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2017.01.17 (Tue)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.42~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.42~ ≫背中の靴跡シリーズ
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  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.42~ ≫背中の靴跡シリーズ


「どうなるかしら――――マコは素直じゃないから光さんをきっといっぱい傷つけるようなことを言うと思うの」
一旦、病院からマンションに戻ってきてからは、娘の合格発表を待つ母親のごとく落ち着かなく心配している柴崎の母に、高山が笑う。
「大丈夫ですよ。光さんはマコさんのそういうところはよく知っていますから。それに――――最近の光さんは、以前の光さんと少し雰囲気が変わられて――――なんて言うんですか、マコさんへの気持ちを憚ることなく真っ直ぐに表に出すようになられたから――――絶対にマコさんに光さんの想いが伝わると思うんですよ」
ニコニコと笑う高山は、まるで二人が上手くいくことを疑っては居ないけれど――――柴崎の母は、やはりそこまで楽観することは出来なかった。我が娘の頑固さと強靭な意志を誰よりも知っているのは母である。中学で女子から村八分にされても顔を上げ背筋を伸ばして毎日学校に通った娘。卒業してからようやく耳に入って来た娘に対する嫌がらせの数々は想像以上の酷いものだったけれど、麻子は家族さえまったく気付かせてくれなかった。失くし物や壊された物で麻子自身では代替が買えないような物に関しては両親の知る所だったから虐められているようだとは思っていたけれど、あんなに明らかに相手に非があるような酷いことまでされていたとは知らなかった。表立って暴力沙汰になるようなことはなかったけれど、娘に対するあまりに酷すぎる嫌がらせの話は、過ぎた話だとはいえ両親の怒りを沸騰させるほどのものだった。娘は歯を食いしばって毎日を過ごしていたことすら私達に隠していたんだと、ようやくわかったのは高校に入って随分経ってからのことだ。
そんな娘なだけに――――婚約破棄。その意志は頑丈で揺るがないだろうと想像が着く。
光さんにどういう態度で、どんな言葉を吐くだろうか。
それこそ、容赦なく切り付けるだろう――――それこそ、自分ごと切り裂くんじゃないだろうかと――――……。

2人はどうなるだろう…………。

死の淵を彷徨っていた長い時間――――あの恐怖。
柴崎の母ですら、あの恐怖が再び起こらないで済むならば、マコとして新たに生きるのもいいかとすら思う。
光さんのやろうとしていることは、それを覆すものだ。
――――でも……。

『“柴崎麻子”を取り戻したいと思います』

真っ直ぐに言い放った言葉に胸を打たれた。
『俺は麻子さん以外考えられません』
今のマコの容姿や状態を知っていてなお、そう言う手塚には何の迷いも見えなかった。
自分以上に真っ直ぐにマコを見て、全身からマコを、麻子を大事に想ってくれている感情が溢れていた。
本当に大事だからこそ、今のままでは駄目なんだと、私に訴えていた。
――――本当に愛してくれている…………。
手塚を信じたくなる程、真摯な想いだった。
そうなってくれたら…………と願ってしまうくらい大きくて強い娘への想いに、気持ちが揺らいだ。

本当に麻子を救うには――――……

正直、柴崎の母には何が正しくてどれが一番いいのか、全然見当も尽かない。
目の前にある二者択一――――。
苦しみながら娘が出した結論。
娘のことを想って出してくれた結論。
2人が導き出した正反対の結論――――両方ともに、柴崎の母にはよくわかる。
だけど、その間に立って――――自分はどちらにも行けなかった。
だから、直接二人が会うべきだと思うようになった。
ちゃんと2人がお互いの目を見て話しをして――――それからだと。

…………どういう結論がでるのかしら…………。

甘いコーヒーを口にして、でも落ち着かない。高山の言うことにも、上の空のような相槌しか打てなかった。

     *

マコからの伝言で『会ってもいい』と返事をくれたと高山から聞いたのは一昨日のこと。
図書隊業務の手塚の元に、高山がいつもどおり夕方頃に今日のマコの様子を報告しに来てくれた時のことだ。
あんなに聞きたかった言葉なのに耳を疑った。
…………ホントに?
酷く自信なさげな自分の口調。
高山は「ええ。来る日を教えて欲しいそうです」と満面の笑みで頷きながらそう言った。
茫然としているのに、気持ちだけがふわふわと舞い上がっている気がした。――――こんな感覚、初めてだ。
思わずまるで子供のように、思い付くままに「……あ……じゃあ、明日……」なんて答えてしまう。
自分の声すらも妙に浮ついている気がした。
高山はそんな俺にコロコロと笑う。
「今日の明日なんて、流石にあのマコさんだけに、それはちょっとやめた方がいいんじゃありませんか? マコさんだって心づもりもあるでしょうし…………明後日以降の方が」
「…………あ、じゃあ、明後日で」
夢見心地でそう答えた俺に、また高山は笑って、「ちゃんと確認してから返事くださいよ?」なんて言う。
「マコさんにお返事してから、急にお仕事で行けないなんてことになったら大変ですよ?」
言われて、慌てて手帳を確認した。
図書隊への出勤日だ。――――マコのことだから…………仕事を休んで顔を出したなんて知ったら怒るだろう。
仕事はちゃんとするべきだ。そうでないと顔向けできない。
――――けど…………マコの気が変わらないうちに、少しでも早く会っておきたい。
『会える』
そう思うともう、居ても立っても居られなくなる。
今すぐにでも会いに行きたい。
「~~~~ちょ、ちょっと待ってて」
そう言うと、シフト表を確認した。ザッと目を通して――――意を決して、堂上の元に走る。
恐らくこんなことをしなくても、堂上は休みを取ることを了承してくれると思う。
けれど、それではマコを納得させられない。
堂上に相談して明日の当直を替わって貰った。図書館協会に出向してからは当直シフトから外されていたのだが、明日の当直を行えば明後日は朝の8時に交代すれば休みとなる。無理を言って替わって貰う手前、手塚の公休を堂上に譲るつもりだったが、堂上から「そんなに休みはいらん。お前が働いた分なんだからしっかり休みを取っておけ。――――それにお前、最近は公休って言っても、警察に行ったり、自分が抜けていた時の分の自主訓練に費やしてほとんど休んでないだろう。正直、少し疲れが出て来てるぞ。休める時はしっかり休め」と言われ、「……本当は別に当直なんかしなくても会いに行けばいいんだがな」と肩を叩かれた。「――そう仰ってくれるとは思いましたが、あいつはそんなのを嫌がると思ったもので……」と言うと、小牧が横から苦笑した。
「……なかなか難しい彼女だからね。――――でもようやく会えるんだ――――良かったよ。……一筋縄ではいかないと思うけど、しっかり手塚の想いを話しておいで――――きっと彼女もわかってくれると思うよ」
そう言って微笑んだ目が優しかった。
理解してくれる敬愛する上官二人に深々と頭を下げて礼を言って戻ると、高山に「明後日で!」と急くように告げた。高山はそんな俺に、一頻り笑っていた。
それからは正直、浮ついた気持ちを引き締めるのが大変で。
会える。
会える。
ふと気が緩むとそればかり考えてしまう。
高揚した気持ちを集中力に替えれば、射撃訓練では満点の出来だった。進藤がヒューッと行儀悪く口笛を吹き、「……流石だな――――勝利の女神が微笑んだんだって? ったく意外に単純な奴だったんだなお前」なんて、どこから聞いたのかニヤニヤしながら、アレコレ聞き出そうとする。
笠原なんか、俺の顔を見た瞬間「……うわ……っ、……デレ顔の手塚って……見れたもんじゃないね……」なんてしみじみ言うもんだから、「うるさいお前ッ!!! 最近、人の顔のことばっか言いやがって、自分の顔をよく見てみろッ!!」と怒鳴りつけた。もっとも笠原はどこ吹く風だったけれど。
「いやー、あたしの顔より今の手塚の顔だよ。すぐに緩んでニヤける手塚とか…………超レアだ!」
「うるさいっつってんだろ…ッ!!」
そう言うとケラケラと笑う。まったく失礼千万だ。――――ブスッと剥れた顔で笠原を無視していると、ようやく笑いを治めた笠原が、真面目な顔をして俺にだけ聞こえる程度の声でボソリと話し掛けてきた。
「……けど、多分、相当キツイこと言われると思うし。…………覚悟して行きなよ?」
「…………お前に言われなくたってわかってる。俺の方があいつのことをよく知ってる」
からかわれたことへの反動で嫌味まで付け加えれば、案の定悔しそうに噛み付いて来た。
「~~あ…っそ! んなこと言いながら、記憶失くしてたくせに!」
「記憶はなかったけど、俺はずっと傍に居たからな」
「なによ自慢?! ふーんだ…っ! この前までは捨て犬みたいにしょげてたくせに!」
「誰が捨て犬だ?! 山猿に言われたくないわ!」
「人を山猿言うな! けど、山猿の方が自由の身だもんね! あんたなんかずっと家の前で飼い主が戻ってくんのをただひたすら待って待って……何年も何年も待ち続けて……そのうちお爺さんになっててもまだ待ち続けてるんじゃないの?!」
言われた瞬間、売り言葉に買い言葉を吐こうとして――――けど、その例えは無茶苦茶だが本質はその通りだと思うと急にトーンダウンした。
「…………悪いか。…………例え振り向かれなくても俺は待つだろうよ」
ボソリとそう言うと、笠原も急にトーンダウンした。
ごめん、とバツが悪そうに謝って来る。
「――――なんかあんまりにもあんたが嬉しそうだったから、つい調子に乗っちゃった……。
……ホント良かったね。――――やっぱ会えるの、嬉しい?」
急に面と向かって真面目に聞かれると、少し恥ずかしい。
「~~~~っ、ま、まぁな…………」
そう言うと笠原がぷっと吹き出した。
「なに気取ってんの? また急に顔緩んじゃって――――赤いよ?」
「~~~~っ、一々うるさいんだよっ、お前!」
すっかり俺の顔の評論家のようになっている笠原に抗議の声を上げた。
――――進藤と笠原ほど露骨な冷やかしではないけれど、それとなく会う人達から「どうした手塚。いいことでもあったのか?」とか「なんかやけに嬉しそうだな」と声をかけられる。事情も知らない人達から言われることに辟易する。
そんなに顔に出てるのか、と反省して浮つく気持ちを引き締める。
――――だけどその一方で、
会える。
顔が見れる。
声が聞ける。
それを思うだけで確かに頬が緩みそうになるとか、らしくもない。
もちろん、マコが俺を完全に斬り捨てにかかることは承知の上だ。恐らく完全に俺と縁を切る為に会う気になったのだろうとの予想も付く。マコのことだから、俺との関係を絶つ為に浴びせかけられるだろう酷い言葉の数々ももう覚悟している。ただただ俺を傷つけて二度と会わないように仕向けて来る。すべての縁を絶って俺を捨て去るつもりだろう。
――――けどな。
お前、わかってないんだよ。
ずっとマコには境界線を引かれていた。傍に居ることを拒否され続けた。兄貴の彼女なんて強固な鎧まで纏って俺は手も足も出なかった。――――けど、それでも好きになったんだ。
記憶が無くなって俺の中が空っぽになっても、俺は結局、お前しか好きにならない。
鎧を纏って誰にも頼らずに全部自分で抱え込んで戦ってる意固地で意地っ張りなお前を見つけて、お前の力になりたくて惹かれていく。頼って貰えるような守ってやれる男になりたい。お前の目が俺を見てくれなくても、歯を食いしばって立っているお前を支えて助けてやりたい。それだけで俺は十分だ。
お前が俺を見なくても、俺はお前だけを見つめてる。
――――だから無理なんだよ。
俺を斬り捨てるつもりなんだろうが、俺はお前から離れられない。どれだけ傷つけられたって、お前が決して振り向かないってわかってたって、俺はマコが好きだった。兄貴の元に帰る日が来るとわかっていても、それでも今だけは傍に居させてくれ、と離れることが出来なかった。
――――きっと、二度と会わないと宣言される。
でもな。会えなくても俺はずっとお前を想ってることは伝えたい――――。
お前に振り向いて欲しいわけじゃない。……いや、本音を言えば振り向いて欲しいけど……けど、お前の気持ちを振り向かせたくてお前のことを想ってるんじゃなくて――――俺にはお前しかいないから。だから、お前のことを考えてしまうし、お前のことでいっぱいになっちまうだけだ。
……会えなくてもお前のことばかり考えてる。
会えなくても振り向かれなくても、俺はお前だけを想うだろう。
俺からお前を奪うなんて無理なんだよ。

だから、どんなに罵倒されようが拒絶されようが、会いに行くことに不安はない。
今の俺には過去の記憶もすべてある。
マコと出会って過ごした日々の記憶も。
――――苦しい息の中で救急車で最後に呼んでくれたのは、俺の名前だった。

それだけで、お前を取り戻すために、俺の全部を賭けてもいい。

それはお前の為じゃなくて俺の勝手だ。
今だってこうしてふと一人になると、お前のことばかり思っちまう。
ようやく会えるお前に――――何を持って行こうかとか、そんな考えばかりが浮かぶ。
花は絶対持って行こう――――。初めて俺の手から渡せる。マコはどんな顔をして花を見るんだろう。…………最初は高山に頼んでいたのだが、ふと、マコの香りは花の香りに似てると思い浮かんで――――マコに似た匂いの花でアレンジメントをして貰えばマコも喜ぶんじゃないかと思ったことがきっかけで、自分で花屋に出向くようになった。花なんて興味もなかった俺だが、親切な店員さんが1つ1つの花を確認させてくれながら花の特徴や花言葉等の話をしつつ選んで行けば、自然とマコの香りは薔薇を主軸にして柔らかな香りの花を添えると近い気がすることに気付く。薔薇にもいろいろな種類があって香りも1つ1つ違うのだということを知った。
――――誰かのことを想いながら花を選ぶと言うのは、こんなに楽しいものなのかと生まれて初めて知ったのだ。
あらかじめ言っておけば、それらしい花を多目に入荷しておいてくれるようになった。当然のように花屋には予約を入れておく。とびきりマコが喜ぶような花篭にしたい。『直接会えることになったんです』と思わず零してしまった俺に、電話越しでもわかるくらい花屋の店主は喜んでくれ、俺の思考を読まれたかのように『それじゃあ、とびっきりのいい花をたくさん仕入れておきますね』と請け合ってくれた。
それから、高山の柚子茶――――。……最近、少し俺も飲んでいるから俺の分を少し取り置きして、マコに持って行ってやろう。…………麗華との話で思い出してからは、懐かしくて時折、口にしていた。以前に貰ったジュースよりも甘さは控えめで更に飲みやすかった。とはいえ甘い味なので毎日飲む訳ではないが。酷く疲れた気持ちの時に飲むとどこかホッとする香りに癒されて、少し身体が温まる気がするんだ。……きっと、マコもこれなら飲みたいに違いない。元々好きだったものだし――――まだそんなに食べられないようだから、せめてこんなものでも口に出来れば身体の中で少しでもエネルギーになるし、疲労回復や風邪予防の効能もあると言ってたし……。
それから――――……。

そわそわする感じが滲み出るのか、時折俺にからかいの言葉をかける人が居て、そのたびに気を引き締め直した。明後日までの時間が酷く長く感じたが、終わってみればあっと言う間だった気もする。
当直が明けると、当初は寮で仮眠を取らせて貰うつもりだったけれど疲労感も眠気もなく、朝食を済ませるとドキドキと逸る気持ちに落ち着かなくて、結局図書基地を後にした。
いつもの花屋で花を選ばせて貰って満足の行く花篭が出来ると、そのまま病院に向った。
面会時間は10時からなのに、流石に早過ぎる時間に自嘲する。
どうしようか……、と思ったけれど、離れる気持ちが湧かなくて、とりあえず鞄にいれてある本を読んでいたら柴崎のお母さん達がやって来た。
個室だから面会できると言われ――――柴崎の母と高山の2人から、一緒に行きましょうと誘われる。
……らしくもなく、鼓動が早くなる。
ドキドキしながら扉の前で、柴崎の母がノックすると、中からマコの声がした。
「おはよう、起きてるよ」
ただそれだけの声に、胸が高鳴る。
夢じゃない、本物の声だ。
――――嬉しい。だけど、少し緊張する。
柴崎の母や高山は、慣れ親しんだ様子でそのまま中に入っていく。一瞬の躊躇が、そのまま続けて入るきっかけを失ってしまって、扉の前に立っていたら、柴崎の母の声と共に高山が扉を開いて中に俺を招き入れた。
ガキみたいにドキドキしている自分が恥ずかしい。
思いながらも、真っ直ぐに見つめれば――――大きな目が零れ落ちそうに見開いていて頬が薔薇色だった。
想像していたよりも随分回復しているように見えて――――まさかこんなに早い時間から俺が来ると思っていなかったんだろう、呆気に取られた顔が素のまま現れている。そんな表情に愛おしさが募る。
――――可愛い……。
驚きのあまり固まっているだけのマコに駆け寄って触れたい衝動が湧くけれど、柴崎の母と高山の居る前で流石に憚られる。動きたくなる衝動は言葉に変えて押さえた。
「……おはよう――――早過ぎて……ごめん……けど――――お前に会えると思うと……嬉しくて……」
ぎこちない俺の言葉なのに、そう言っただけでマコの頬は更にまた赤味が増した。
――――まったく、どれだけ可愛いんだよ?
俺の顔は緩みっぱなしかもしれない。
年長者2人が俺達を取り成してくれる。俺をマコの傍へと連れて行ってくれ、気を利かせて、一旦家に帰るから二人でゆっくりね、とマコに声をかける。
慌てたようなマコの声が必死に二人を引き留めようとするけれど、動揺してるからだろう、いつものマコらしくもなく年長者二人に往なされる。
「~~ちょちょ…っ、ちょっと待って!! そそ、そんな急に……っ」
「急にって――――今日は約束の日でしょう? 今更何を言ってるんだかこの子は」
「~~~~っ、そ、それはそうだけど…っ!! でも何も帰らなくたって……っ」
「あら、光さんのお蔭で、家はすぐそこだし。お話が終わったら連絡くれたらいいよ。私達は10分もあれば来れるんだからね」
「~~は、話…なんか、すぐに終わるわよ…っ!! そこで待ってれば…っ!!!」
「あら。私達、話を聞いてていいの? 高山さんと二人で? じゃあここで、黙って座っていましょうか。見守らせて貰うわね?」
「~~~~そ…っ、そそそれは……っ」
――――珍しく、マコが口で言い負けてる。
真っ赤になって、二の句が継げなくなっているマコの様子が可愛らしすぎて困る。
それは柴崎の母や高山もそうなんだろう、二人共愛おしい子供を見る目でマコに笑いかけ、物凄く嬉しそうだ。
…………結局のところ、高山はマコが柴崎麻子であることを知らないし、俺達が婚約していたことも柴崎麻子の襲撃についても知らないから、居られると話の流れによっては支障があるかもしれない。柴崎の母が高山と家に帰ってくれると言うのは、柴崎の母の機転の良さだ。
言い負けたことには不本意だっただろうけれど、マコもそれはわかっているだろう。結局はマコもそれ以上の強い反論は出来なかった。
二人は笑顔で、じゃあね、と言う。
「二人でゆっくりよーくお話して――――、光さん、もし時間があるならマコの昼食や夕食も見てやってくださいな。私達も久しぶりに二人で外食でもしようかしらねぇ?」
「わぁ、いいですねぇ。私も最近、こちらとマンションと光さんのところを行ったり来たりで、外食なんて久しぶりですわ」
なんて盛り上がる。
また慌てたようにマコが「~~~~な…っ、だからそんなに話なんかないって…ッ!」と口を挟むと、
「あら、私達も久しぶりにゆっくり出来る機会なのに…………マコったら無粋ね」
「~~~~ぶ、無粋…って、そうじゃなくて、いつもだってランチやディナーに行けばいいじゃないの!」
「だって、お前1人必死に頑張って食べようとしてる時に、私達が楽しくランチなんて気が引けて行けたもんじゃないわよ。――――今日は光さんが居てくれると思うからこそ、私達も安心して行けるの」
「~~~~そ、そそんなの屁理屈…っ」
「……マコだって、私達の立場だったらきっとそうなるよ。――――お前が頑張って食べようとしてるのも私達は知ってるし――――だからこそ、傍で助けてやりたいと思うしね」
ね? と高山を見れば、高山も深く頷く。
「マコさん、私達の手を煩わせないようにって、すぐに無理しようとするし……食べた後は気分が悪くなることも多いのに我慢して隠そうとするから心配なんですよね。――――まぁ……そんなところが健気でお世話したくなるんですけどね」
そう言って笑いかける高山に、また頬を赤らめて絶句する。
「~~~~そ…っ、そそ……っ……」
「――――そんなわけなので、マコの事よろしくお願いします。何かあったら携帯の方に連絡下さいね。私達もそう遠くへは行きませんから」
そう言って、笑顔で扉から出て行き――――マコは閉まった扉を茫然と見つめていた。

…………2人きりになると、また一層ドキドキする――――……。

互いに口火も切れず、沈黙が降りる。
マコは頑なに俺を見なかったけれど、俺は頬を緩めっぱなしでマコを見ていた。少し緊張しながらも静かに傍に寄り枕元の椅子に座ると、慌てたようにマコが顔を露骨に逸らした。
でも金髪の隙間から見える耳朶が赤くて――――可愛くて手を伸ばしたくなるのを堪える。
「――――良かった……。思ってたよりもずっと元気そうで。――――高山からお前の様子は毎日聞いてたんだけど、ほとんどまだ食べられなくて点滴に頼ってるって聞いてたから――――」
ようやく言葉をかけ始めた俺を、マコが少しヒステリックに遮った。
「~~~~っ、あたしは大丈夫…っ!! もう大丈夫なの!! だからあんたはもうあたしを気にしなくていい…っ!!! ――――『さよなら』を伝える為に、今日、あんたに会おうと思ったのよ。一応義理もあるしケジメは付けた方がいいと思って――――。
『さ・よ・う・な・ら』!!!
これで最後にして。…………もう花も贈って来ないで。迷惑なの。――――それから、あたしをそっとしておいて。あたしは今のままでいいの――――もうこれ以上ことを荒立たせたり、事件を蒸し返すのは止めて。もう終わったことよ、事件に手を出すのは絶対に止めて。約束して!! 絶対事件に近寄らないで…ッ!!!
…………ねぇ……あたしは、今のままが良いの。このままで――――このまま、静かに生きていきたいの」
「…………」
「わかった? 言いたいことはそれだけ。――――わかったら帰って。もう二度と姿を見せないで!!!」
そう捲し立てたマコの声は、最後は金切声だった。…………けど、その声は震えてる。苦しくなるのを無理に絞り出しているからだろ? 
でも俺はわかる。わかるんだ。
呼吸だっていつもよりも早くて少し荒くて――――それは俺に反論する隙を与えないように躍起になって畳み掛けるように言葉を繋いだせいだろう。
――――覚悟していた言葉だ。
だからか、思ったよりも凹むことなく冷静に受け止めることが出来た。
少し荒い呼吸に自分で気付いたのか、マコが必死に自分の呼吸まで噛み殺そうとして静かになる。
替わって、手塚が口を開いた。
「――――今のままがいいって言ったよな? ……じゃあ、マコには俺が必要ってことになる」
「~~~~なっ…、なに…言って…………」
「――――『光、傍に居て』――――」
「~~~~?!?!?!」
マコの顔が真っ赤になった。驚きに思わず顔を上げたマコの目を絡め取る。
「マコはな、夜になるとそう言って泣いてた」
「~~~~う…っ、うううウソッ、嘘よ…っ、……そそそんなこと…っ絶対…………」
「――――嘘じゃない。…………嘘じゃないってわかってるんだろ、お前も。――――だから、毎朝起きた時に隣に居る俺に怒声じゃなくて『ごめん』とか『迷惑かけたわね』って謝ってたんだろ?」
そう言えば、項垂れるようにして俺から視線を外した。俯きながら「…………ちがう……」と呟いた言葉は酷く弱々しかった。――――多分、マコもわかってるんだと思う。
愛おしくなってそっと頭に手を置くと、ビクッと震えて、次の瞬間暴れた。手塚の手を振り払って金切声で叫ぶ。
「~~~~ヤ…めてッ!!! 止めて、触らないでッ!!! もうほっといて…ッ!!! あんたなんか必要じゃない…ッ!!! 今はね、もうあんたなんか居なくたって大丈夫なのッ!!! あんたなんか不要よッ!!!」
払い除けられた手をグッと握り締めて抱き締めたい衝動を堪える。
激情を吐露したマコは、俯いたままだが、はぁはぁと乱れた荒い呼吸で肩が大きく上下する。小さな手が胸を押さえるのを見て、言い合いのせいで発作や体調が急降下したのではないかと手塚はヒヤリと不安になる。
俯いた顔を覗き込もうとしたけれど顔を背けて更に暴れた。無茶苦茶に振り回す手の勢いにバランスが崩れて身体が傾いでベッドに沈み込むように倒れた。
「マコッ?!」
覗き込んでも顔は完全に俯いて見えない。金糸が乱れて散らばっている。細くて小さな背中が震えて呼吸を殺している様子に動揺した。
焦りながら小さな背中に手をかけて覗き込みつつ「大丈夫か?! 医者を……」と言ったところで、しゃくり上げる振動が掌から伝わり「~~~~う…っ……」と空気を震わせる小さな嗚咽が聞こえた。
その自分から漏れた一声にまたマコの身が縮こまり、震える背中が一層丸く小さくなる。
嗚咽は堪えているらしく、でも、時折堪えかねた呼吸が切なく響く。
発作ではなく、感情が爆発して泣いているだけだとわかって、少し安堵した。
同時に堪らなくなって、ゆっくりゆっくりと慈しむように背中を撫でた。今度はもうマコは暴れたりしなかった。
溢れる涙を堪えることに意識が集中して、気付いていないのかもしれない。
ずっと撫でても撫でても、背中の震えが止まらない。
――――意固地で意地っ張り――――。
俺を拒絶しようとして、でもそれは泣く程苦しいんだろ?
…………今のマコには昔のお前と違って、完全に鎧を纏い切る程の体力がない。必死に俺を突き放そうとしたって無意識のお前は俺を求めてる。――――発作で意識がなくなると現れるお前の本心が泣いて俺に縋っていたのを俺は知ってる。
だけど、それを口に出すとそれはマコを追い詰めるのだ。無意識になると縋ってしまう自分の弱さに自責の念に駆られるのかもしれない。…………薄々マコ自身わかってるんだ、自分が本当は誰を求めているのかを。わかっていても尚――――俺の為に俺を切るつもりなんだろ?
――――だけど、それは無理だ――――
背中を撫でても、髪を撫でても、マコの中の葛藤は治まらず、ずっと嗚咽を必死に堪えて泣いてる。
いじらしくて愛おしくて――――堪らなくなって、そっと背中を抱き締めて包み込んだ。
胸の中の小さな塊が俺の行動にビクッとして緊張感が増したのを感じるが、気にせずに包み込んだまま、マコの髪に口を寄せる。
――――この、香り…………
俺の気持ちを和らげてくれる愛おしい香りがほわりと漂う。
「…………ごめん、違うな…………。俺がお前を必要なんだ」
言いつつ、髪を撫でる。鼻腔から吸い込む香りが俺の中に浸み込んで満たしてくれる。
「お前が俺を必要じゃなくても、俺がお前を必要としてるんだ。いつでもどこでも、俺の中はお前ばっかりだ。お前の居ない家でお前のことばっか考えてる。ふとした時に想うのは全部お前のことで――――会えなくて苦しくなると、お前の抜け殻を集めて気を紛らわせてる。お前の記憶、お前の香り、お前の好きな――――カッコ悪いってわかってるけどお前のこと考えている時間だけが俺を落ち着かせてくれる。俺からお前を奪うなんて無理だ…………俺がお前を必要としてるから。
お前が俺を切っても、もう二度と会わなくても、俺はお前の事件を追うことを止めるつもりはない。それは俺が――――俺が、お前を苦しめた犯人を許せないからだ。お前の為じゃなくて犯人を突き止めて掴まえることは俺の望みだ」
そう言うと、胸の中の小さな塊がフルフルと顔を横に振る。隠すことのできない濡れた声で「……や、めて……お願い、止めて……」と呟くのが聞こえた。
ギュッと抱き締めて(もちろん相当に手加減しないと折れそうでジワリと力を込めるに留めたが)、「止めない。――――お前の望みでもそれは聞けない。これは、俺の意思だからな」と言えば、胸の中の小さな塊が震えて、酷く掠れた悲鳴のような声が上がった。
「~~~~だ、駄目…ッ! あああ、あんたまで、狙われて…………も、ももしっ、…殺されたら……ッ!!」
「…………殺されるつもりはないけど、もし殺されても後悔はないな。犯人に近づけて、俺が犯人に殺されても犯人が捕まればむしろ本望だ。何もしないことの方が無理だな。このままで終わらせるなんて我慢できないし後悔する」
「~~~~だ、だめ…ッ!!! 駄目よ、ダメ……ッ!!! あ、ああ、あんたが、襲われ…………っ、し…ししし…死ン…………ッ…っ…」
うわあああああああ、と胸の中で掠れた嗚咽が零れた。しゃくり上げて、もう隠すことも憚らずに泣きじゃくる。
時折、駄目だとか止めてとか、必死に言おうとしては、しゃっくりに阻まれて言葉が続かない――――でも、それだけは俺に伝えたいと言うように、切れ切れに零れる。
愛おしくて堪らなくて、サラリとした髪に口付けた。
何度も何度も。
口付けながらも回した腕ですっぽりと包み込みつつ、髪を撫でる。ただ撫でて、撫でる感触やマコの香りに、心からホッとして愛おしさだけが募る自分を自覚する。
泣き止まない小さなその人を、優しい気持ちで、ただひたすらずっと抱き締めていた。



……To be continued.







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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

★Re: 鏡

アリアアリス様

> ーーー思いはただ1つ
> 「あなた」が幸せであること。ーーー

素敵過ぎる言葉に、ドキドキしました!
今回、鏡に映ってみることが出来た2人の本音、でしょうか?
アリアアリス様にも言われたように、
> そもそもマコさんの早口の別れる口上も、緩い言葉に感じて...。
ですよね、緩い★
もっとキツく、厳しく、傷つけるような言葉を吐かなきゃ、と思ってはいるのかもしれないですけれど、まるで出来てないよマコさん、と私も思いますー(苦笑)
「好き」が駄々漏れ過ぎて(苦笑)
まだ、「柴崎麻子」とは名乗れず、あくまでも「サイキマコ」なんですけど、結局のところ、サイキマコも手塚が好き、って駄々漏れ過ぎて困ります…………。
斬れ、切るんだ、マコ! ときっと思ってはいるんでしょうけど、全然出来てないよー。。。と(苦笑)
いや、ある意味、いちゃいちゃしてるようにしか見えない気がするんですけど、そう思うのは私だけなのか……?
マコさん本人は、これでも一生懸命、手塚から距離を置かなきゃ、手塚から離れなきゃって思ってはいるんですけど、全然出来てねぇ~~(^^;A
手塚に目の前に立たれたら、自分では手塚と別れるつもりで頭ではそう思い込んでいるとしても、心も体も全然求めちゃってダメダメになってるのでしょうねぇ…………。自分でもダメダメになっていることがわかってるけど、それでも立て直せない、いつものマコさんらしからぬ、完全に手塚にやり込められるマコさん(苦笑)
2人の対面は完全に手塚に軍配が上がってしまってるように私も思います………(苦笑)

そうとわかっていたから、郁ちゃんも、どうしても手塚に直接ちゃんと会わせたかったのかな?

アリアアリス様も仰って下さってるように、こうして二人がこの一つの部屋に居ることが出来たのも、手塚と柴崎を囲むすべての人々のお蔭ですもんね。
それはきっと、2人も実感していくのだと思います。。。。。

> 2部でも一緒にいた2人だけど関係性は「他人」だったわけで。
> 手塚の記憶が戻った今は「両片思い」の関係性で。
以下略
> 2人の思いは結局、互いの「幸せ」であって、向いた方向が逆だったけど同じだった。

いやもう、この部分だけで、もう長々しい話は要らないなってくらい、ピタリと言い当てて下さって、本当に素晴らしいですね!
そうなんですよね……マコさんがいくら「斬る」って手塚を拒絶してても、マコさんは手塚を嫌いになった訳でもなんでもないから、つまりは「両想い」なので、別れようとして吐く言葉も手塚に受け止められてしまえば、「手塚が幸せでありますように」と言ってるだけなんですよねぇ。。。。。そして、手塚の幸せはマコさん=麻子と一緒に居ること、だから、離れようとしたって土台無理な話なんですよねぇ。。。。。麻子さんの居ない手塚の幸せはないんだから(苦笑)
なので、マコさんが必死になって言う言葉も全部、手塚にとってはオカシナ言葉や話ばかりで、簡単に受け止めて呑みこんじゃうんですよねー。
流した涙の分、マコさんの気持ちも軽くなってくれることを願います。素直になれますように…………。
まぁ、言ってもマコさん(柴崎)なので、素直になるのも限度はあるのでしょうけれど(苦笑)

それから、追伸には大爆笑でした!
ですねー!!!パパラッチが居たら、是非写真に!!!
こんなレア過ぎる2人、絶対もう二度と見れない気がする…!!!!!(笑)
ビデオ撮影なんかされたらもう、ビデオ見直した途端に、イチャついてるとしか思えんわお前ら!!!ときっと見た人々は砂を吐きまくることかと……(笑)
いやもう、誰がどう見たって、両想いの2人がウジウジと、駄目だなんでだと睦言をいちゃいちゃやってるだけにしか見えない気がします(笑)
本人二人は真剣なんですけどねぇ。。。。。ヤレヤレです(笑)

(そして、続きも相変わらずの砂吐きです★苦笑)

ツンデレラ |  2017年01月23日(月) 06:10 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年01月23日(月) 01:48 |  【コメント編集】

★サイキマコなので…

ママ様

ですよねーw
郁ちゃんも進藤さんも、嬉しくて、おちょくらずにはいられない★(笑)
ウキウキしてる手塚なんていう、レアな状態ですからね(笑)
そこは仕方ないと、手塚も諦めろ(笑)

柴崎の学生時代は、女子友達との付き合い方について学ぶばかりで、「自分にとって、本当の友達作り」は出来なかった柴崎だろうと思うので、本当に友達は居なかったんじゃないかと……。高校になっても、どんなふうに接すればあたりさわりがないのか、どこまで言うと言い過ぎになるのか、どういえば冗談で流せるのか、そんな風に会話も考えていたんじゃないかなって思うし、なかなか友達を作るというよりは、友達として集まったメンバーの中での自分の存在のあり方を考えてばかりだったのかな……とか。
大学になって、そこまで考えなくても一通り、どう接すれば当たり障りなくやっていけるのかが身に付いて、ほんの少し、友達として傍に居る人に、時には気を許したりもする、なんていうことが出来るようになったかなって…………。
中学、高校の6年かけて、ようやく身に付いた「友達との接し方」…………それって、「友達」と言えるかどうか、他の人にとっては「友達」にも考えながら接している柴崎を知れば驚きだったかと思いますけれどね。
ある程度、ポロッと自分の言葉を言っちゃっても、その後にどうフォローすれば冗談に聞こえるかとか、本当に、大学時代には無意識のうちに計算して、人付き合いをしてたかもな……と思います。
そういう意味では、最初から、郁ちゃんは柴崎の中で生まれて初めての特別だったわけで、その後に手塚にも遠慮なく言える自分が居ることに気付いてからは、戸惑いでいっぱいだったかもしれませんねー。
本当にややこしくて面倒くさいです。
そんなところから始まった手塚と柴崎の関係で、6年間の時間を知らないお母さんからすれば、手塚はいい人だと思っていても、心配は尽きない…………ママ様も仰ってくれている通りです。
そして、ママ様も仰るように、柴崎の母が心配するような、ヤワな男じゃない手塚です(笑)。
今はまだ、大船に乗った気持ちでない柴崎の母にも、大船に乗ったつもりで娘を預けられる人なのだと、早く気付かせてあげたいなー(笑)
安心して、ランチ行くよ!(笑)

> 実の所一番最初の感想は麻子って呼んでやれよ!でした(笑)
これは、確かに…………。
私も迷うトコロなんですよね~~もう記憶が戻ってるから。
でも、ここは病院で、どこで誰が聞いているとも限らないとの警戒が心のどこかにあるならば、手塚も柴崎も、絶対に「柴崎麻子」とは呼ばないし言わないと思って。
それは郁ちゃんも然りで、図書隊で「柴崎麻子」は死んでいることになっているから、言わないんですよね。
郁ちゃんも、呼ぶとしても、家で堂上さんにしか言わないと思うんですよ。
そのあたりは、少なくとも関係している周囲には暗黙の了解でわかっているから、誰も「柴崎」とは呼ばないのだと思っています。
なので、手塚が「麻子」と口に出せるのは、現状ではよっぽどの時で、そうでなければ完全に身の安全が確保されて「柴崎麻子」が生きていても大丈夫だという状況になってからだと思ってます。
なので、面倒くさいしややこしいし、苛々するけれど、当分はマコさんはマコかなぁ。。。。。
早く、身の安全を確保して、名前で呼べるようになってくれればと私も切実に願います。
そうなったら、連呼してるんじゃないですか?(苦笑)
「麻子、麻子、麻子、麻子…………」
「~~~~っ!! ったくなんだっていうのよ、名前ばっか呼ぶなっ!!!」
なんていう会話が(笑)
まぁそのためにも、柴崎に、柴崎として生きていく決意も持って貰わないといけないですけどね。
とりあえずの、手柴再会のとっかかりだけで、まだちゃんと話し合いにもなっていないので、まだまだガンバレ手塚!!
というわけで、もう少し、この時間帯を掘り下げさせて貰います~~~~。
でも、柴崎が出ているだけで嬉しい私でした(笑)
やっぱり、手塚も柴崎を目の前にすると、いろいろと喋ってくれるし、書いていて楽しい~~~~♪(*^^*)
ウチの手柴は、2人でよく喋ってくれるので、本当に会話を考えるのが楽しい作業ですw
例え、今みたいに、互いに全然別の方向を向いているとしても、本質の所で想い合っているので、そのブレなささが妄想を楽しいと思わせてくれるんだと思っているのですが…………。
手塚がしっかりと柴崎を捕まえられるように、私も応援するばかりです!!!!!


ツンデレラ |  2017年01月18日(水) 16:00 | URL 【コメント編集】

★応援ありがとうございます

Sauly様

手塚への応援、ありがとうございます!
ですよね、手塚ガンバレ★(笑)

続き、ありがとうございます!
名前等々、いろいろ諸々、確かに…(笑)
ですが、これはこれ、あれはあれ、ということで、丁度いい(?)(笑)
慧殺しの黒幕は前大臣になりそうで、Sauly様のお話の行く末はどうなるのかなぁ…と、興味津々です(笑)
まったく別のお話ですし、いろいろと発想によって、黒幕もいろいろですね(笑)
映像も今回は会談シーンと言うことで、先に見ました(笑)
めちゃめちゃ、よく喋ってますね~~(笑)
周囲の人々の緊張感のなさに笑いが込み上げそうになりました…………このシーンだけ抜き出してみているからでしょうけれど、当事者2人が深刻な内容について話をしているのに、周囲はそれかよ、と(苦笑)
もちろん、論破して自分の進みたい方向に話を持って行くドンの雰囲気は、素敵でした。
(日本語じゃないから詳細はわからないので、雰囲気で(笑))
あんな、大物たちを目の前にしても物怖じどころか自分の思うままに操る…………柴崎の舌腕のようです(笑)

これで、手塚の身の安全は確保できたという事で、手塚がいよいよ、日本に戻ってくるのでしょうか。
とはいえ、日本に戻っても、ちょっと今はもう図書隊には受け入れられないかもしれない雰囲気は満載で、どうなるんでしょうか…………。
堂上さんや郁ちゃんまで撃たれてるし、抗争は激化しちゃったわけで、大変ですよね………………。
日本に戻っても、手塚が図書隊に居場所がなければ、手塚のこの先の歩む道が…………。
それがとっても心配な私でした…………。
もちろん、柴崎が生きていることもまだ願ってますヨ。

ツンデレラ |  2017年01月18日(水) 15:35 | URL 【コメント編集】

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 |  2017年01月17日(火) 14:30 |  【コメント編集】

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 |  2017年01月17日(火) 12:46 |  【コメント編集】

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