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2016.12.10 (Sat)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.36~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.36~ ≫背中の靴跡シリーズ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.36~ ≫背中の靴跡シリーズ


昨夜の堂上家での話し合いは、非常に実りあるものとなった。
それが笠原の名案のせいだということは癪に障るが、確かに現段階で俺達の出来る一番有効で最適な手段であることは否めない。
彼女なら俺以上に伝手が多く、俺以上に情報を集めてくれるだろう。
笠原の提案は、折口に協力して貰えばどうか、というものだった。
取材、情報収集、人脈もあれば政界への取材方法などあらゆる分野にも熟知している。
これほど優秀な人材はいない。
だが、週刊誌『新世相』の編集部主任である彼女は日々仕事に追われているだろう。『新世相』だけじゃなく世相社としての仕事もあるだろうし。
そんな忙しい彼女にこんなことを頼んでいいものか、……それに、下手をするとヤバいことに首を突っ込むことになって彼女の身も危険に晒されやしないか、と手塚が苦慮すると、笠原が気楽な口調で往なした。
「――――でもさ。これが記事になったら大スクープだよ?! 『新世相』もバカ売れ間違いなしだし、むしろ折口さんなら嬉々として引き受けたがるんじゃない?」
呆気に取られる手塚に、小牧と堂上は一理あるかもな、と苦笑した。
真実を報道することに尽力している彼女の豪胆な行動力はこれまでも散々見てきた。政府を相手取るような記事も無茶な戦闘の場面にも必要であれば頓着なく現場に踏み込んでくる。このあたりの決断力や行動力は流石で、彼女の元恋人が、我が図書隊の隊長であるというのも頷けてしまうところだ。検閲や報道規制の厳しい時代の中でもその思想を曲げることなく貫き通した彼女の、その肝の据わり方は常人とは違うと認めざるを得ない。
四人の中で彼女と一番親しい笠原が連絡を取ってくれることになっており、後日、俺も同席して折口に話をすることになっていた。
彼女を巻き込めば、柴崎に関する情報が彼――――玄田の耳にも入るだろうが「ある意味、その方がいいんじゃない?」と小牧はアッサリと肯定し、「豪快で無茶が多いけど、意外に『大人の喧嘩』が上手いって堂上だって知ってるだろ?」と堂上を諌めた。
「……もしややこしいことになったら、進んで協力してくれそうだしさ」
そう言った小牧の言葉に、堂上は眉間に皺を寄せて難しい顔をした。
「…………あの人の場合は、ややこしいことをもっとややこしくしそうで頭が痛いんだ!」
そう唸る堂上に大いに頷きたい手塚だったが、だが堂上や小牧、笠原も協力してくれると言うなら、確かに小牧の言うように彼の耳にも入れておいた方がいいと手塚も思う。
――――そういう意味でも、折口に話をしてみたらどうかという笠原の発案は、あらゆる意味で最善のアイデアだと認めざるを得なかった。


実家に戻ってからもいろいろと手配を済ませ、これからのことをある程度頭に描きながら整理していた手塚は、いつしかそのままリビングのソファーで眠ってしまっていた。
マコが洗ってくれたソファーカバーからは、マコの香りと似た香りが漂い、手塚の緊迫した気分を少し和らげて落ち着かせてくれる。
決して強い香りではない、どちらかと言えば仄かに甘い柔らかなその香り。それは花の香りに似ていると思う。
その香りに包まれていたのに、朝起きた時に自分一人で眠っていたことに一瞬違和感を覚えた手塚だったけれど、溜息を一つ吐いてモヤモヤしたものを吐き出した。
麻子は意識が戻っただろうか。
容体は落ち着いただろうか。
つい考えてしまう。思えば今すぐにでも会いに行きたくなるが、その気持ちには蓋をする。
――――いつも通りに仕事に出る。
…………今はまだ、あまり頻繁に俺が面会に通うと言うのは避けた方がいい。
だが行けなくても麻子の様子は知りたい。
昨日マコが入院したことを伝えてあった高山に連絡をして、高山に協会の方に顔を出して貰ってから麻子の病院に行って貰うことにする。
柴崎の母に当てた手紙を託すためだ。
――――もう少し考えて、もし集中治療室にも花を置くことが可能なら買って渡して欲しいと高山にお願いした。
…………マコの香りは花の香りに似てる気がする…………もし香りで少しでも気持ちが落ち着けば、と今朝の自分を振り返って思う。
病院に行った高山から連絡が入ったのは昼前。
その後、また協会の方に顔を出して貰い、柴崎の様子について直接詳しく教えて貰った。
容体は落ち着いていると聞いてホッとした。
微熱はずっと続いているらしいが意識は戻ったとのことで、短い時間ながら柴崎の母は麻子と面会出来たと言う。
「マコさんのお母さんに様子を窺ったんですけど、マコさん、落ち着いてらっしゃるみたいですよ。少しだけですが酸素マスクも外してお話も出来たみたいで、お母さん、本当にホッとしておられて……。
以前に入院した時とは比べ物にならないくらい回復が早いって、本当に喜んでおられて……嬉し涙まで浮かべてらっしゃいましたから。…………前回の入院が、本当に大変だったんでしょうね……。
お医者さんも、この調子なら、明日は少し食事もしてみようかっておっしゃって――――ああ、食事と言っても最初は液体からでしょうけどね。
マコさんの様子はそんな感じでした。私は中に入ることは出来ないので――――まだ身体を起こすことも出来ないようでしたし、直接お顔を見ることも出来なかったんですけど…………。
マコさんのお母さんには光さんからのお手紙をお渡しして、私が明日からも毎日様子をお伺いする旨を伝えておきました」
「ありがとう。――――お母さんは病院に泊まり込んでらっしゃる感じだった?」
ふと思い付いて、昨日、聞き忘れていたことを尋ねる。
高山はすみません、そこまでは…………と言うので、苦笑した。
兄から聞いた話では、高山は、柴崎を死んだことにして『サイキマコ』として転院した病院で、ようやく麻子の容体が落ち着いてリハビリなどを始め出した頃に、柴崎の母に代わる日中の世話係として雇ったということだった。つまり、マコをマコとしてしか知らないと言う。その頃のマコの体調等、最低限の説明はしたけれども、事件のことやどんな手術を受けたのかと言うような詳細についてはほぼ話していないと言っていた。
つまりは前回の入院の緊迫したところの事情は一切知らないだろうし柴崎の母とも初対面だっただろうから、これだけ麻子の様子を聞いてくれただけでも感謝だ。
ありがとう、と労って、また明日もお願いします、と頭を下げると、高山はニッコリと笑った。
「お仕事がお休みの日は、光さんも顔を見せてあげてくださいね。マコさん、きっと喜びますよ」
「…………はい……」
――――会いたい。
思わず揺れそうになる気持ちに慌てて蓋をする。
…………会いたいからなんていう俺の気持ちを優先させて、麻子を危険な状況に追い込むかもしれない可能性を作るなんて、自分が許せなくなる。
まだ熱も下がっていないし酸素マスクも外れたわけではないようだ。ベッドに身体を起こすことも許可されていないようなそんな動けない状況で、犯人が『柴崎麻子』の所在を突き止めるなんてことは何があっても避けたい。
――――今の俺は、麻子の傍に居ることよりもすべきことがある。
――――麻子の身の安全をしっかりと確保して…………そのために今は奔走するのみだ。
「そうそう、お花、枕元の棚に置いてもいいってことだったので、小さめのアレンジメントを病院の売店で買ってお母さんから渡して貰いました」
これ、おつりです、と随分多い返金を受け取る。
「アレンジメント?」
「元々カゴに入れて作っているものです。そのまま飾れるし……棚って言っても窓枠のところの狭い場所なので、片手くらいのものしか置けなくて――――でも寂しいベッドが少し明るくなったってお母さんが凄くお喜びでね。マコさんも喜んでくれたみたいですよ。お母さんがそう仰ってましたから」
そう言われてホッとする。
思い出せば無機質で何もないベッドと機械だけの部屋。その中でほんの少しでも麻子の気持ちを和らげてくれたらと願う。
また明日もお願いします、とおつりから数枚渡そうとしたら、「アレンジは1週間くらいは持ちますから、明日はいりませんよ。置く所もないですしね」と笑われて引き下がるしかなかった。
ではまた明日、と高山は帰って行った。

仕事の手が止まると、つい麻子のことが浮かんでしまう。
だから、いつにも増して仕事に没頭した。幸い、近々父が復帰してくる話が浮上してきており、そのための引継ぎ資料として、これまで手塚が処理した案件や会議等の報告書の作成に追われることが出来て丁度良かった。

就業時間が終わると、すぐに図書館協会を出た。
昨夜のうちにアポを取っておいた兄の後援会事務所へ向かう。
時間の10分前には着いた俺と、20分も遅刻してきたあいつ。対面した俺の顔が不機嫌でもそれは仕方がないと言えるだろう。
兄の方はあれから病院には行っていないと言うので、高山から聞いた柴崎の容体と、柴崎の母が来ていることを伝えた。今回の入院についての第一報を柴崎の母へ入れてくれたのは兄だろうに、素っ気なく、麻子の容体が落ち着いたのなら早々に帰って貰うように伝えろ、なんて言う。――――マコが柴崎麻子であることがバレないようにとの配慮だとは思うけれど、そのあたりに一切の情を挟まないところが、兄のやり方に手塚が反発する原因でもある。
「……まだ落ち着いたとは言えない。意識が戻っただけだ」
「――――甘いな。お前の甘さが彼女を危険に晒すかもしれん」
「…………緊急入院からまだ二日――――犯人が気付く可能性はかなり低い。……それより今は、麻子にとって母親が居てくれる方が精神的な安心感がもたらしてくれるメリットの方が高いと思う」
「――――そういう言い訳を元に、お前が会いたいだけじゃないのか?」
言われて、グッと口を噤んだ。
――――会いたい。
その気持ちはともすれば確かに溢れそうになる。
なんとか堪えて、努めて冷静に思考を宥め、ゆっくりと口を開いた。
「~~~~もう少し麻子の容体が落ち着いて面会出来るようになったら、俺も1度会いに行こうとは思ってる。だが、お前も言っていたように確かに不用意に不審のタネはばら撒きたくはない。だから極力会うつもりはない。
柴崎のお母さんもよくわかってらっしゃった。俺に『柴崎麻子は死んだ』と、『もう来ないでくれ』と懇願してきた程だ。娘の為には自分自身も極力身を引いておくべきなのだということも十分に理解されていた。――――麻子の容体が安定すれば、こちらが言わずとも柴崎のお母さんは身を引くだろう。だから、もう少し傍に居させてやりたい。
――――俺に預けたマンションの鍵――――あれ、俺の自由に使ってもいいんだな? もしよかったら柴崎のお母さんに滞在中使って貰えばどうかと思ってる。
それから高山の仕事だが、毎日柴崎の様子を見に行って貰うつもりだ。給料は俺が支払ってもいい……いいな?」
「記憶が戻ったからか、急に強気になったものだな。――――まぁいい。高山は好きに使え。仕事については勝手に高山と話合って決めるがいい。高山の給料についてはこれまで通り振り込んでおくが、上乗せはせん。そのあたりお前が話を付ければいい」
「わかった」
そう言って真っ直ぐに兄を見た俺に、兄も静かに俺を見つめ返して――――ほんの少し感心したような口調を混ぜて呟いた。
「……1日で、見事に復活したな」
「麻子の置かれている状況がようやく見えて来て、為すべきことがわかったからな」
「為すべきこと?」
「麻子が柴崎麻子として生きていける場所を取り戻す」
「…………は。簡単に言うじゃないか」
「簡単なことじゃないってわかってる。――――けど、柴崎麻子を待ってる人達が居る。俺達には柴崎麻子が必要だからだ」
「…………お前…………まさか、図書隊にバラしたのか?」
「図書隊にはバラしてはいない」
「嘘を吐くな」
「嘘じゃない。信頼できる仲間しか知らないことだ」
「…………信頼できる仲間だけに打ち明けたと思っていたら、気付けば誰もが知っている情報になっているものだ」
「それはお前の過去の経験か? 生憎俺は、本当に信頼出来る仲間にしか打ち明けていない」
胸を張って言い切れば、兄の口元が僅かに歪んだ。
「…………偉そうな口を利くようになったものだな」
――――どうやら、生れて初めて兄に勝ったらしい。
本当に信頼できる仲間や同志を手に入れたこと――――図書隊に入って手塚が得た最高の勲章だ。
「今でも柴崎麻子は死んだことになってるよ。けど、柴崎麻子を取り戻したい。――――だからお前が知ってる情報は全部教えて欲しい――――杉谷は柴崎の情報を驚く程知っていた。柴崎の情報を得るために人脈も駆使していただろうし、何より柴崎を呼び寄せる手段としてお前を選んだんだ。お前の周囲にも杉谷の息のかかった人物が見張っていたということはないか? 公安の仕事についてまで知っていたということは警察内部にも関係者が居るのかもしれないがどうなんだ? お前のことだし調べてはいるんだろ? それから、麻子と接触したって言う病院に出た不審人物――――麻子からどんな人物か聞いてないか?」
「…………俺からただで情報を貰おうと思ってるのか?」
「ただじゃない。お前の出世の役に立つ」
「俺の?」
「――――内閣官房副長官の席が空けば、また政界再編が行われる。――――チャンスだろ?」
そう言えば、僅かに兄の目が見開いた。と、次の瞬間小さく、くくく、と笑い出した。
「…………政界の『せ』の字も知らんヤツが、知ったようなことを…………随分と大それたことを言う」
弟の癖に生意気なやつだ、なんて言うのがくぐもって聞こえたけれどそれはスルーしておく。意外に明るい兄の声だった。
「………まぁいい。今日はどうやら俺に分が悪いようだ。――――だが言っておくが、そんな簡単なことじゃない。
お前らがもがいたところで、何も状況は変わらないだろう。
――――だがそうだな、お前の珍しい大言壮語に少し興味が湧いた。杉谷のことは調べてわかったらお前に教えてやる」
そう言うと席から立ち上がったから、手塚も慌てて立ち上がる。
「目撃したと言う不審者の方はどうなんだ?」と尋ねれば「……ホスト風の男だったらしい。イメージとしては綾野剛をチャラくした感じだと柴崎さんは言っていた」という。
「綾野剛?」
「……悪役にしてはイケメンだな。――――現段階では杉谷の周りにそんなヤツは居ないが、そっちも合わせてもう少し調べよう。何かわかったら知らせる。
――――悪いが時間だ、失礼する」
そういうと、遅れて来た兄の方が先に部屋から出て行った。
…………兄の言葉に少し肩の荷が楽になった。
兄の情報網は凄い。
――――悔しいが、兄の力の凄さは認めざるを得ない。味方にすればあんなに心強い人物はいないだろう。
反発心もまだ心のどこかにはあるけれど、どこかには兄を信頼している自分も居て戸惑った。
何か掴んでくれそうな気がする。…………そんな期待が過るとか。
――――これまでも、事件についていろいろと手を回して情報を集めていた節のある兄だ。
――――麻子を守るために、だろうか…………。
ふと思ったことに僅かに動揺してしまう。それは兄にとって、弟の婚約者だからなのか、それとも慧の中で特別な何かがあるからなのかは、敢えて頭が考えることを拒否する。
どちらでもいい――――麻子を守れる情報が掴めるなら、理由はなんだっていいんだ。


手塚慧後援会事務所を後にして、次の場所へと向かう途中で携帯が鳴った。
通話だ。
「――――あ、手塚? 折口さんのアポ取れた! 明日1530に基地内会議室」
「基地内? …………まさか、お前、図書隊に…………」
さっきの兄の台詞が頭に甦る。
「ううん。言ってない。折口さんが玄田隊長の同席を条件に出して来たの。
――――ごめん、あのさぁ…………あたしが電話した時、なんかね、――――今日二人でデート中だったみたいで……さ……ごめん。あたしからの電話だってわかった途端、電話引っ手繰って「なんだ面白そうなことがありそうじゃないか! 俺も同席する!!」って言ってもう引き下がんなくてさ…………。結局最後は折口さんがまとめてくれて、隊長も同席でなら話を聞く、なんてことになっちゃって――――……。
篤さんや小牧教官が傍に居てくれたんだけど、もう二人共早々に諦めモードでさ。そのどうせ隠しててもバレちゃうだろうし、それなら最初から一緒の方がいいんじゃない? って小牧教官が言って篤さんもしぶしぶで…………けどまぁ、早い時期に隊長に知られちゃうかもしれないってのは想定内のことだったから――――逆に隊長が噛むことで、他はシャットアウト出来るだろうってこっちも開き直ってさ。
だから敢えて基地内の会議室になったんだよ。一番安心な場所だしって。
――――折口さんには詳しいことはまだ何も話はしてないから。…………けど手塚も同席するって言ったら「事件のこと?」ってなんかピンと来たみたいだけど…………詳しいことは明日にって一応精一杯ははぐらかしたんだよ」
「…………わかった、明日1530だな。協会の方の仕事の手配をつけて、1500にはそっちにいけるようにする」
「了解。んじゃ明日ね!」
「ああ」
切った途端に、また携帯が鳴る。なにか言い忘れたのかと「……どうした?」と尋ねる。
――――と。
「『どうした?』じゃないわよ! こっちがどうしたって聞きたいわよッ!!! あれから連絡が一切ないってどういうことッ?!」
怒り心頭の麗華の金切声に、耳の中がキーンと酷い音で木霊する。思わず受話器を離すが「光、今どこに居るのッ?!」と言う声が聞こえる。
「~~~~おま…っ、うるさいっ! 今は移動中だ!!」
「どこに居るのよッ?! 私、今、光んちの前に居るの!!」
「…………知るか」
「知るかって、あのねぇ!!! 人との約束をすっぽかして、何があったか教えるって約束だった癖に昨日は音沙汰なしとかッ!!! どういう了見よ…ッ!!!」
言われて、そうだった、と思い出した。
酷く遠い昔のことに思えるが、麗華と三人で映画の約束をしたその日に、麻子――――いや、マコが緊急入院となったのだ。
映画の予定をドタキャンした俺に、確かに、後で説明してよねと言って見逃してくれた麗華だった。
…………すっかり忘れてた…………。
あの後、麗華のことは警察関係者として思い出したくらいで、本当にすっかり忘れていたことに、ほんの少し申し訳ない気持ちが湧く。
「――――あー……すまん」
「すまんってもう…ッ!!! ちょっと、今から帰って来れる?! 待ってるから!!」
「~~~~え、いや…………それは無理だ。これからまだ人に会いに行く」
「ちょっと…ッ!!! マコさんとデートとか言うんじゃないでしょうねッ?! マコさんも居ないってどういうことッ?!」
――――あー……。
流石と言うか、警察官らしいというか、現場を押さえられているというわけだ。
家に押しかけてきた麗華は、呼び鈴を押しても誰も出て来ない家の前にいるのだから、マコが居ないと言うことは既に麗華の知るところになっている。
――――溜息だ。
どう説明したものか…………。思えば気が重いが、そういえば麗華にも近々話を聞きたかったんだと気付く。
麗華は一体、どこまで知ってるのか。
警察が掴んでいる情報も含めて知りたいところだ。
「二人でヨロシクやってるんなら、今居る場所を教えなさいッ!!! すぐに行ってデートの邪魔してやるからッ!!!」
「…………お前な……」
――――そういえば、こいつって結構強引で引かなかったよな、と思い出す。
表裏がなくてやりやすいと言えばやりやすかったが、麗華との約束を断る時は麗華自らが納得して引かない限り、なかなか引き下がってくれなかったものだ。
――――はぁ、と大きな溜息が出た。
「……マコは居ない。あの日――――映画の約束をした日な、内臓出血を起こして意識不明で病院に運ばれた」
「――――……っ?!」
電話の向こうで息を呑むのがわかった。
――――悪い奴じゃない。マコのことも気にかけているのは知っている。
「――――なんとか一命は取り留めた。だが今は集中治療室で絶対安静で――――ようやく今日、意識は戻ったらしい。――――親族以外は面会謝絶だから会うことも出来ないし、俺も人伝手の話だけどな」
「…………」
「――――俺も手一杯で、説明が遅くなった。すまん。今日はこれから、マコの母親に会いに行くつもりなんだ。だから家にはまだ戻らない。……今日のところは帰れ。近々時間が取れる日を教えてくれたら出来るだけそれに合わせる。…………それでいいだろう?」
「…………」
沈黙が降りた。
麗華も、頭では了承してくれたと考えていいだろうか。
じゃあな、と電話を切ろうとしたら、ポツリと声が聞こえた。
「マコさんのお母さん、……来てるの?」
「ああ。昨日から病院の方に――――今日はマコと面会も出来たみたいだ」
「…………ねぇ…………マコさんのお母さんに会って、光、どうするの……?」
「…………あー……。……まぁ、いろいろ…………その、ちゃんと話しておきたいし……」
「…………あの…さぁ…………。マコさんのお母さんには…………会わない方がいいんじゃないかな……」
「なんで」
「…………あー……まぁ、その…………光は……その、…………忘れてるからさぁ…………」
麗華の歯切れの悪い言葉に、そういえばまだ麗華は俺の記憶が戻ったことを知らなかったんだと気付く。
俺がマコの――――柴崎の母に会うことで、柴崎の母から何か言われることを心配してくれてるんだろうか。
――――麗華はマコが柴崎であることを知っていた。
――――柴崎は麗華と俺の関係を応援していた素振りがある。直接麗華にそう言ったと麗華が言っていた。
――――俺が麗華と付き合えばいいと、そうけしかけるようなことを俺にも言っていた。

……そう思うと少し凹むが、前程ではない。
今でも自分が狙われていると知って、敢えて俺から離れようとしてたんだって今はわかるから。
それに麗華は警察官だ――――犯人と言えども、あまり近づきたくない人物ともいえるだろう。
警察官の麗華が傍に居るということは、自分が傍に居るよりもずっと安全度が増す――――そう考えたんじゃないかとか、今なら頭を霞める。
――――俺を守ろうとしてくれたんだろ?
自分の方が体力も気力もギリギリな状態で、なのに、巻き込みたくないからと距離を取って突っぱねて。
――――ごめんな。……俺がヘマをして、足を撃たれて頭を殴られ、記憶を失ったから。
そんな俺を目の当たりにして、ますます自責の念にかられて苦しんだろう?
何も知らなくて、でも、惹かれた。
マコへ向ける想いがどんどん加速して、マコに線引きされてるってわかってても止められなくなった。
俺の想いがまた、必死に俺を切ろうとするお前を追い詰めたかもしれないと、今はわかる。

――――けど…………本当は俺を求めてくれてたよな。

それも今ならわかる。
麻子の中の理性が薄れると、麻子の本心が顔を出す。
麻子の想い。
本当の気持ち。
ずっと名前を呼んでくれていた。
離したくないと、全力で縋り付いていた。
抱き締めて――――包み込んでやれば、朝まで安心したように無防備に眠れただろう?

記憶さえ取り戻してしまえば、答えは簡単だった。
すぐに自分の気持ちに蓋をして、強がって虚勢を張るお前のことはよく知ってる。
自分の厄介ごとに俺を巻き込みたくないと、わざと嫌われるような、俺を嫌ってるような素振りで切ろうとすることも、頑固で意固地なお前のしそうなことだ。

――――命に代えてもお前を守りたいって思う俺を、お前もまた、自分が死んでも俺を守りたいと思ってくれたんじゃないのか。

……悲しい程の決意。
だけど、お前、間違ってる。
無理なんだよ。
お前が離れることも、俺が離れることも、所詮出来るわけがない。

こうして、思うだけで会いたくて会いたくて堪らない。
お前を守る為に、今必死で言い聞かせてる。
お前のことを想うから、今、こうして離れていることが出来る。
――――無理なんだよ。
お前を忘れて離れて過ごすとか。
いつかその話をお前とちゃんとしたいと――――……

「――――るッ! ひかるッ! ちょっと聞いてるッ?!」
金切声の麗華の声が、ようやく耳に入った。
「…………え……? ……………ああ……」
「だからっ! ……その、マコさんのお母さんには会わない方がいいって言ってんのッ!」
「――――俺が話をしたくて会いに行くだけだ。お前に関係ないだろ」
「傷つくのは光だって言ってんのッ!!! 絶対やめといた方がいいって――――……」
「…………心配してくれてんのか? けど無用の心配だ」
「~~~~っ、だって光はわかってないッ! なんにもわかってないから――――」
「――――……柴崎のお母さんから、マコにもう会いに来るなって言われたよ」
「~~~~っ…?!」
「俺が来ることでマコが狙われるって――――危険な目に合わせるようなことはしないでって言われた」
「……………………」
電話の向こうで麗華が黙り込んだ。
俺もそれ以上、麗華に言うべき言葉はなくて、沈黙する。
2人して黙り込んで…………もう話すべき言葉も見つからないし、後日ちゃんと話をするからと麗華との話を切り上げて電話を切ろうと思った時、ボソリと麗華が尋ねた。
「…………そこまで言われて…………それでも会いに行くの?」
「…………そうだな…………やっぱわかって欲しいし」
「…………もう無理なのよ? マコさんは、絶対……絶対に光の手に入らないのに?」
言われた言葉に、これまで以上に重みを感じた。
マコは絶対に手に入らない。
――――なぜなら、マコは、麻子が俺を切るために作った人物だ。
――――だからこそ、境界線を引いて、近づいてこなかった。

…………けどな。
呼ぶんだよ、俺を。
夜、意識を失う程に追い詰められた時に呼ぶのは、俺の名前だっただろ。

その事実が、打ちのめされそうになる気持ちに救いの手を差し伸べる。
本当の麻子の気持ち。
マコになっても、その気持ちは決して消えなかったと、あの時の声が、震えが、涙が教えてくれる。

マコの、麻子の、俺に向けられる気持ちを信じてる。

「マコは手に入らないかもしれない。……でも俺は、マコごと柴崎を取り戻すつもりだ」
「――――――――ッ?!?!?!」
……受話器の向こうで、本当に麗華が絶句しているのがわかった。
動揺が上擦った声になって伝わってくる。
「~~~~な…っ、ししばさき、って、柴崎って、ななな、なんで…ッ?!?!?!」
「――――」
どもってなんとか言葉を絞り出したものの、また言葉が続かなかったらしく、また数秒の沈黙。
俺もそれ以上、麗華に説明する気もなかったから黙っていたら、また上擦った声で、なんとか麗華が問いかけて来た。
「~~~~お…思い……出し、たの?」
おっかなびっくりなくらいの麗華の声に、少し可笑しくなった。
「ああ。…………そんなに驚かれるとは思わなかった」
「~~~~だ…っ、だだだって!! だって、あんなに…ッ!! あんなに一緒に居ても思い出さなかったのに…ッ!!!」
「ああ。俺も反省してるよ。なんでもっと早く思い出さなかったんだろうって」
「~~~~いつッ?! いつ思い出したの…ッ?!」
「マコが緊急入院した日だ」
「~~~~なんで…………どうやって思い出したの…ッ?!
「――――」
一瞬、言葉に躊躇する。思い返せば少し顔が熱い。
「…………いや、……その……、マコが倒れて…………死にそうな状態で…………その、……俺も、焦って…………」
「――――……そっか、マコさんの倒れた様子で…………それで思い出したのね…………。――――光、襲撃事件の時に現場に居て見てたんだもんね」
「あ、ああ…………まぁな……」
詳細の相違については、敢えて踏み込まない。
麗華が納得してくれたならそれでよしだ。
「…………そ…っかぁ…………」
麗華はそれだけを呟くと、また沈黙した。
今度は随分長い沈黙だった。
俺も咄嗟には何も言えずに、互いに黙り込んだ。
……ようやく、麗華にかけるべき言葉をみつけ、ボソリと声をかける。
「…………すまん、その…………お前にも、その……落ち着いたら連絡しようとは思ってた。記憶が戻ったからお前に聞きたいこともあったし、また捜査に協力も出来るだろうし――――。……ただその……マコのことで今、余裕がなくて――――。……だから、その、…………」
近々また予定を――――。……そんな辺りで話をまとめようとした時、受話器の向こうで大きな溜息が聞こえた。
「~~~~そ……っかぁ……。…………マコさんがマコさんになった話も聞いた?」
「…………ああ……」
「…………それでも……、取り戻せると思うの?」
「――――取り戻す」
「…………マコさんが望んだのよ? マコさんが生きるために……敢えてすべてを捨ててマコさんが選んだのよ? …………今更、光が、彼女が命を懸けても必死に決めて望んだことを絶つと言うの?」
……麗華の言葉に、気持ちが揺れそうになる。一見、麗華の理論は完全に成り立ってるようにも思える。きっと、記憶のない俺だったらその発言に呑み込まれて動けなくなってしまったかもしれない。
――――だけど。
だけど。

今の俺は、そうじゃないってわかってる。

「――――彼女の本当の望みを叶えるために、取り戻すんだ」

麻子の本当の気持ちが、今の俺にはわかる。

柴崎麻子が柴崎麻子として、怯えることなく安心して生きていける場所を。

そのためだからこそ、今のこの『会いたい気持ち』にだって蓋をする。
そのために、柴崎の母に会いに行く。

――――俺の代わりに、俺の気持ちを麻子に伝えて欲しいから。

もちろん、ちゃんと麻子と直接話もしたい。
もう少し麻子の容体が落ち着いたら、許可も貰って、ちゃんと話がしたい。
――――会いたい。
何より、麻子に会いたい。
きっと麻子はまだ俺を拒否するってわかってる。
どんだけ冷たく挿げなく扱われるだろう――――。……それでも、俺はお前の場所を取り戻すから、と伝えたいんだ。
お前がお前であるべき場所を取り戻すから――――と……。

「…………悔しいな、なんで相手が彼女だと光ってばそんなにカッコ良くなるのかしら」
「…………それは別に俺がカッコいいわけじゃないってことだろ。――――あいつじゃなきゃ駄目ってことだ」
「~~~~あ…っそ。惚気?」
「は? ノロケって何が……」
「あー、わかってないならいいわ! 明日は?」
「……あー……明日はちょっと確実に約束は出来ない」
「じゃあ、明後日」
「…………いいけど…………お前、暇なのか? 今日、明日、明後日って――――警察官でも結構上級なんだろ、お前」
「~~~~うっさいわね! 私だって形振り構ってられない時もあんの! ちゃんと光と話をしないと、私の気持ちも収まらないんだからっ! じゃあ、明後日ね!! 今度はドタキャンしないでよ!!」
「…………善処する」
「~~~~あんたって、ホント彼女のことじゃないと途端に愛想もクソもないわね! あー…もういいわ! 18時に手塚家に行くから! 倉橋さんに晩御飯私の分もお願いしてて! いいわね!!」
言うなり、ガチャリと電話が切れた。
麗華らしい最後はかなり強引な話のとりまとめだった。プリプリと怒っていたような麗華の最後の雰囲気に肩を竦める。
取りあえず、朴念仁手塚としては、誠意を持って麗華との約束が出来たと言えるだろう。

再び電話をかける。
柴崎の母への連絡だ。
コールが5回以上鳴って、ようやく通話になった。
「……光です。今日、高山に手紙を託したんですが…………ハイ、……ああ会っていただけますか。良かった。
…………そうですね、あまり外ではしにくい話で…………ええ……いいんですか?
では、そうですね――――30分後くらいでしょうか…………ええ、ホテルに着いたらそのまま部屋の方に直接伺わせて貰うということで……はい、では」
ふう、と通話を切ると一呼吸する。
思ったよりも柴崎の母の口調が明るくてホッとした。
――――意識が戻った麻子と話が出来たからだろうか。
麻子の様子も聞きたい――――。

どうしても、自分が会いたい、と思ってしまう気持ちを抑えて、柴崎の母の宿泊しているホテルへと足を速めた。



……To be continued.








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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

★Re: 波紋

アリアアリス様

うわー…w
余りに綺麗なタイトルに、ドキンとしますね!
『波紋』………うー、いいですね!
手塚の想いがね、広がってゆく感じを静かに表現されている言葉ですよね!!!
手塚の場合、郁ちゃんのように波乗りじゃなくて、静かにこう広がる感じでピッタリー!!と思ってしまいました!

> 始動!と、いったところでしょうか?
そうですね!
とはいえ、始動しても最初は成果がなかなか目に見えては来ないですけれど、気持ちの上では始動ですね!!!
自分が何をしたいのか、その為には何をなすべきか。そこが見えて来たので、手塚が動けるようになりましたよね!!
ずーっと、手塚は記憶喪失中、実は1人だけ進んでいなかったのですが(ハミッてる…苦笑)、ようやく情報を教えてもらい、自分の足で動き出すことが出来るようになりました!
堂上家での秘密会議を経て、手塚自身が何をどうするかという行動が見えてきて、ようやく「自分のすべきこと」が見えて来たんですよねー。それはもうクリアに。
なので、今の手塚は、これまで自分が何もしてこなかった分まで動かなくちゃいけなくなりましたが、今まで何もしてこなかった分も補充してかつ今の手塚をちゃんと見て貰えるように頑張ってくれる筈です。
自分の成すべきことと、その先にある希望もちゃんと見えていますものね!

> 恋する乙メンも無敵!ですd(⌒ー⌒)!
まさにー!!!!!
いやもう、アリアアリス様のこの一言に尽きますね!!!

慧に関しては、私もちょっとよくわからないところです。
若干、このお話の慧は原作からは少しだけ違ってこさせているので(故意に)、今後の彼のことはよくまだ見えていませんが…。
まぁ、あんまり出て来ませんが、そのうちに彼のことも出てくるかもしれない----出てこないかもしれないけど(苦笑)
重要な情報源としての彼の立ち位置はしっかりしてますけどね!(笑)

> デート!? 美女と野獣がデート!?
…………………ですね。(笑)
これについては、今の段階では話に入れる余地がないのであんまり出て来ませんが、そのうちにちょっとだけ話も出したいところではありますよねー?(聞くな★笑)
まぁ、ようやく手塚が始動したので、今はとにかく手塚に関して話を進めたいので、ちょっと足踏みは後回しにしたいところなんで…………けど、いつか、美女と野獣のデート話もどっかで出せたらいいのになー…(ってその程度か?!苦笑)

> 明日の1530が楽しみです。
こちらは、別の意味でお楽しみいただけるような感じにしたいかと思っています(笑)

> そして、忘れられていた麗華さん(;つД`)
爆笑!!!
ですよねー!!(笑)
もう、皆様忘れてると思います(笑)
でも、このお話では麗華さんはまだ当面必須なので(情報源ですよー。警察官、しかも柴崎襲撃事件担当者(笑))、このあたりで麗華さんにもある程度手塚の事情はわかってもらわないといけなかったので丁度良かったです(苦笑)
(…………その程度かよ!苦笑)
その割には、麗華さんに本質ついて貰って、私もアリアアリス様に指摘されてホントに拍手喝采でした!!(笑)

> 「あんたって、ホント彼女のことじゃないと途端に愛想もクソもないわね!」
> 「手塚光」に一度は投げ掛けたかった言葉を!こんな風に(笑)
爆笑!!!
ですよねー。
ほんと、手塚ってばマコさんのこと、柴崎のこと、それっきゃないですもんねー(爆笑)
そして、こういう麗華さんに、いつの日かいい人が訪れてくれればいいなぁ……とは私も思っているのですけれど。
麗華さんにとっては残念ながら、それは手塚ではないのですけどね。。。。。

> これから、柴崎のお母さんに会いに行く。
そうですね、手塚の想いが波紋となって、柴崎のお母さんにも、そして柴崎にも伝わればいいなァ、と思います。
現時点で、柴崎と直接話が出来るのは、柴崎のお母さんだけなので、ここはとっても手塚にとって大事なことで、柴崎のお母さんにわかって貰わないといけないと私も思うので…………

と、真面目な話をしておいての大爆笑の追伸★

> 追伸。
> ごめんなさい!麗華さん!
> どうやって思い出したか!は「検閲対象」です☆
ですよねー!!!!!
チューしてチューの感触から本能が呼びさまされたなんて、検閲対象ですわー!!!!!(笑)
マコさんの(柴崎の時から変わらない…って当たり前だけど)口内の感触、熱、香り、甘さ(味覚)………まるっきし本能です!!!(爆笑)
♪だーれも知らない、知られちゃいけない-♪


ツンデレラ |  2016年12月12日(月) 06:10 | URL 【コメント編集】

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 |  2016年12月11日(日) 23:51 |  【コメント編集】

★凄い、どんどんと…!

Sauly様

凄い…っ!!!
どんどんと!!!
驚くべきお話の展開をありがとうございます!!!

国外逃亡を果たしちゃってどうなるんだろう……と不安でしたけれど、この回は、手塚が柴崎をとっても大事にしてくれているのでとてもいいターンでした!!!
愛して愛されている日々(*^^*)
とはいえ、聡い柴崎がわからない筈もなく、柴崎も薄々感じてるんだという事実を手塚も心に知ってしまって、温かく穏やかなだけじゃない2人の関係にもなってしまいましたが…………
柴崎に嘘を吐くなんて、手塚、百万年早いわ!!! と思った私でした……。
でも、出来るならその言葉を信じたいと思っているであろう柴崎を思うと、ちょっと切なかったですけれど、でも柴崎なので、信じたいけれど手塚は手を殺しに染めてしまったことはもう事実として認めている…………でしょうね。
苦しいなァ。。。。と思います。
幸せなんだけど、その心に差す影はあるのがまた、ゴッドファーザーなんでしょうか…………。
でも、例え幸せ一色ではないにしても、このまま二人がこんな時間をずっと過ごせたらなァ、と思ってしまうのは手柴スキーなので仕方がないですが、Sauly様ならそうはいかない展開になりそうですよね…………。
フィリピンで待ち受ける運命とか、次回は覚悟して臨んだ方が良いかもしれない?!
と予感もありつつの…………。
どうなっていくか見守りますね。


ツンデレラ |  2016年12月11日(日) 06:25 | URL 【コメント編集】

★です……ね(^^;)

ママ様

す、鋭…っ!!!
ですね、時期としては、囲碁の後…………。
残念ながら、でも、次にはまだブツは登場しませんが…………鋭すぎっ!!
鋭いです、ママ様★

折口さんはやはり情報屋なので、郁ちゃん的にはもう、「情報のプロ」認識でご推薦♪
でも、郁ちゃんじゃなければ、やっぱり、堂上さんや小牧さん、手塚だけだったら、部外者だし遠慮しちゃったところだと思います。安全な仕事ではなくてキナ臭い部類の仕事ですからね…………。
隊長になればそこもまた違うわけですけど。ママ様も仰るように、隊長がきちんと状況把握することで、折口さんがヤバそうなら自ら守りに行くでしょうし(笑)
そういう意味でも、最初にバレてよかったんだと思いますよねー! 後でバレたらそっちの方が報復怖い…(苦笑)
図書隊の中でどの程度…………とは、もうこなったら隊長の思惑一つ(笑)
後は隊長がやってくれるでしょう(笑)

>手塚とお兄ちゃんとの違い
……そこだと思うんですよね、私も。
慧はやっぱり、自分以外は信用してないというのが現状だと思うのですよね…。
手塚も危うく慧のような人物になりそうでしたが(苦笑……図書隊入隊時ね)、郁ちゃんや柴崎にバッサリ初期に切られたことで、随分と良い方向に成長したと思います。…………まぁ、ママ様と同じで、本質的には郁ちゃんと手塚は似ていて、曲がったことは嫌いだから、その性格が慧のような人物にはならせなかったとは思いますけど、頑なに自分で自分でってする人物にはなっていたかもしれず…………そういう意味では、自分でって抱え込む柴崎は(そして抱え込めてしまうだけのものを悲しいことに持っているために、全部抱え込んじゃうところがある)手塚にとっては郁ちゃん以上にわかるところだったのかもしれないし、わかるから面映ゆくどうにかしてやりたいってずっと思ってたのかもしれませんねー。
今となっては、本当に大事なことをしっかりわかる(惑わされない)程に成長した手塚に拍手ですね(笑)。
記憶なかったら迷っていたかもしれないけど……(苦笑)

麗華さんは、こんな感じでたまに出てきますので、ようやく知るところとなりました(苦笑)
どうやって思い出したのかは言えません(笑)
♪…だーれも知らない、知られちゃいけないー♪(笑)
知られたが最後、知った人達からは「欲情かよ!」「オスの本能かよ!」と総ツッコミ(爆笑………けど自業自得(笑))

まぁ、私も麗華さんはもうないな、と思いますねー。
手塚の中で意識がなさすぎるので…………。
ただ、協力者としてはこの先も少し縁があるので、手塚との温度差に麗華さんが困ることになりそうでもありますが…………。
記憶が戻っているので、ママ様も仰るように手塚が迷うことはありませんね!
そこが記憶のあった頃となかった頃の大きな違いかとも思います。
そして、記憶がある今となっては、マコさんにどんなに切られても「発作で倒れた時にあいつが求めたのは俺」という記憶喪失時期の記憶が、マコさんの想いの本質を見失わない手塚にとっての核となっていきますので…………辛い時期ではあったけれど、記憶喪失の時期もまた、今の手塚には必要な時間だったのかもしれないなー…と今になって私も思ったりしています。
辛い時期でしたけどね…………(いや、今もか★)

ツンデレラ |  2016年12月11日(日) 06:16 | URL 【コメント編集】

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 |  2016年12月10日(土) 15:13 |  【コメント編集】

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 |  2016年12月10日(土) 12:53 |  【コメント編集】

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