過ぎて周囲に慧との付き合いを漏らしそうな気配がした(蓋を開けて見れば酷く独占欲の強い女で、他にも探りを入れている女と店舗で飲んでいるだけでも牽制の為か横槍を入れて来た)ので店を辞めさせた。――――情報源としてはもったいなかったが、別の店を紹介してやったので問題はなかろう。

杉谷と矢間竜士郎の接点の情報――――二人が部屋に籠っていたとの密会情報の裏が取れた。この二人に限ったことではないけれど(他の客も密会場所として利用することはあるようだ)、そうは言ってもこの場所で女を連れ込まずに男同士で部屋に籠ることの方がやはり圧倒的に数少ないので記憶に残っていたらしい。
しばらくしてから、この店でもナンバー3の女性が呼ばれて部屋に赴くと矢間竜士郎1人になっていたそうだ。

ある程度までターゲットを落としてしまえば、後は情報を集めるのは容易かった。
更にタイミングよく先日、随分と久しぶりに矢野竜士郎がクラブに顔を出したらしく、俺を呼ぶ餌にしようとしたらしい内通している女のうちの一人が隠し撮りに成功した。
餌とわかっていたが乗ってやり、今この手元にあるというわけだ。
これまでの手に入れた情報とこの写真――――目の前にあるこれらに、珍しく動けなくなっている俺。
――――この情報を与えるべき矛先が決まらない――――
光にか、それとも、彼女に――――…………。
なぜこんなことに迷うのかもわからない。…………俺らしくもなく自分の袋小路の意味すらわからない。
思考の沼に嵌り込んでは溜息を吐くことしか出来なくなっている。

…………何を…………

と、控えめなノックと名乗る声がして、写真を引き出しにしまう。
「――――なんだ?」
失礼します、と入って来たのは朝比奈だ。今となっては法務省の中でも反良化派の中心核となっていた。随分と出世した優秀な人材だ。
「『サイキマコ』のレセプト(診療報酬)に関して、先月は緊急手術や緊急入院等で予想外に複数名の手にかかる書類が多かったために、各書類を極秘で集めて処理するのが非常にややこしかったらしく、担当医師から、極秘処理に協力してくれた自分の息のかかった看護師と医療事務へ超過勤務手当を出してやりたいとの希望がありまして。レセプトは無事問題なく通過したそうです」
「――――いくらだ?」
「一人5万ずつを希望されています」
「――――構わん、出してやれ。ケチって口外される方が痛い」
「…………ですね。――――ここに来てマコさんの回復が随分早いと聞きましたが――――良かったですね」
「ああ……。宮澤医師のお蔭だよ――――君の知り合いが腕のいい外科医で良かった」
「いえ、彼も特別ボーナスに喜んでいますよ。高校時代の友人がこんなところで役に立つとは思いませんでした。――――正直、彼女がこんな事件に巻き込まれるなんて夢にも思わなかったです――――婚約の話も風の便りで聞いていたのに幸せを目前にしてまさかこんなことになるなんて…………」
「――――事件後に彼女と会ったのか?」
「…………まさか。どんな顔をして会えると言うんですか」
「今なら会えるだろう、君は宮澤医師の友人だ」
そう言うと、苦笑を浮かべた。
「――――次に彼女に会う時は、正々堂々と公の場で会おうと、昔、心に誓ったんです」
「堅物だな」
「……でもないですよ。そうすることが、彼女とずっとその後も接触できる方法だと思っているだけですからね」
「君はそんなに純情な男だったか?」
「――――意外に純情だったようです」
そういう朝比奈は苦笑を浮かべながらもスッキリとした顔をしている。――――変わったな、と思う。この男は構想段階の図書隊情報部候補生と接触した後、随分と自分の意志を明確にするようになった。飛躍的に成長したのはその後のことだ。
「…………1つ聞いてもいいか」
「なんですか」
「過去の自分に後悔したことは?」
「――――彼女に対して、ですか」
「…………まぁ、そうだ」
「珍しいですね、貴方がそんなことを聞いて来るなんて」
それに対しては応えなかった。
いや、答えなぞ元々ないからだろう。
なぜ聞いてしまったのか自分でもよくわからないのだから。
「――――そうですね、概ね後悔はありませんよ。…………あの時の己の幼稚さは恥ずかしいですが、あの時の自分にはあれが精一杯だったのですから。――――最善と思う道を取ってのことであれば、それが上手くいかなくても人というのは後悔など出来ないものではないでしょうか」
「随分と高言を吐いてくれるな」
「――――珍しく貴方が迷っているようなので」
「迷う? 私が?」
「珍しく机の上に書類の一つも何もない状態で、そんなことを仰るなんて。――――考え事に耽っていらしたのかと」
その言葉にふ、と笑みが浮かぶ。
「余計な勘繰りだな。――――大したことじゃない」
「そうですか」
会話を閉じれば、朝比奈も心得たものですぐに引き下がった。
また一人になった部屋で、窓に視線を転じる。

――――最善と思う道、か――――

偉そうな朝比奈の言葉だったが、不思議と嫌な気持ちはしなかった。
自分の過去を振り返っても、朝比奈の言葉は間違っていないからだろうか。
――――家を飛び出し、家族と袂を別ったことを後悔したことはない――――失ったものを惜しむ気持ちは少しばかりあったけれど、ただそれだけだった。
今、こうして立場が変わっても――――あの時の自分の行動に微塵の後悔もない。
――――そういうものなのだろう。

――――そして、今、また――――俺は切るのだ。

ふ、と自嘲気味な笑みを浮かべた。
不思議ともう心は決まっていた。
――――と……。唐突に電話が入る。
受話器を取ると、情報を伝える淡々とした声。
驚くべき情報なのに、冷静に距離を置いて思考する自分が居る。
「――――そうか、わかった。即死か?」
肯定の相槌に、早目に動かねばならぬようだとそう思った。



……To be continued.






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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

★Re: 恋とブラコンと負けず嫌い。

アリアアリス様

いつも丁寧な感想をありがとうございます!

慧の気持ちを汲む予測の言葉が、あまりに匠で、凄い★
> この慧の感情は、初対決で負けたと思わせた柴崎麻子個人への「恋心」か?
> 可愛がっている弟を通して見た彼女への「羨望」なのか?
> それとも、しっかりと前を見据えてブレない弟への「対抗」なのか?
こんな風に、よくまぁ…………アリアアリス様は言葉の魔術師か!と思っちゃいました!!!
「恋心」はともかく、「羨望」とか「抵抗」ってあたりを想像出来るところが既に匠です!!!
あまりそんなトコロまで捉えられる方って少ないと思う。。。。。いやホント、凄いです。
(いやぁ、書いてる私がそこまで考えてないって体たらくでどうしようもない……)

慧の矢印の先は、不明ですが、まだ先まで続きます。
言わなくても、今回、彼の気持ち的な終わりはなかったですもんね(苦笑)
慧に関しては、このお話はパラレルなので、本当に好き勝手に出来て気楽(←ヲイ!)(笑)
慧はいつの日か、普通に恋愛して普通に結婚できるのかなァ。。。。。
日々の生活で女性には困ってなさそうですけどね(苦笑)

> 手塚にとって、麗香さんよりも慧の方が色々と壁になりますね!!いつもか?
ああ!!そうですね!!
麗華さんは、ちっとも手塚にとって壁にはなってませんからね!!(苦笑……麗華さんも可哀想に…………)
手塚にとっては、一番嫌な相手なんでしょうねぇ。。。恋敵として(苦笑)
実は全然恋敵でもないんですけどね★
なんか手塚の勝手な対抗心?みたいなのも芽生えるみたいだし、手塚にとっては一番兄貴がやっかいなのはセオリーになりつつある……(笑)
正直、傍から見てたら、手柴にはまったく何も障壁はないのですけどね~~~(苦笑)
お互い、別の相手にグラグラするとか全然ないし(苦笑)
どうしたらいいの、この二人は! ブレテなくてベクトルも双方向でガッツリそっち向きしかないのに、どうしてくっつかないの!ってそこが問題だよ((((((((^^;)
まぁ。。。。。アリアアリス様のいうトコロの、ラスボスが悪いだけですね!(笑)
素直になればイチコロなんですけど----つうか、素直になれば話終わるのに!(ソコ?笑)

アリアアリス様に、サイキマコが可愛すぎると言って貰って、本当にホッとしました。。。。。
いやもう、話の流れ的には、さっきも言ったようにサイキマコが素直になれば話が終わるので(苦笑)、だからもう苛々する!と言われても仕方がない感じになっちまってる……ってな感じなので。。。。。(わかってるのに書くなよ!ってな話ですが(苦笑))
マコさんが素直になるには、もう一押しが欲しいんですよね。
元々、とてつもなく素直じゃない彼女なので、素直に認めるための何かっていうか。そこをどう手塚が押せるのかってのもありますが、一番は自分自身と向き合う必要かなァ。。。。。
ちゃんと自分と向き合って、自分の気持ちを認めて、それからっていうか。
そのあたり、マコさんにはちょっと自分で頑張って貰わないと駄目だと思うんですよね。
その上で手塚が押さないと、一生懸命押しても、マコさんは素直に受け入れないと思うから。
ホント、マコさん、ちゃんと自分の気持ちに向き合おうねぇ!!と言いたいです!!!
そのあたりに、手柴がひとりで寝なくて済むようになるポイントがあるのかな、とようやく私もわかってきました!!(今頃?!)

ちょっとずつですが、話は進んでいて、後半に差し掛かって来てますので、そのあたり、いろいろと回収しつつ、2人がちゃんと向き合えるように頑張りますね~~~~~!
まぁ、一番はマコさんだけど(苦笑)


ツンデレラ |  2017年02月24日(金) 04:57 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年02月22日(水) 23:22 |  【コメント編集】

★Re: こっちもこっちで・・・

Sauly様

> こんなにツンデレラ様が頑張っていられるので、なにかツンデレラ様からリクエストを頂きそれを題材に書きたいです(^ ^)いつ出来るかわかりませんがどうぞ遠慮なく申し付けてください😊
----おっと!
そんなことを仰ってくれるのですか?!
いやー、ただただ長くなっているこのお話ですが、確かに頑張ってるので嬉しいです(笑)
そうですね、私のリクエストは、そんなにまでもSauly様がリクエストして見たいと言っている「君の名は。」を手柴で、というのでどうでしょうか?
私はまだ「君の名は。」も見たことがないので、新鮮です!
どんなお話か楽しみにしていますよー!!!
どうせ、私が見るとしたら、テレビで公開されてからか、レンタル屋に置かれてからのことになるので、ホント、先にSauly様のお話を読ませて頂けると嬉しいかな!!!
いかがですか?(笑)

さて、続きをありがとうございました。
図書隊を立て直すためのまずは第一歩と言う事でしょうか。
資金源なのかな?
ここで資金を確保して、勢力を整え、一気に巻き返しを狙うのでしょうか。
(すみません、このあたりがゴッドファーザーをちゃんと見ていないことがまるわかりですねー(苦笑))
ボロボロの図書隊を立て直すことも必要ですもんね。
(----まぁ、図書戦の、専守防衛の考えには背いちゃうかもしれませんがねー)
…………そこはゴッドファーザーということで、Sauly様の考えている展開で、このお話はこのお話でってことで全然気にはしませんけどね(笑)

ここからはもう、どんどんと、ドンパチドンパチとなっていきそうな予感がしますので、覚悟しながら読ませて貰いますね。
手塚がドンとなって、どんなふうになっていくのかも、ドキドキしながら追わせて貰おうと思います……。

私の中で、Sauly様のお話を読むときは、「これはゴッドファーザーがベースにあるお話だから!」と思っているので、多少のシーンは覚悟をもって読ませて貰ってるので大丈夫ですよ(苦笑)。
いやもう、そういう話に免疫もないし、ホントすみませんです~~~~…

ツンデレラ |  2017年02月14日(火) 15:00 | URL 【コメント編集】

★お兄ちゃんの資産活用術

ママ様

確かにー!!!
お兄ちゃんの資産はどうなっているのか、かなりな疑問です。
でも、未来企画会長として、起業と同じなので資金もあったんでしょうねー。
そしてその資金を資産運用して、かなり得をしている感じじゃないでしょうか?
お兄ちゃんが資産活用術講座でも開いたら、相当な人達から講習料取れると思いますね!!!
ああまた、お兄ちゃんの懐に入って行く…(笑)
今はもう、議員だし、給料もいいだろうしなぁ。
なんつーか、あちこちから収入があるような感じなんでしょうねぇ。
少なくとも給料だけじゃないとは思いますよね!!!
まぁお兄ちゃんも独身だし、収入を何かに投資してそれもまた上手くいくタイプっぽいし、きっとわんさか稼いでるんでしょう!!!羨ましい、羨ましすぎる…っ!!!

お兄ちゃんの気持ちは私も少し測りかねます。
難しいですよね。
でも、少なからず、きっと、他の女性に向けたことのないような感情は柴崎に対して少し抱いては居ると思います(少なくともこのお話では確実に…)。
ひょっとすると、昔の手塚のように、自分の気持ちが少し理解できないようなところもお兄ちゃん自身あるのかもしれません。
これまでのように、とりあえず一晩を過ごすだけの女性とか、必要に応じて有益なことがあって寝た女とか、そういうのと柴崎は違うのだけは確実ですよね。
でも、じゃあだからと言って、柴崎のことが好きなのかと聞かれるとお兄ちゃんは答えない(答えられない)気がしてます。
難しいですわー。

手塚みたいに、アッサリと耳と尻尾がニョキニョキ生えて、オオカミにでもなればすぐにわかるんですけどね!(笑)
ただ、弟みたいに素直に表れないし、弟のように正直でもないから、やっぱり難しいのかもなー(笑)


ツンデレラ |  2017年02月14日(火) 14:15 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年02月13日(月) 19:49 |  【コメント編集】

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 |  2017年02月13日(月) 14:16 |  【コメント編集】

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