FC2ブログ

11月≪ 2018年12月 ≫01月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
2017.01.05 (Thu)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.40~

2017年、開店で~す\(≧∀≦)/ヤッタァ♪
今年も、ひとつ、ご贔屓に。
今年の始まりは、なんとビックリ麗華さんターンからでした……orz.
そろそろ柴崎にも登場して欲しくて堪らなくなってきた私なので、そのうち二人を合わせてあげたいと思います!(今年の抱負(笑))

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.40~ ≫背中の靴跡シリーズ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.40~ ≫背中の靴跡シリーズ


「……光、ここにコーヒー置いとくわ」
コトリとカップを置くが、僅かに「ん」と返事らしきものがしただけで、声をかけた人はずっとパソコンの画面に釘付けだ。
相変わらず、私とだと素っ気ない。自分用に入れたコーヒーに口を付けながら光を眺める。
部屋に入って早くも1時間以上にもなる。
麗華がようやく手に入れた公安からのデータは、まとめられたものではない、掻き集めただけの生データだったから、データを見終えて次のデータを映すまでの数分以外は、手塚はずっとああして画面を見つめている。
その横顔に、ドキリとしてしまう自分にももう慣れた。

不思議。

端正な顔立ちなのは知ってる。
今更なんで、ドキドキするのかわからない。

マコさんから託されてから手塚家にはよく行ってた。部屋で光と二人きりなんて何度も経験してるのに。
だけどマコさんが手塚家に来る前は、不思議だけど、一緒に居てもこんなにドキドキすることなんてなかった。
記憶を失って私のことを覚えてなかった光だったけど、私への態度は紳士的で好感が持てた。
パーティーの時に再会した時にも思ったけれど、改めて傍に居ると、その端正な顔立ちはそのままに深みも帯びて凛々しく、図書隊で鍛え抜かれた身体と相まって一層男らしく素敵だった。
――――相変わらず、イケメンねぇ。
見てるだけでウットリとそう想うこともしばしば。記憶喪失になっても昔と変わらず頭の回転はいいから会話も楽しいし、淡泊な話し方も男らしいと思えた。
光に対しての好意は、私の中で、昔も今も揺るがなかった。
光とは嫌いになって別れた訳でもなかったから、彼女のことを忘れた光が、今傍に居る私を彼女にしてくれるなら飛び付くつもりだった。なんなら、親しくなったら昔と同じく私から光に交際を申し込んでもいい。
年も年だし、お互い結婚を意識してもおかしくないわ。
光が相手なら、結婚相手としてだって釣り合うし。
そんなことだって考えながら傍に居た。
――――だって、光の婚約者だった柴崎さんから、光のことをよろしくって私が頼まれたんだもの。
「いいの?」って聞いたら「いいよ」だって。
「どうして?」って聞いたら「あたしはもう死んでるから」だって。
…………確かにガリガリにやつれた彼女は、正直骸骨みたいで青白い顔には血の気も生気もなく、以前の美貌の面影なんかほとんどなくて、彼女を女性と見れる男性なんか居ないだろうなって思う程の衰弱ぶりだった。

     *

生死の境を数週間も彷徨い続けてようやく意識を取り戻したものの、生命維持装置がなければもたない程の病状――――少しの不調で危篤状態に陥いるような状態で数か月。……ようやく、ようやく装置が外れて面会出来るようになった彼女は、それでも手塚慧からでも何か聞いていたんだろうか。
事件のこと、光のことを話す私の言葉に動揺も見せず黙って聞いていて――――最後に“柴崎麻子の死”に私も加担したから運命共同体になっちゃったわって言ったら「……光の傍に居てあげて」とポツリと言葉を零したのだ。
「――――光には会ってるわ。足の怪我も治ってリハビリ中だけど、歩くのももう普通よ。事件の重要参考人だし、記憶が戻ったら捜査に協力してくれる貴重な人材だから顔を繋げとく方が何かと都合がいいし――――光の方はもう心配ないわよ」
少し言い訳がましくそう言うと、少し沈黙してから「…………思い出さなくてもいい…………」なんて言うから驚いた。
「思い出して貰わなきゃ、事件が解決しないわ」
そう言うと困ったような顔をしながら寂しそうに小さく笑って――――「……思い出して…………もし……今度は……光が…………光が狙われたら――……」言いつつ骨ばった小さな手で自分の胸をキュッと抑えた。ぶるっと震えたと思ったら顔が歪んで呼吸が乱れて咳き込んだ。背中を擦ってあげたんだけど、その手の力加減に戸惑うくらい痩せ細った身体だった。乱れた呼吸を落ち着かせるのにも、肩で息を吐いて時間のかかる作業。ようやく落ち着いたやつれた顔は、また一層青白くなっていて――――。
そんな柴崎を見ていたら、安心させたくて、ついポロリと言葉が零れた。
「……大丈夫よ。光は警察が守るわ。私が付いてるんですもの。――今だってちゃんと警備も手配してるのよ。光のことは安心して私に任せて。――――それよりマコさんは早く身体を治すことよ」
「…………そうね……」
そう言うと、か細く長い溜息を吐いた。
やがて、小さくなった顔の中で更に大きく見えるようになった黒い瞳をゆっくりと私に真っ直ぐに向けた。
少し濡れて煌めいていて、同性なのにドキリとするくらい綺麗な目だった。
「…………大槇さん…………手塚の傍に居てあげて…………」
掠れかけた声は、だけど、意志を持って私の胸を打った。
ドクン、と鼓動が跳ねる。
“傍に居て”――――その、意味は…………
「――――わかってるの? こんな美女が傍に居たら――――光は私が取っちゃうかもしれないわよ?」
…………敢えて聞いてしまう。
「…………そうね……」
「いいの?」
「いいよ」
「どうして?」
そう聞いたら――――流石に綺麗な瞳が少し揺れた。
「…………あたしは…………もう……死んでるから…………」
「――――でも、思い出したら、光は苦しむわ」
「…………だとしたら…………余計に傍に居てあげて――――もうこれ以上、辛くならないように…………」
そう言って、言いながら綺麗な瞳が濡れて来るのを見た。
慌てたように、私に背を向けて布団に沈む小さな身体。
その様は見えないけれど、多分、涙が溢れてるんだろう。小さな肩の震えが止まらない。
必死に押し殺す呼吸は、濡れ声を漏らさないように。
ギュッと掛け布団にうずくまったから、布団を噛み締めてるのかもしれない。
こんな柴崎は初めて見る。元気だった頃の柴崎は、まったく隙もなく完璧で、どこにも弱みなんかないように見えた。感情が表に現れることなんてなくて――――光の話題が出たっていつも小馬鹿にしたように扱き下ろすばかりで、光のことを大事に想ってるような素振りなんか見たことなかったのに。
…………今は隠そうとしても身体が付いて行かないのだろう、不器用に涙を隠そうとしてバレバレだ。
――――光が、好きなんだと思ってた。
柴崎に向ける優しい目。嬉しそうに話し掛ける横顔を見てそう思ってた。
――――柴崎さんも…………好きなの?
――――好きだから、光を守りたいの?
――――光を守る為に、自らの死を選んだの?

婚約破棄――――それも聞いてる。
入念に書類まで揃えて。

だとしたら。
それ程の想いで死を選んだとしたら。
もう二度と、光の前に現れるつもりがないのなら。

柴崎さんが手放すなら、私が傍に居るわ。
託されたんだもの、私が守ってみせるわ。

「依頼は引き受けるわ。――――今日はもう帰るわね」
そう言って私が部屋から出て行っても、マコの部屋からは一声も漏れて来なかった。

     *

だから、胸を張って手塚家に出入りしていたの。
マコさんにも、あれからも何度か会いに行った。
――――光のことを話しても、まったく表情を変えなくなっていた。
ひょっとしてマコさんも光のことを忘れちゃった? と思うくらい、これみよがしな光の話をしても、儚く微笑んで聞いてるだけだった。
でも忘れた訳じゃない。
「…………朴念仁だからね……でもよろしくね」そんな言葉は何度も言われたもの。
――――だから、確信したの。
彼女は本気で光と縁りを戻すつもりがないって。
本当に光と縁を切るつもりなんだって。
……それは確信だったから、私の中で気持ちが切り替わったの。――――だったら光の相手は見も知らぬ女よりも私の方がいいじゃない。
私なら全部を知った上で受け止められるし、もしも光が記憶を取り戻しても慰めてあげられる。
そんな風に思ってた。
手塚家でのちょっとした新婚のおままごとみたいなやりとりも楽しくて、記憶が無くなった光とも上手くやっていける自信もあった。だって大学時代は付き合っていたんだし、光のことはよく知ってる――――。
面倒なことは嫌いで、でも、断る理由が見つからない時はこちらの言い分も通してくれる。
互いに対等な関係で、気楽に言いたいことの言える間柄――――。

こんな風に、ドキドキしたりはしなかった。
なのに、なんで今頃、ドキドキしたりしてんのよ。

…………違う、わかってる。
光の雰囲気が違う。
今の光から滲み出る何かに酷くときめいてしまう。目が引き付けられて追ってしまう。
光は全然変わってないのに。
ううん、今日なんか少し疲れてるような感じで、いつもよりももっと素っ気無い態度だというのに。
なのに――――なのに、違うのだ。

私ったら、フラれてからの方が、光にドキドキしてる。

完全にフラれた。
この私が驚く程アッサリと、しかも、見込みすらないと断言までされて。
映画をキャンセルした理由やマコさんの緊急入院の話を詳しく聞くために会った時に、木端微塵に打ち砕かれた。
「――――俺、……もしも麻子に何かあっても、この想いが一生報われなくても、俺には麻子以外居ないから。例え一生1人でも、俺はこの想いを抱えて生きていくから。――――わかったんだ、俺。俺は麻子に会ってしまったから、麻子以外はもう無理なんだ。…………例え麻子の願いでも、俺のすべてが麻子以外は求めていないから、心が動くことは絶対ない」
淡々と、事実を説明するだけの口調だった。
人の気持ちを粉々に砕いたのに、むしろ穏やかなくらいだった。
この私がフラれるなんて屈辱、生まれて初めてだった。
――――屈辱、だった筈…………なのに…………。

なのに。

ドキン、としたのだ。
あの光に。
揺るがない瞳が、真っ直ぐな瞳が、たった一人しか見つめない瞳が、凄く綺麗だと思った。
フラれたのに、ドキドキした。
そんな光に――――私のことをちっとも見てない光に――――触れて欲しいって思った。
その手で抱き締めてキスしてくれないか……なんて…………。

――――まさか…………未練?

まさか。
この私がそんな格好悪いこと…………。

だけど、その気持ちの昂りのまま、わかったから最後にキスして。とせがんだ。
キスしてみたかったの、あの時の光と。
最後のキスにするから――――と…………。
最後のキスでもなんでもいいから、とにかくキスしてみたかった。
光はそんな私の言葉に苦笑して、でも、キスはしてくれなかった。
「たかがキスじゃない! それでキリ付けようって言ってんのよ?! 簡単なことじゃないの!!」
そう言って激昂して詰め寄った私をやんわりと押し退けて、「…………俺も昔はそう思ってたよ」とやっぱり苦笑しながら穏やかに言った。「――――けど、そうじゃないって、今の俺は知ってるから」
~~~~なんなのよ!
そう叫んだ私は、思わず涙がポロリと零れたのを感じた。
わかってポロポロ泣きながら、光のシャツに手を伸ばして、キスくらいしてもいいじゃないの! とまだ詰め寄った。
大学時代に私の都合で別れようと告げた時も、光は最後のキスをしてくれたわよって。
キスごときで気持ちを切り替えたげようって言ってるんだから、たかがキスくらい易いもんじゃない!
そう詰る私を見つめる光の目が、凄く不思議な色だった。
穏やかだけど少し憐みの色が浮かんでいるのに優しかった。
「…………たかがキスじゃない。キスは――――大事な相手にしか出来ない」
そんな初心な少年みたいな台詞に目を瞠る。
~~~~な…なによ……その台詞。
今時そんな――――、そんな言葉、恋愛ドラマの中でだって出やしないわよ……。
なのに、思わず見つめたまま固まった私を見て、少し照れたように笑った光にドキリと鼓動が跳ねた。

「――――俺……麻子とのキスを知っちまったから…………もう麻子以外とはキスなんか無理」

「~~~~~~~~っ……!」
思わず涙も引っ込んで、顔が赤らんだ。
もちろん言った後で光の顔も赤かったけど。
そして照れのある可愛い顔をして、でも、まるで宣言でもするかのように言うからわけわかんない。
「だから、いくら頼まれても、それでケジメ付けるって言われても…………俺、麻子以外は無理」
――――……なんなのよ。
なによ、それ。
…………そう思うのに、なぜだか切羽詰まったような私の気持ちからポカリと気が抜けて、それ以上詰め寄る気が失せた。
結局、光とキスもせずに、一方的にフラれて終わった。

終わったのに。
なのに、今、こんな風にドキドキするなんて変だわ。

見つめていた横顔が、少し眩しそうに眼を細めた。
パソコンの画面を凝視していた瞳が緩み、長い睫毛が揺れる。同時に、指先が軽くコメカミを押さえ――――少し疲労と滲ませるその仕草に、またドキドキする。
――――なによ、これ――――。完全にフラたのに、なんで今頃ドキドキしてんのよ。
そんな動揺を誤魔化すように、矢継ぎ早に言葉をかける。
「……疲れてるんじゃない? コーヒー飲んで少し休憩したら。そう思ってせっかく私が淹れてあげた温かいコーヒーが冷めちゃったら意味ないし。それにコーヒーって疲労回復にも効果的よ」
言いながらコーヒーを差し出すと、ようやく光の顔が画面から離れた。少し背もたれに身を任せて目を瞑る。
コメカミに当てていた指を今度は目頭に置いて軽く摘まんだ。
~~~~こんな仕草にすら、色気を感じるとか――――どうしちゃったんだろう、私。
しばらく瞑っていた目を開けると、コーヒーを手に取り口を付ける。
一々絵になる男って、これだから困るわ……。
そんなことすら思ってしまう。
だから思わず見つめてしまうのは、光のせいなのよ。…………そんな言い訳。
見つめる先で、光は宙を見ながらゆっくりとコーヒーを飲んでる。
私が淹れたコーヒーを飲んでいる。
静かで、ゆったりとした時間が流れる。
コーヒーのいい香りが部屋に広がってゆく。
2人で黙ってコーヒーを飲んでいたら、ふ、と光が微笑んだ。

ドキッとする。

「~~~~なぁに? なに笑ったの?」
「…………あ……いや……」
「なによ、今確かに笑ったわよ! 何を思い出したの? 光に付き合ってあげてるだけの私は暇で暇でしょうがないのよ、教えてよ」
「…………いや、ホントに大したことじゃないから」
「大したことじゃなくてもいいから」
そう言うと、少し迷ってから口を開いた。
「――――ホントに大したことじゃないぞ――――……」
そう言って。
話し始めたら嬉しそうに。


昔、柴崎の携帯を光が壊したことがあって罰としてデータの入れ直しを命じられたんだそうだ。丁度図書隊が大きな事件を終えたばかりで事後処理や報告書に追われ、それでなくても忙しい時に。朝から晩までパソコンに向かって、就業後は柴崎の件でまたデータ入力…………流石の手塚も辟易気味で、就寝時間前に自販機でコーヒーでも買おうとしたらそこで柴崎とバッタリと会ったらしい。
「またコーヒー買いに来たの」
「…………これからまだ、お前のデータの方をやるからな。忙しい時に誰かさんが仕事を増やしてくれたお蔭で」
「あら嫌味?」
「事実だろ」
「人の大事なデータをおしゃかにしたのはどこのどいつ?」
「…………不可抗力だろ。壊したくて壊した訳じゃない」
「でも、壊れたのは事実よ」
「~~~~わかってるよ、だからお前に言われたことはしてるだろ。…………どけよ、コーヒー買うから」
最後の台詞は、柴崎の小さな手が、コインを入れる場所を塞いでいたからだ。
「コーヒーばっか飲んでたら、逆に疲れんのよ。コーヒーは身体を活性化させてくれるだけで、疲労を癒してくれるもんじゃないからさ」
挙句に偉そうにそんな薀蓄まで――――と、ポスリ、とお腹に拳が入った。
まったく痛くはなかったが、その行動に中っ腹な気分になりながら見れば、拳と言うよりは瓶があてがわれていて――――瞬く。
黄色と言うかオレンジと言うか暖色系の見慣れないものだ。
「疲労回復に柚子茶、結構いいわよ。どうせ脳のブドウ糖も不足してるでしょうから、一石二鳥」
「――――柚子茶?」
「言っとくけど、この辺じゃ伊勢丹でしか扱ってない代物よ」
「――――なんの賄賂だよ?」
柴崎のことだから、素直に受け取れやしない。そして案の定、ニヤリと猫のように笑った。
「あの子が無事に帰って来たのよ、パーッと楽しく飲みたいじゃない?」
「……………………」
――――その台詞にまた中っ腹だ。
結局、柴崎にとって一番大事なのはいつも笠原かよ! 
思わず臍を曲げたくなって「…………いらん」と言えば、「あっそう。同期同僚の無事を喜ぼうって気はないワケ?」と返されて肩を竦める。
「笠原と二人で行ってきたらいいだろ。…………別に俺が居なくても」
最後の言葉は明らかに余計だ、と後悔しても遅い。拗ねたように零れてしまった。
柴崎の目が瞬いた――――居心地悪い。
目を逸らした俺に、何も変わらない柴崎の言葉が聞こえた。
「笠原とは当分無理かな。あの子も始末書を書かなきゃいけないことになったし、あの子はあんたと違って書類作成とか苦手だから手一杯でしょうよ。――――それにあの子は今、あたしと飲みに行くよりも、もっと行きたいところがあるから誘えないわよ」
その言葉に俺が今度は瞬いて――――ってことは、笠原と三人じゃないってことか? ……それって……と視線を戻した先で、今度は柴崎が少し空を見る目をしていた。……それは初めて見る柴崎の表情。
「随分と遅かったけど…………こうなることはわかってたしね」
そう最後は呟くように言うと、気を取り直したように「あー、じゃあコレ笠原と飲もう」と言って、なんでもなかったように「じゃあね」と踵を返した。
慌てて追って、柴崎の前に出た。
――――わかりにくいけど――――俺と飲みに行きたかった?
――――柴崎からの誘いだった?
烏滸がましいかもしれないが、それは確信に近かった。そうとわかるくらいには傍に居る。
「……わざわざ、俺に渡そうと持って来たんだろ。貰っといてやるよ」
敢えて素っ気なくそう言った言葉は思わぬ反撃だったらしい。
「~~~~だ…っ、誰が…っ! わざわざあんたの為になんか…っ!! ~~たまたま、休憩しようと思って持って来ただけよ…っ!」
柴崎の頬が赤らむのを見て口元が緩む。
「わざわざ持って来といて、飲まずに持って帰るのか?」
「悪いっ?! あたしの物をあたしがどうしようと勝手でしょ!」
「…………そうだな。――――だったら、俺に売らないか? ……珍しいモンみたいだし試してみるのも悪くないかなって考え直した」
「~~~~いらないって言った癖に…っ!」
「気が変わった。……あの事件の功労者は笠原だけじゃないのに笠原の為の生還祝いに金を出すのは性に合わないと思ったが、当麻先生の無事と良化法最新施行令の破棄、国際世論の導入を祝うってことなら多少金を出してやってもいい」
「…………偉く理屈捏ねるわね」
「理屈が通ってないと納得しないだろ、お前」
「~~~~っ」
珍しく目の前のややこしい女を上手くやり込めることが出来たらしい。不貞腐れたように唇を突き出している。
「~~~~言っとくけど、一度は拒否したんだから高くつくわよ」
「お前からの賄賂は、いつも覚悟してる」
そう言いつつ柴崎から瓶を受け取る。そんな可愛い顔してギロリと睨んだところで怖くもなんともない。
「~~日時場所については後日連絡。――――本当に覚悟しときなさいよ」なんて捨て台詞を吐いて、足音高く柴崎は帰って行った。


「……ったく、素直じゃなくてややこしいだろ? きっとわざわざ待っててくれたんだろうに解り辛くてさ。
――――その柚子ドリンク、かなり美味くて。濃縮タイプだから好きに薄められるのも良かったんだろうけど、甘いのが苦手な俺でも、スーッとブドウ糖が身体に染み渡る気がしてマジで美味くて。疲れが癒える感じがしたから不思議だったよなぁ」
――――そんな惚気話を嬉しそうに話す光に悔しい気持ちが湧く。
あたしをドキリとさせた微笑みは、彼女に向けたモノだったのかと思うとつい気持ちがささくれる。
「~~~~悪かったわね、私はコーヒーしか淹れなくて!」
尖った声でそう言うと、あ、すまん、そんなつもりじゃなかった、なんて相手にもしていないような口調に業腹だ。
苛立つ気持ちが、つい、棘を含む。
「~~~~彼女がそんな風に光のことを見ていたのはもう過去のことよ。今の彼女は光のこと見向きもしないわ。――――やっぱり会ってくれないんでしょ? まだ会えてないんでしょ? ――――仕方ないわよ、彼女は光のことを切ったんだもの。どれだけ待ったって頼んだって、彼女は光とは向き合わないわ。
…………ねぇ……いくらいい思い出があったって、今ここに居るのは彼女じゃなく私。――――なんなら伊勢丹で柚子ドリンク買って来るわ。私が淹れてあげるわよ、光に」
そう言うと、「そういうことじゃない」と即答で返された。
ムッとする私に手塚の真っ直ぐな目が向けられる。
「…………マコが俺を見るか見ないか、そんなことはどうでもいい。――――ただ俺は、麻子が麻子として安心して生きていける場所を取り戻したい。そのために今こうしてここに居るし、全力を尽くす。…………成し遂げて見せる。
…………麻子が俺をどう思ってるかとか、今の俺には関係がないんだ。麻子がもし俺を嫌いになっていても、俺は麻子が麻子として安心していられる場所を返してやりたい……それだけだ。麻子が俺を見てくれなくても、麻子が生きていてくれるなら――――それで十分なんだよ」
直向きな言葉。
私に向けられた言葉じゃないのに、そんな光にドキドキする……。

カッコイイ。
柴崎さんのことしか見えない光が、こんなにも。

――――気付いて――――その自分の気持ちに混乱した。

まさか――――。
そんなことって――――……。

じゃあ、『私』はどうすればいいの?

     *

結局、今日も何も手がかりは見つからなかった。
少しだけ残ったファイルは明日確認に来ると光は言って帰って行った。
流石に帰る時は疲労感が少し見えていた。
――――少しずつ、光の中にも疲労が蓄積していっているのがわかる。
…………こんなに探しても、手掛かりが見つからない。
時間を割いて――――結局何一つ進まない無力感。
…………それは、少しずつではあるけれど、光を苛んでゆくのだろう。

ねぇ――――もし、ポキリと気持ちが折れたら――――光は諦めるのかしら。

その問いには、すぐに否、と返ってくる。

そんなことですぐに折れるような男だったら――――きっとこんなにドキドキするくらい好きにならなかった。

問題なのは、本当は私――――……。

柴崎さんのことが好きな光が好き。

そんなこと初めてで、どうしていいのかわからない。

明日も光が来る。
そう思うと嬉しくてドキドキする。
柴崎さんの為に直向きに事件の調査をする光を見るのが好き。
私には向けられない、その直向きな瞳が好き。

――――歪んでる、私。

光の言うように、私は光のことを諦めた方がいいかもしれない。
だって、私は――――柴崎さんが好きな光の一生懸命な横顔が好きなんだもの。
私のことを見ていない光のことが好きなんだもの。

…………なんとなくわかってる。
柴崎さんを想うようには、光は私を絶対に想ってくれないこと。
わかってしまっているから、そんなことは望もうとすら思っていない私。

――――私は――――……一体…………

「――――麗華」
ふいに現実の声に呼ばれて我に返った。
警察署を出てすぐのところだった。
驚いた私の顔を見て、相手も驚いたようだ。
「…………なんだ……そんなに驚いたのか?」
「――――あー……うん。……だって、こんなところで…………何してるの?」
そう尋ねると少し口籠って、ポツリと零した。
「待ち伏せ」
「待ち伏せ?」
「うん、麗華を待ってた」
「私を?」
「…………急に、もう会えないって言われて――――連絡しても無視されたけど――――もう駄目かもしれないけど、やっぱり麗華に会いたくてさ」
やっと会えた。そう言って、普段無表情な顔に少し笑みを浮かべると、いつもの冷たそうな雰囲気が少しだけ緩んだ。長めの髪を掻き上げる仕草はそこはかとなく色気を漂わせるが、ホストをしていた経歴があると言っていたから勝手に滲み出るのかもしれない。
「…………優哉」
柴崎に手塚を託されたことで、切った男。
元々、互いにどこか割り切って付き合っているような感じはどこかにあったから、別れを切り出すのも躊躇いもなかった。だから、私がもう会えないと言った時に、『どうして?』と返されたことだけでも驚いたくらいだ。
『…………別に俺、麗華に他の男が居てもいいよ』
そんなことまで言われて、淡泊で無機質な普段の雰囲気からは想像も尽かない言葉に驚いた。
昔はホストだったと言うが今はホストじゃない、私は別に優哉のヒモになっている訳じゃなかったし、むしろ付き合っている時は全部優哉が出してくれた。――――そんなに私に執着があるようには思えなかった。
なのに、それはどういう意味だろう――――?
他に男が居ても、それでも私とは別れたくないってこと?
……そんなことを考えたことはあったけれど、でも、そんなことを考え続けるにしては忙しい日々を送っていたし、結局そのまま会わなくなった。
時折、ご飯を誘うメールが入る時もあったけれど、私も気にしなかった。――――所詮その程度の気持ち。
そのうち、優哉も忘れて誘ってこなくなると思っていた。
実際、連絡も少なくなっていた。
「新しい男とは上手くやってんの?」
そう言う口調は、特に抑揚はなかった。
冷静な質問。
こういうとらえどころのなさは優哉だ。
「――――フラれたの」
「…………へぇ……麗華が?」
「うん」
「そいつ、見る目ないね。こんなに可愛い女ってなかなか居ないのに」
そう言いつつ、もう頬に触れて来る。
「いつフラれたの?」
「…………数週間前……」
「俺に連絡くれたら、すぐ慰めに来たのに」
「…………」
「――――どうしたの。麗華らしくないね」
そう言って私の顔を覗き込んで来る。
優哉の綺麗な顔が近い――――でも、ドキドキしない。
違うんだ――――。
わかったけれど、でも振り払うこともしなかった。
少し投げやりな気持ちになっていたのかもしれない。
優哉からキスされるかと思ったけれど、意外にも優哉は何もしなかった。
代わりに、手だけは繋いできた。
「久しぶりの再会記念に奢らせてよ? 時間ある?」
そう言う優哉に、少しだけ一肌恋しい気持ちが勝ってコクリと頷いた麗華だった。



……To be continued.







スポンサーサイト
05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(11)  |  EDIT  |  Top↑

★あー、そこ…

ママ様

そうなんですよ、そう……そこなんですよねぇ。
自分で書いてるクセになんですが、麗華さんに託したし、託されたしっていう、ここのところが難しいところなんですよねぇ…。
私もひしひしとそう感じていて、自分で書いているくせに、ここのところは困ったなァ…というか、なかなか柴崎が動かなくなってしまう要因の一つにもなってしまうだろうことがわかるし、本当に困ったなァ…と思っているとかいないとか…………(大汗)
手塚が記憶喪失の時は「兄貴の彼女」縛りがありましたが、柴崎にとっては「手塚は麗華に託した相手」となってしまっていて困ったものだなァ。と思う限りなのです。。。。。
……というか、やはり柴崎に直接手塚が会わないと駄目だという結論に私はかなりなっています…………。
いやもう、手塚でないと、絶対柴崎を動かせないと思うので…………。
もちろん、手塚でも一筋縄ではいかない柴崎ですので、手塚と柴崎が会って、会って話すことで修羅場が来るとか言うこともあり得るっちゃ有り得るし、本当に大変ですよねぇ。。。。。
優哉クンと麗華サンについては、まだまだ先になりますが、またそのうちに…………って、前回の轍のように、vol.9の次がvol.40とかだからってvol.70とかまでまだやっていたら、かなり嫌だな★(苦笑)
今はまだ、この程度の2人です。まぁ……まだ出てくると思います、ハイ!

ところで、関係ないのですが、今朝、wordが開けなくなり、超焦りました…………
なんとか修復作業の末、使えるようになりましたが…………少し書いてる部分とか消えたらもう、どんだけ時間掛かると思ってんのー?!?!とどこぞの誰かにでも怒鳴りたくなりましたよ★
…………まぁ、私はこんな二次小説ブログやってることは内緒にしてるので、怒鳴ることなんて絶対出来ないんですけどね!(笑)
ツンデレラ |  2017年01月09日(月) 01:19 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2017年01月08日(日) 13:59 |  【コメント編集】

★おかえりなさいませ~♪

ちび犬様

実家帰省、お疲れ様でした!
私もそうですが、実家は家事とか普段やることはやってくれて、そういう意味では楽ですけれど、自分のプライベートな時間と言う意味ではまったく取れなくなったりしますよねぇ。
わかります!!!
ほっこりと家族とのお正月は大切ですし、家族の大事な時間は大事な時間で、とてもいいお正月だったのではないでしょうか(*^^*)
戻って来られてゆっくり読んで下さるとのことで嬉しいです~~~♪
まだまだなお話にお付き合い下さるちび犬様の存在を励みに、完結までなんとしてでも頑張りますね!!!
こちらこそ、コメント残して下さって、本当にありがとうございました!!!

ツンデレラ |  2017年01月08日(日) 06:25 | URL 【コメント編集】

★とんでもゴザイマセン!!

アリアアリス様

とんでもございません!!!
全然迷惑なんかかけられてないッス!!!

いや、ストン、とスッキリしました~~~(*^^*)
ありがとうございます!!!
慧とわかれば、「なんで気付かなかったのか…」と自分の妄想力の低さに平伏です。
わかっちゃうと、それ以外の誰目線でもなかったとよーくわかりますもん。
ああ、まだまだ思慮が全然足りない……(×_×;)ごめんなさいでした!
慧もまたそのうちに出てきます。
もちろん、手塚の貴重な情報源ですから!!!(苦笑)

あ、私は、慧は普段では「俺」って言ってると思ってますよ!
もちろん、仕事遣いは「私」だと思いますが。
仕事離れた所では「俺」じゃないかと★
違うのかな~??? 慧が自分の事を話すシーンで自分の呼び方ってどうしてましたかねぇ。。。。って探す気ナシ★(苦笑)

> こちらのお兄様も恋のフィルターで御二人見ていたんじゃないかと思いまして。
うはっ! それは…………うんうんうん。
このお話の慧には、そういう要素がすこーし入っているようにしているし、うんうんうん!ですよ♪
まさしくアリアアリス様の妄想的な…………(笑)
慧も、想わぬことで手柴の2人を観察出来る立場を手に入れているし、間近に見てて想うことはいっぱいあると思うんですよね。
なので、彼の気持ちもいろいろと(全然書いてないけど)想うトコロはあると私も思いますー!!!

さて、なかなか書けない日々なのですが、来週からようやくすべての子供達の学校が始まるので、来週から頑張りますよー!!!
なんとか完結に向けて…………(遠い目)
ツンデレラ |  2017年01月08日(日) 06:19 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2017年01月07日(土) 07:13 |  【コメント編集】

★Re: 恋のフィルター

アリアアリス様

明けましておめでとうございます♪ こちこそ、今年もどうぞどうぞ宜しくお願い申し上げます!
わかります、手柴飢え…………年始時間のある時に、私もpixivで手柴読みましたもん。手柴が…っ!!
ウチの方でもそろそろ手柴シーンが足りなさ過ぎて、私が飢えてます……。
(なので回想シーンでもなんでもいいからぶっこんでる(笑))
後、
> 50話数越えても読んできますんで宜しくお願いします(笑)
ありがとうございますー。ホント、こんな長編、需要なくて申し訳ない限りですが、完結までとにかく私もちゃんとしたいので、そう言って貰えると書き続ける勇気が…………いやもう、だんだんと書き続ける勇気が持てなくなりそうで…………
だったら、チャチャッと完結させればいいって話なんですが、そこは私だからなのか手柴だからなのか、手柴を、とか他のキャラでもそうなんですけどその立場を考えると、なかなかチャチャッといってくれないのですよね…………(悩)
本当にいろいろと申し訳ないですが、そう言って、温かく見守ってくれる人が居るとホッとします。
新年早々からアリアアリス様に感謝でいっぱいです!

> 「最低」だけど「最高」
ですよね!
> 手塚の麗香さんに対して容赦の無いフリっぷりで、
> 実は初めて「手塚」を見たんでは?とか思ってしまいましたよ。
そうだと思います。
アリアアリス様の言うように、学生時代は「見目麗しい持ち物」感覚で、この頃は手塚としか付き合っていなかった麗華さんだけどそれは多分手塚が自分に都合を合わせてくれるタイプじゃなかったから、手塚以外の男と並行して付き合うということが難しかっただけで、感覚的には、他の彼氏達にも同じ感覚だったんだろうと思いますね!
まぁ、手塚側の方も問題で(苦笑)、好きだから付き合っていた訳じゃなくて断る理由もないから付き合っていたという、相手に対する想い入れが本当に希薄だったのだろうなぁ…と。
そういう2人の関係は、気軽で気楽で楽しかったのだろうなァと思いますね。互いに重みもなにもないですし。だから麗華さんが就活で忙しくなって会えないし別れようって決めるのも簡単だったし、受け入れるのも簡単だったし、最後にキスしてって言われても「そうだな、嫌い合って別れる訳じゃないもんな」くらいの感想で麗華さんの願いを聞けるくらいの関係と言うか。
まぁ当時は二人して、2人共がそれで良かったから、それで良かったんですけどね。
でも、手塚の方はもう、そういう「恋愛」じゃなくて「たった1人を大事に想う恋愛」を知ってしまったから、もう無理なんですよね~~~~。
そして、そういう恋愛を手塚を見て、麗華さんは初めて学んだというか…………。
> だから最低な振り文句で自分を振り抜いた男に「始めて恋をした」んじゃないかと(笑)
> 恋を真摯に誠実に見つめる王子様に。
> 求めた最高が目の前にいる。
> 自分を見ない最低で最高な男が!
> (あっ、ちょっと手塚を持ち上げ過ぎた感じが(笑))
麗華さんは恋する乙女になっていますから、麗華さん目線では手塚を持ち上げすぎてても仕方がないですよ(笑)
麗華さんも初恋なので、自分の初めての気持ちが処理しきれないというか、今はどうしようもない感じ…………。
そこに元彼登場で、手を取っちゃうあたりが彼女の弱さですけれど、そこはこれから彼女も学ぶと思うし。
麗華さんの恋愛事情は、そんなには出てこないでしょうが(本編に関係ないし…ヲイ★)、麗華さんなりに学んで強くなって素敵な恋をして欲しいと私は願っているので大丈夫でしょう!!多分!!!(多分がつくのか……苦笑)

追伸
麗華さんと話す柴崎に涙して下さってありがとうございます。
柴崎にしたら屈辱のシーンですけどね…………まさか麗華さんに悟られるような自分の醜態(泣いちゃう)を見せてしまうなんて……と。
その後は麗華さんから手塚の話を聞かされても、とにかくなんでもないように、なんにも感じてないように、とそう心を切り離して(置き忘れたかのように)接していたんだろうと思います。二度と醜態を見せないためにね…………。
という経緯で手塚を託しているので…………柴崎の方は柴崎の方で、手塚と寄りを戻すのはかなり大変ではないかと私は推察するのですが……………どうなるんでしょう。
そろそろ、ちゃんと二人に合って貰って話し合って貰わないとね。
このままだと、手塚が過労で倒れそうで不憫だし(苦笑)
ソロソロ、私も手柴不足過ぎて限界です…………。

ところで、妄想、ありがとうございます。
……って、1つ聞いてもいいですか?
【肩の荷が下りた】
その言葉の指すところを図りかねていて…………。
この主人公は「俺」なので手塚?と思ったのですけれど、それは合ってますよねぇ。。。
すみません、思慮が足りなくて、いろいろ絡み合ったもののどれを指しているのかがわからなくて。
> 手折ることの出来ない彼女の「正式な相手」がやっと...。
というのに結びつく筈なんですけど、ちょっと私がわかっていなくてモヤモヤしています。
彼女の正式な相手、は手塚自身を指す???
彼女は柴崎……………ではなく麗華さん???
すみません、ほんっとーに、鳥頭で。
でも、意図するところを知りたいので、よければ教えてください。
気を悪くしてしまったら本当に申し訳なく、本当にすみません……………。

ツンデレラ |  2017年01月07日(土) 06:42 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2017年01月07日(土) 02:47 |  【コメント編集】

★今年もよろしくお願い致します

ママ様

明けましておめでとうございます!
続きがこのターンからという年明け…………早く手柴になって欲しいと新年早々に思ってます(苦笑)
頑張って終わらせるしかない!!!(いや、まだまだ終わりが見えないのですが……)

麗華さんについて、いろいろと考えて貰って本当にありがとうございます。
麗華さんは微妙な立ち位置で…………私自身もこの微妙な立ち位置の麗華さんが少し不憫です。
麗華さんには、手柴を間近で見ることで、これまでの恋愛とは違う恋愛というものを見たり肌で感じて貰って、麗華さんにとって素敵な恋愛が出来るようになってくれればと思ってはいるのですけれど。
これまで、麗華さんは自分が一番であることを疑わずに生きて来られた女性なので(実力もあるので)、ここに来て柴崎の存在で仕事で負ける経験とか、恋愛で自分に振り向かない男が居るとか、そういうことを学んで貰ってる感じでしょうか。そういうことを知った上で、彼女が上を向くなら、彼女は本当に素敵な女性になるんだと思っているのですが。
麗華さんの事は、私なりに麗華さんを応援しているので、彼女にはもっともっと素敵な女性になって貰いたいです。
今は優哉の手を取ってしまいましたけれど、もがいて苦しんで学ぶことは、彼女の力になると思うので…………。
ママ様も仰ってるように、優哉の手を取ってしまったのは、今の麗華さんの弱さですね。まさしく上手くいかなくて癇癪を起しているのでしょうね。でもこういう経験も初めてだと思うし、こういうことを学んで貰って、途中で決して間違いだけは起こさないでいてくれたらいいかな、と。
人間だれしも、上手くいかない時はあって、そこをどう乗り切ってどう前を向いていくかが成長の鍵かなァと思います。
(って偉そうにいう程、私が成長してませんが……………苦笑)

> でもこの人ポッと出の人なんでしょうか(笑)
いや、聞かないで下さい(笑)
あ、ちなみに、この人は、vol.9で、麗華さんに最近できた新しい彼でマメに連絡をよこしていたけど、麗華さんに仕事優先されてほったらかしにされた、あの彼です。
あの時はもうちょっと早く、再登場すると思っていたので名無しで放置したのですが(名前考えるのが苦手なんです、私)、ややこしいので名前を付けました。なので、vol.9の方も後で訂正して名前を入れておきますね。
(って、名前入れたからって、そんなに前のこと覚えてねーわ!(怒)と怒られそうです…………ごめんちゃい)
しかし、彼が出てきたのがvol.9…………その頃はまだテンポよくポンポンと話が進んでいたんだなァ、と感慨にふけりそうになりました。ホントにこのお話、ピタッと進度が落ちました…………おおう。
手塚がきちんと柴崎と話が出来て、それからはまた少し話が進むと思うので、やはり手柴には手柴であってもらわないといけないってことですね(当たり前だ!苦笑)
というわけで、麗華さんの現状も書けたことだし、そろそろ手柴に会って貰いましょう!
私がかなりの手柴不足です…………おおう…………。
あ、そうそう優哉くんはまたそのうち出てくると思います(また忘れた頃にか?(苦笑))
柴崎もね、麗華さんに手塚を託したことは当然ちゃんと覚えているから、柴崎は柴崎でそのことについてはキッチリと麗華さんといつの日か決着を付けないといけないことだと思ってます(私は★苦笑)。柴崎のことだから、ちゃんと決着をつけるとも思っていますけれどね。
…………って、こんなことを書いてるだけでも、先は長いなァ。。。。と自分で気が遠くなりそうです………おおう。



ツンデレラ |  2017年01月06日(金) 06:42 | URL 【コメント編集】

★堂郁が無事で良かったです……

Sauly様

新キャラじゃないんッスよ~(苦笑)
vol.9で、麗華さんが仕事の後回しにした彼です(苦笑)
でも、vol.9を書いてる頃は、こんなに出番が後になるとは思っていなかったので名無しだったんです。
わかりにくいので、後でvol.9の方もチョチョイと訂正して名前を出しときます(苦笑)
チョイ役と言う程のチョイ役でもないので(もちろん大役ではないですが)名前を付けてみました★
名前を考えるのが鬱陶しくてキライなんですよね……どれもしっくりこなくて…………。
麗華さんバリに出番があれば、それなりに最初は不自然でも慣れて来るんですけどね★

で、Sauly様のお話ですが、慧の即死…………いや、即死だろうとは思っていましたけれど…………。
貼り付けてもらったのは、ソニーの死体出てくるだろうし怖いな、と思ってまだ見れていません……。
蜂の巣にされた後の死体が出てくる……のか?と思うとねぇ…………。
Sauly様の語って下さった、ドンの家族への愛がわかるシーンだというのはなんとなく想像も出来るし……あまり言葉は少なく、でもジーンとくるシーンなんでしょうね。
ゴッドファーザーのお話は、ドン父を中心に見れば、家族愛のあるお話なのですよねぇ。。。マイケルに主眼を置いてしまうと、ヤクザは怖いというお話にしか見えないですけれど…………。
ヤクザの世界に入ってしまうと、結局のところ、愛だ恋だとそれだけでは生きていけなくて、そこに悲哀があって感動するんだろうなっていうのは感じるのですけれどね。
Sauly様のお話でも手塚父は慧の遺体をなんとか自分の手回しで、確認出来たのでしょうか。
慧も頑張っていた設定があったので、慧の死に涙する人が居てあげて欲しいです(手塚父だけだったら不憫です…)。
復讐はイカン、と手塚父が言うように、手塚にも復讐はイカンと言ってやって欲しいですね。
ちゃんと罪を償って柴崎と幸せになってくれたらなァ、と思うのですが、そうはいかないのでしょうかね…?
柴崎は罪を償うのを待ってくれると思うんだけどなァ…………この時点で嘘をついてますしね、手塚…………。
堂上さんと郁ちゃんが重体ながらも一命を取り留めてくれて本当に良かったです。
妊娠しながらも母子ともに大丈夫だったということは、脇とか掠めた程度だったのかも(郁ちゃんの運動神経の良さゆえに、腹部を庇ったんでしょうし)。。。と思えば、無事で本当に良かったです!
堂上さんはタスクフォースに戻れなくても、司令にはなれますよ(笑)と励ましたいですね。
稲嶺顧問パート2で車椅子で指示をバンバン出してくれたら★ 隊長に押し付けられるデスクワーク処理役もありますしね!(苦笑)
図書隊は、苦難の中の力を信じて、頑張って欲しいです。闇に手を出さないで。。。。。
ただ、今の現状があまりに苦しいので、手塚父に早く和解してもらって、現状をなんとか押さえて貰えたら。…………ですね。



ツンデレラ |  2017年01月06日(金) 06:17 | URL 【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2017年01月05日(木) 11:06 |  【コメント編集】

★管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2017年01月05日(木) 07:24 |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://hujikoba.blog135.fc2.com/tb.php/692-fda0d118
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |