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2016.12.03 (Sat)

≪背中の靴跡シリーズ≫ 『ひとり寝る夜の明くる間は』~vol.35~

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.35~ ≫背中の靴跡シリーズ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は
   いかに久しき ものとかは知る
         右大将道綱母(53番) 『拾遺集』恋四・912
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



【More・・・】

≪ ひとり寝る夜の明くる間は~vol.35~ ≫背中の靴跡シリーズ


柴崎の母から聞いた話や、柴崎の母の想いなどを、グルグルと頭に渦巻かせつつ、官舎の呼び鈴を押した。
結局、あれから、手塚は柴崎の母にかける言葉を持たなかった。
会いたい。
例え顔が見えなくても、病院に行かずにはいられない。
麻子の容体から目を離すなんて出来る筈がない。
だけど、今の麻子を危険に晒したくはない。
俺が出入りすることで、『ここに柴崎麻子が……』と犯人が疑って病院に入り込んだら、と思えば生きた心地もしない。

どうすれば…………。

その先がまったく頭に浮かばず、ただ、グルグルと不毛な思考が渦巻いているだけ。
呼び鈴を押すとすぐに飛び出て来たのは笠原で。
「いらっしゃい! 待ってたよ――――って、アンタまた変な顔してる」
「…………うるさい。この前から人の顔を見るたび変な顔変な顔って失礼にも程があるだろ」
「だって、ホントのことなんだもん。――――って言うか、早く入って。中で話をした方が良さそうだ、……だろ?」
――――ホントに、こんなところは驚く程察しの良い笠原に舌を巻く。
グルグルと渦巻く思考に重苦しく沈んでいた気持ちに、ほんの少しホッとする空気が入り込んだ。
この現状を分かり合える、心から信頼できる仲間が居る――――それは、こんなにも心強いのだと強く感じた。
お邪魔します、と中に入れば、敬愛する二人の上官が和やかな雰囲気で迎え入れてくれる。
ほんの少し、肩の力が抜けた気がした。それで、随分とピリピリした気分で身も心も固く緊張していたのだと知る。
俺の顔を見て「先に話を聞いた方がいいな。郁、飯は後だ」とすぐに察してくれる。珍しく笠原も、お腹空いてるのになんて言わずに、堂上の横に腰を下ろした。俺も三人に囲まれながら腰を下ろした。
口火を切ったのは小牧だ。
「――――記憶が戻って良かった。だけど、どうやら素直に喜べない何かがあったみたいだね」
こういう役割は小牧が担ってくれることが多い。切り出しにくい内容も、小牧がやんわりと言いやすいように声をかけてくれるから適任でもある。
「――――はい。…………記憶が戻っても、もう……どうしようもない事態になっていたんです……」
どう切り出せばいいのかわからずに曖昧な答えを返すと、笠原が身を乗り出した。
「どうしようもない事態って? 同居人のマコさんは、柴崎じゃなかったの?」
「いや、マコは柴崎だった――――だけど、柴崎は死んだことにしなきゃならないんだ……」
「へ? …………なん……どういう…………?」
「柴崎が銃撃された時の事件は、やはり柴崎を狙ったものだったということだな? 柴崎が生きているとなればまた狙われる、とそういうことだろう」
堂上の言葉に、手塚は頷く。
流石としか言いようがない。図書隊に居ながら――――情報が少ない中で、柴崎が襲撃された時の状況を考えて銃撃目標が柴崎だったとその結論に辿り着く辺り、この人達の洞察力には頭が上がらない。
笠原だけが、焦ったように言葉を紡ぐ。
「――――で、でも! でもでも、あれからもう、随分時間も経って…………流石にもう犯人も…………」
「…………それが、柴崎が死んだことになった後も、――――名前も素性も偽って転院した先の病院でも、柴崎麻子を探す不審な人物が目撃されてる」
「――――――――ッ?!」
笠原の目が大きく見開いて、思わず息を呑んだのが感じられた。堂上と小牧も、眉を顰めて息を潜めた感じがする。
「…………柴崎は、自分がまだ追われていることを知っています。――――あろうことか、入院中に一度その不審人物と柴崎は接触して――――」
「~~柴崎がッ?! まさか、また襲われ…ッ…!!」
言いかけて怯えたように言葉尻が消えた。それに、ゆっくりと頭を振る。
「……襲われてはいない。その時、犯人はマコが柴崎だとは気付いていなかったようで――――。……けど、それが原因で柴崎は病院に居ることが精神的に難しくなって、無茶を承知で逃げるように病院から退院して――――、そして、…………そして昨日、また緊急入院となった」
「~~~~ッ?!?! ~~し、しばさき、は…?」
笠原の声が震える。
堂上が静か過ぎる声で問うた。
「……まさか、襲われたのか……?」
「いえ……。腹部内で出血を起こしていて――――おそらくは銃撃の傷跡から何らかの原因で出血したのだろうとのことで…………緊急手術で一命は取り留めています。今は集中治療室で、親族しか面会出来ない状態です」
「…………そ……っ……よかっ…た……」
ホッとした笠原の声は、これだけでも濡れかけていた。
堂上と小牧も安堵の溜息を小さく吐き出した。
「――――ただ…………今回の入院は体調からのもので襲われたわけではなかったのですが…………ですが、柴崎麻子が死んだことにした後も柴崎麻子を探す不審人物が居たと言う事実は確実です。今、柴崎はまったく動かせる状態ではありません。一命は取り留めていますが絶対安静で――――。だからその、柴崎であるということは…………」
言いながら、手塚の中でも確固とした何かが揺らぐ。
どうすればいいのか、この先が見えない。
襲われないようにと防御壁を築くならば、マコのままで居る方が、僅かでも安心だ。
一度接触したにも関わらずそれから襲われてはいないし、現に、手塚家に居る時でも周囲で不審人物を見たとかいう話も聞いていない。
柴崎麻子は居ない――――その方が安全だと言うなら、それに乗る方がいいのかもしれない。
だが、柴崎でないと偽るのであれば、俺は思うように会いには行けない。
……確かに、柴崎の母が言うように、俺が毎日のように病院に入り浸っていることを犯人が知れば、その行動を不信に想って柴崎麻子が生きているという仮説を立て、病院に手を回してくるかもしれない。
――――現に、柴崎麻子は死んだことになっているにも関わらず、サイキマコの名で入院していた病院に現れた不審人物は、柴崎麻子を探していた――――

…………どうすればいい?

マコのままの方が安心度は少し高い…………だけど、想うように会えなくなる。

そのことを想うだけで、胸が締め付けられるように苦しい。

「…………柴崎さんは、死んだことにしておいた方がいい、ということだね…………」
小牧の、静かな声が降って来た。
慌てて顔を上げて――――いつの間にか自分が俯いていたことに気付く。打ちひしがれるように肩を落として背を丸めて。
見つめた小牧は、深く包み込むような目をしていた。
「手塚もその結論は出ているんだろ? 今の柴崎さんは何とか一命は取り留めたけれど危ない容体だってことだし、この上、危険の芽が出るようなことは避けた方がいい…………そうだね?」
「……はい……」
「……でも、そうすると――――手塚は柴崎さん…いや、マコさんには会いに行けない」
「えっ?! なんで…っ?! だって、手塚とマコさんは知り合いだし…っ!」
「…………それはこの数か月を知っている人物から見れば、でしょ? 犯人がこの数か月のことを知らなくて、かつて柴崎麻子が居たかもしれない病院に手塚が頻繁に通ってると知れば――――柴崎麻子が入院している、と考えても不思議じゃないよね? そうなった時――――今、柴崎さんはとても動かせる状態じゃない」
「~~~~で、でも! でも、今更……そう、こんなに時間も経ってるんだし、今更犯人だって……っ……」
「――――郁。……お前もわかってるだろう」
落ち着いた声で堂上が笠原の言葉尻を奪う。
言われた笠原も、頭ではわかっていたのだろう。そのまま沈黙が訪れる。
やがて、震えるような笠原の苦しげな声が零れた。
「…………なんで……? なんで、柴崎なの……?」
堂上と小牧の視線も手塚に向けられて「――――確かに、そこが問題だな。そこまで執拗だと言うことは、柴崎がよっぽどのことを掴んでいたということだろう」「それがわかれば狙ってる犯人の目星も付くんじゃないのかな? 手塚は何か知ってる?」なんて冷静に尋ねられる。
――――この質問に答えることは難しい。
正直に言えば、すべてがモヤッとしてあまりよくわかってはいない。ハッキリしていることもほとんどない。
いろいろな事柄を絡みあわせて鑑みた推論――――そして、それが正解かどうかはわからない。
…………それに…………手塚が聞いたすべてのことをこの場で話すべきなのだろうか……?
そこもまた、躊躇わせる。
堂上と小牧はあくまでも図書隊での上官だ。
図書隊という場での仲間であり――――図書隊と、今、柴崎が巻き込まれている政界や裏組織とは無縁の世界であり――――つまり彼らには本来無縁の話なのだ。
柴崎が、今回の事件に巻き込まれるきっかけとなった情報収集活動は主に、手塚の両親が巻き込まれた国立図書館の襲撃事件に起因するものだ。そこに踏み込んでしまった為に柴崎は裏社会から目を付けられることとなった。危険な香りが漂ってすぐに、柴崎はその情報にそれ以上手出しをしななかったにも関わらず、その後――――なぜか襲われた。襲撃の引き金になったことについては、まるでわからない。なぜあの時だったのか――――。
犯人もまだよくわからない。想像の域を超えない。
むしろ、ここで話してしまったら、この仲間を巻き込んでしまう恐れすらある――――。
それならいっそ、どうせ、真実はまだわかっているわけでもないのだし――――……。

「…………すみません…………よく……わからなくて…………」

少し目を逸らしてそう言った途端、俯いていた笠原がガバッと身を起こすなり胸倉を掴んできた。
「わかってるところだけでいいから、言ってよ!!!」
すぐ目の前で、鳶色の大きな瞳が真っ直ぐに俺を射抜いていた。
「……あの日、何しにあの場に行ったのか、誰に会ってたのかッ!! 柴崎が警察に出向してまで何を調べてたのか! ……少なくともあたしより、あんたの方が柴崎のこと――――、悔しいけど、あたしよりあんたの方がよく知ってるんだからッ!!!」
言いながら感情が湧き上がって来たんだろう、その目に盛り上がって来る涙。
「~~~~言っても無駄だとか、関係ないとか、そんなこと思ったんなら間違ってるからッ!!!
――――関係あるッッ!!!!!
あたしの大事な柴崎と、あんたのことだッ!!!!! あたしのことと同じだッッ!!!!!」
勢いのまま、襟元を詰められて、微かに呼吸がしづらくなる。
怖いくらい真剣な笠原の眼。
それ以上に、笠原の想いに胸を打たれる。

ふと、頭に浮かんだ、麻子の小さな背中。ずっと俯いたままの金髪。
頑なに閉じ籠って、何もかも拒絶しようと、必死に背中が虚勢を張ってる。

…………俺もお前と同じことをしそうだったよ。

――――なぁ、麻子。
――――やっぱ、お前、間違ってる。
――――お前のこと――――柴崎麻子を待ってるヤツがここに居るんだ。
――――お前じゃなきゃ、駄目だ。
――――お前じゃなきゃ駄目なんだよ。――――――――俺も。

ギュウッと更に喉仏を押さえつけてきた腕に、息苦しさが増してきたのでその手を振り払った。
軽く咳き込んだけれど、新鮮な空気が肺に入る。
…………どうせ真実はわからないから、なんて言い訳だよな。
俺が笠原の立場だとしても、きっとわかっていることだけでも言えと、きっとそう言うだろう。
――――絶対に守りたいものだから、と。
ふ、と少し口元が緩んだ。
「…………締められたら、何も言えないだろうが…………」
口から零れた声は掠れていたが、さっきの途方に暮れたような声とは違い、意志を持った声が出た。
それを見た小牧も微笑んで「…………やっぱり堂上班のフラッグシップだね、笠原さんは」と笑う。
「こいつが『旗艦』なわけがないだろう。『急先鋒』だ」
「けど、俺達の気持ちを全部代弁してくれたよ?」
「まぁ、『火付け役』であることは間違いないな。――――問題は、脳で考える前に行動を起こしてることだな」
「笠原さんが考えてから行動するとか、そんなの笠原さんじゃないんじゃない?」
……そんな二人のやり取りに、笠原の眼が吊り上がって、ぷうっと頬が膨らんだ。
「何その言い草ッ!! 篤さんだって小牧教官だって、同じこと思ってたくせにッ!!!」
「うーん、俺だったらまた違う言い方で促すかなぁ?」
「お前のように喉を締めたりはせん」
「ヒドーイッ!! なんですか二人してっ!!」
そんな姦しいやりとりに、相変わらず笠原は…と辟易しようとして、でも、いつものこんなやり取りにホッとする。重苦しく、その出口の見えない今の状況に押し潰されずに済んだ。

――――あたしの大事な柴崎と、あんたのことだッ!!!!! あたしのことと同じだッッ!!!!!――――

笠原のあの言葉で目が覚めた。
笠原のおかげで、麻子と同じ間違いをせずに済んだ。

上手く説明することは難しい、どうしても取りとめもなくなる俺の説明に、三人は耳を傾けてくれた。
あの日、杉谷内閣官房副長官に呼び出されて面会に行っていたこと。
襲撃は確かに、明らかに柴崎狙いだったこと。(記憶を取り戻した俺にはそれがよくわかっている。あの無差別に銃撃出来る状態であったにもかかわらず俺や兄へ銃口を向けられたことは全くなく、だが麻子には二発も発砲した事実が揺るぎない証拠でもある)
そして柴崎が襲われる理由として考えられるいくつかのことと、犯人の目星――――。
柴崎がブラックボックスに近づいたことで、裏社会から目を付けられていたこと。
ただ、それがいきなり柴崎への襲撃に繋がるかと言えばそうとは考えにくく…………だから、あのタイミングでの襲撃はまったく不明で…………場所も内閣府内などという普通なら有り得ない場所だったことから(おそらくここを襲撃場所としたことの理由として考えられることと言えば、内閣府内にはSPであっても関係者以外は許可なく立ち入れないこと、一般の目撃者を作らずに済むことなどだろう)、その日会談を行った杉谷内閣官房副長官かその周囲の者が指示している可能性が高いとも思われるが(襲撃犯が敷地内に居たことからも内閣府関係者が加担していることは確実だと思われる)、だが杉谷とは初対面だったので柴崎を襲う理由がわからないこと、けれど、杉谷は裏社会とも繋がっていて、恐らく襲撃事件に関与したと思われる松和会という組織にも顔が効くという条件は整っていることなど――――うまく理路整然と説明しようとしてもなかなか難しく、話す手塚にしても混沌としてしまう。

手塚が口を噤んでも、しばらくは4人共がそれぞれの思考に沈んだ。
一番先に音を上げたのはやはり笠原だった。
「~~~~うー…………。つまり、……襲撃事件は松和会って組織の犯行っぽいってこと? …………その松和会ってがブラックボックスに関係してるわけ?」
「――――正直、俺はブラックボックスについては何も知らないんだが…………ただ、ブラックボックスってのは、あの当時日本を動かせるほどの大きな権力を持った奴等が『メディア良化法』を確立するために画策した“加担した者達の総称”みたいだから、松和会はそのうちの一端を少し噛んでいた、くらいなんじゃないか? ……わかんないけど、恐らく本当に手が出せないような相手の何かを掴んでいたら、その時点で即抹殺される程みたいだからな。………そんな話だ…………」
「……なにそれ。今の時代にそんな……」
「…………いやでも、もし、今の国家を揺るがすような組織が関係してたとしたら、それこそ伝手のある暴力団みたいな組織に指示して殺すくらい、そんな奴らなら朝飯前かもしれないよ?」
小牧が4人しか居ないというのに、誰にも聞かれてはいけないかのように少し声のトーンを落として言った。その言葉に笠原も沈黙する。
「……………………」
正直、今この部屋にいる4人は誰もブラックボックスについて知らない。まったくわからない。齧る程度の情報ですら持っていない。
なのにやはりブラックボックスのその存在を口にするだけでも薄ら寒い空気が支配する。
それ程、強大な権力が絡み合ったものだという予想は付くが、大きすぎてどんなものか想像は出来ない。
「…………まぁ…………当面、必要なのはブラックボックスに関する知識じゃないだろう」
堂上が口に出して整理してくれた。
「柴崎はブラックボックスに関する何かを知ってしまったから、監視の目は付いていた。だが、それが直接襲撃事件を指示をしたわけではなさそうだ。…………だな?
襲撃事件を指示したのは、現場の状態やタイミングから考えると内閣官房副長官の杉谷ってヤツが怪しい。襲撃事件自体の犯行は、杉谷と繋がりがある松和会というところの可能性が高い。――――そんなところだろう。
…………だが杉谷は柴崎と初対面だった。柴崎を襲う理由がわからないところで――――証拠もない。そこがよくわからんな…………手塚の記憶から何か引っかかるものはないか?」
「すみません。俺に襲いかかったヤツの顔と、その隣にいた人物の顔は覚えてますが――――とりあえず、近々警察に話をして、もし松和会のメンバーのリストなどがあるなら照合に協力しようかと…………」
さすがというか、やはり玄田隊長から厄介ごとをすべて押し付けられる役を長年熟してきただけあって、堂上の指摘は的確だと、尊敬の念が湧く。
――――と。
「……あのさぁ……杉谷って、内閣副官房長官なんでしょ? それってさ、あたし達もSPとして参加したあのパーティーの主役の1人だよね? だったら柴崎と初対面ってわけでもないんじゃない? あたしでも杉谷ってヤツの顔、覚えてるもん」
「見た程度じゃ関係ないだろ? あの時、杉谷と個人的に話をしたわけでもないし…………」
「あーそりゃそうだろうけど。けど、あの時の柴崎めちゃめちゃ目立ってたよ。杉谷ってヤツの記憶に柴崎がインプットされてもおかしくないんじゃないかなぁ。だって手塚のお兄さんとのダンスで会場中の注目を集めた後、更にあんたとのダンスはすっごくて、会場の外に居た人までわざわざ見に戻って来たんじゃないかってくらいギャラリー増えての大注目だったんだよ? 映画かなんかのワンシーンみたいだってあちこちで囁かれてたし、あんた達の雰囲気に周囲も呑まれまくって、あのパーティーはあんたらのダンスが主役だったっけ? って思わず思うくらいでさ。多分、杉谷ってやつだって柴崎のことはあの会場で認識したと思うなぁ」
「~~~~っ」
呆気に取られる。
どうやら、堂上と小牧にしても同じだったらしく笠原を見つめた。
確かに、あのパーティーで杉谷が柴崎を認識した可能性はある。惚れた弱みを抜きにしても、あの時の柴崎の美しさは他に類を見ない。大槇麗華を始め美しい女性は数多く居たけれど、会場の注目度は雲泥の差だった。特にダンスの後は、次々に柴崎に声を掛けたがる人々に取り囲まれて、次から次へと入れ替わり立ち代わり柴崎への人波が押し寄せて大変だったのだ。
――――そういえば。
慧の元に杉谷からの連絡が来た時点で、なぜか杉谷は柴崎のことを詳しく知っている感じがあった。
そもそも、兄貴との会談に柴崎も同席するようにと言ったのは杉谷だ。その時点で、柴崎が公安に出向している情報も掴んでいた。直接会った時も、柴崎があれこれと図書隊の為に裏で動いているのを知っているような口ぶりすらあった。図書隊の為に政界での情報を集める役割を担っていることまで…………そんなこと、良化法関係者など特定した中では柴崎を知っている人物は居るだろうが、杉谷のような鳴物入りがなぜあんなに柴崎のことに詳しかったのか。――――柴崎個人にターゲットを絞って情報を集めようと思わない限り、一介の図書隊員にすぎない柴崎のことを、初めて会う杉谷がそこまで知っているわけがない。
『メディア良化法』に関する意見交換、という建前があったために、図書隊情報部として情報収集の為に多少の政府関係者との繋がりを持つ柴崎だから、杉谷が柴崎のことをよく知っていることに関してはあまり疑問にも持たなかった。
――――建前とは無関係に、ただ、柴崎を手に入れたかったとしたら?
…………思って、ゾワリと悪寒がした。
…………なぜ、考えなかったんだろう…………。
杉谷の柴崎に向ける厭らしい目。露骨なセクハラ・パワハラを交えた話しぶり。柴崎を自分の手元に置きたいと言うような発言すらあった。…………話の流れのすべてが柴崎へ向けられた執拗な固執だった。
――――あれは。
――――どんな手を使っても、柴崎が欲しい、と狙っていたんじゃなかったか。

――――ある意味、ストーカーのように…………。

ザワッと体毛が逆立った。
あの時は怒気が勝っていたがために、イライラしたし反吐が出そうにムカついたけれど、まさか婚約者の居る柴崎を本気で欲しがっているとまでは思わなかった。
だってあの場には婚約者の俺がしゃしゃり出てまで付いていたんだぞ? 柴崎は渡さないという威嚇をずっと見せていたし、杉谷だって感じていた筈で…………。

ふと、視線に気付けば、三人の目が集まっていた。
「――――どうやら、手塚にも笠原さんの言葉に何か感じるところがあったみたいだね。杉谷は柴崎さんを?」
「…………わかりませんが…………けど……、確かに、会談とは名ばかりで終始柴崎についての話ばかりで…………厭らしい目や言葉に俺ずっと苛立ってて…………あの場だったから手は出しませんでしたが、殴りたい衝動に駆られたことは何度もありました」
「なにそれッ!!! パワハラ・セクハラじゃないッッ!!!!!」
笠原がドンっと机を叩いた。
「許せない…ッ! なのにその上、柴崎が自分のものにならなさそうだから殺そうとしたって…ッ!!!」
「――――いや、そんな単純なものじゃないでしょ。内閣官房副長官ともあろう人が、いくら手に入れたかった女性が手に入らなかったからって、殺しの指示なんてしないんじゃないかな? だってことがバレたらすべてを棒に振るんだよ?」
小牧の言葉に堂上も同調する。
「……そうだな。手に入らなかったから殺せ、は流石に独裁政権の横暴な専制君主でもないと出来ないだろう。自らの首が飛ぶからな」
「じゃあなんで!!! だって内閣府での事件だよ?! 現場状況から明らかに杉谷がクロじゃないかっ!!」
「…………そこが不可解だな、確かに。杉谷が犯行を指示した主犯だと言うなら、なぜ内閣府内で襲わせたのか…………。もっとも内閣府での事件なのに、報道規制のせいかほとんど目にすることもなかった事件だ。かなりメディアへの圧力もかけられる力を持っていると見ていいだろう」
「~~~~圧力って!!! そんなバカなッ!!! だって、人一人、本気で死にかけたんだよッ?!?! 死んじゃったかもしれないんだよッ?!?! そんな…っ」
「――――笠原さん。…………残念ながらこの世はね、綺麗ごとばっかりじゃない」
「~~~~っ!! けどッッ!!!」
「――――郁。…………みんな納得してる訳じゃない。だが今は、理不尽を理不尽だと追及するよりもやるべきことがある――――そうだろう?」
そう言うと、堂上の手がそっと笠原の頭の上におろされた。ぽんぽんと宥めるように数回軽く叩く。
「~~~~っ、…………」
笠原はまだ何か言いたそうだったが、悔しげに沈黙した。

――――今、やるべきこと――――……

堂上の言葉が手塚の中に木霊する。

今、やるべきことは。
俺が、麻子の為に出来ることは。

麻子が安心して、柴崎麻子として戻ってこれるようにすること、だ。

そのためには、きっちりと事件を見極めなくてはならない――――。

グッと丹田に力が籠った。
背筋が伸びる。
「――――俺、事件について調べ直そうと思います。柴崎を狙っているというなら、二度と手出し出来ないように手を尽くします」
張りと力の籠る声でそう宣言した言葉に、堂上と小牧がしっかりと頷いてくれた。俺も頷き返す。
「――――あたしも! あたしも手伝うっ!!」
笠原の言葉に、手塚は静かに返した。
「お前は図書隊の仕事があるだろう。それにお前が事件に首を突っ込むとか、犯人に不審がられる。手を出すな。…………幸いにも俺、警察に知り合いも居ますし、いざとなったら兄の手も借りるつもりです」
その台詞に、笠原の眼が丸くなった。
「…………あんたの口から、お兄さんって…………」
「非常事態だ。……柴崎の為なら使えるものはなんでも使う。
~~~~別に、兄と手を組むわけじゃないからなっ!」
笠原に向けた言葉は、前半はシビアだったけれど余計に付いた一言が手塚の手塚らしいところだ。
それに小牧が吹き出す。
「~~柴崎さんの為に、お兄さんと手を組むのも仲良くするのもアリだと思うけどね」
「~~~~っ!!! 仲良くとか絶対無理ですっ!!! あいつのせいでずっとマコに寄り添ってやれなかったんだっ!!! そうでなければもっとちゃんと傍に居て支えてやれたのに…っ」
「いやホント、まさかまた一から柴崎のこと好きになっちゃうとはねー。しかもお兄さんの彼女として現れた柴崎に、記憶もないのに真っ新な状態からまた改めて惚れ直すんだもん。お兄さんの彼女だから手は出せないし、相当悶々と腐ってたもんね。それでも好きになっちゃうんだからホント、呆れるくらいあんたって柴崎だけなんだねー!」
笠原は素直な感想を口に乗せただけだったのだが、途端に、手塚の顔が赤くなった。
一瞬、静かになった部屋が、次の瞬間上官の笑いで満ちる。
「~~~~いやホント! 手塚が悶々と悩んでるマコさんってどんな人かと思ってたら、柴崎さんだったとはね! 俺としてはヤラレタ感が凄いよ」
「結局、記憶がなくても本能が察知するんだろ。それだけ手塚の想いが大きいってことなんだろうな」
堂上がそう言えば、横から小牧が「流石、町の書店で助けてあげた女の子のことを何年もずっと一途に想ってた人の発言には重みがあるねー」なんて言い出すから、堂上は「うるさい!」と唸り、笠原の顔が可愛らしく朱に染まる。
照れを誤魔化すように、笠原が手塚に「ホントにあたし、今回は手塚のこと見直したー!!」なんて言えば、
「お前になんか見直されたくないわっ!!」と苦虫を噛み潰したように赤い顔の手塚が唸る。
もはや小牧は上戸にすっかり嵌まってる。
「~~いやいや、手塚も誇っていいんじゃない? なんたって一期一会の町の小さな書店での一瞬の出会いをずっと忘れずに、図書隊まで追い駆けて来て、今では奥さんの座に付いた人に褒められてるんだから」
「ですよねー! やっぱり一途な想いって大事って言うか、かけがえのないモノですよね! 手塚もあたしを見習って頑張りな!」
「~~~~誰がだよッ!! お前なんか絶対見習わんっ!!」
「えー!! あたしはちゃんと恋を成就させたもんね!! あんたの恋も成就するように応援してあげようってんだから感謝しなさいよっ!!」
「いらん!! お前の手なんか絶対借りんッ!! 大体さっきも言ったが、一介の図書隊員にすぎないお前が事件に首を突っ込んで調べるとか明らかに不自然だっ!!! 犯人に知られたら不審がられて、柴崎が生きているかと疑われてまた狙われたらどうするッ!!!」
「~~~~それなら、あんたがしゃしゃり出たって一緒だろッ!!!」
「少なくとも俺は当事者だッ!!!」
ぎゃあぎゃあと声が大きくなってきた二人を、小牧がまぁまぁ、と宥める。
「…………まぁまぁ……。確かに手塚の言うことも一理だし、笠原さんの言うことも一理だね。俺達図書隊があからさまに動くのも変だが、それは手塚も然りだ――――。特に柴崎さんを死んだことにしている今はね。
――――警察や手塚慧の手を借りるにしても、ある程度情報が固まってから、必要に応じて頼るというくらいに方がいいんじゃないかな。いつどこで誰が聞き耳を立ててるかわからないからね」
「えー!!!!! じゃあ、どうすれば…っ!!!!!」
「――――そこだな。要所要所では手塚が動くことにはなるだろうが、上手く情報を集めてくれる人材が欲しいな。平日は手塚も図書館協会の仕事があるだろう。図書隊に来る日に関しては必要に応じて融通は利くように手を回しておくが…………。しかし、難しいな。
杉谷のことにしても、松和会のことにしても、俺や小牧、郁が動くのは明らかに不審だ…………手塚にしても、現段階では不自然だろう。そう簡単に会えるメンバーではない感じだしな」
「…………そこまでご迷惑はかけられません!! これは、俺が勝手に…っ!! ――――これは、本当に図書隊とはなんの関係もない――――」

「関係ないなんて言うな。手塚も柴崎も、大事な図書隊の一員だろうが」

堂上の、静かだが深みのある声が胸に染み入った。
じわりと温かさを感じる。
――――1人で抱えるつもりだったけれど、分かち合える仲間が居ると言うのはこんなにも心強いものなのだと改めて思う。

「そう簡単に会えないって言ったって、家に籠ってる訳じゃないでしょ? 張り込んで突撃して問答無用で……」
笠原の言葉に小牧が苦笑する。
「体当たりして、直接質問投げ付けたって、素直に返してくれるわけないでしょ? それこそ、相手に返り討ちに合うだけだよ、笠原さん。もし主犯が居るなら柴崎さんの身も危なくなるかもしれない。――――出来るだけ情報を集めて、切り札を揃えて、そういう相手には対峙しないと…………犯人の目が柴崎さんに向くようなことはしたくないしね」
冷静に言われて、うー…と笠原は唸った。
堂上が溜息を吐く。
「…………そういう役目は、これまで柴崎が担ってくれてたからな。――――こんな時になんだか、柴崎が抜けて、初めて柴崎の存在を知る、だな…………」
「稲嶺顧問が司令の頃は、部隊を動かすための情報材料のほとんどを柴崎さんが掻き集めていたらしいからね。…………噂では、情報部設立に際しては、柴崎さんが最有力部長候補だったそうだよ。空恐ろしい女性だね」
そう小牧が言って、一瞬、しんみりした雰囲気が部屋を支配した。

――――と。
ぺちん! と笠原が自らの頬を両手で挟み込んだ。
「~~~~ったぁ…! 気合入ったぁ…っ!!!」
「…………な……」
と、次の瞬間笠原に、ばしん、と平手で背中を叩かれた。
「~~~~ってぇ…っ! お、お前なぁ~~っ!!!」
「ほら、やっぱ、柴崎が必要なんだって、図書隊にはっ!!! さっさと柴崎に戻って来て貰わなきゃ!!! ……ね? だから、一刻でも早く、柴崎を取り戻そうっ!!!」
文句を言おうとした口は、笠原の泣き笑いのような顔を見て言葉を失くした。

――――麻子。
――――見てみろ。…………みんな待ってるぞ、お前を。

小牧が笠原の言葉を引き継いだ。
「そうだね。図書隊随一の情報屋には、早く帰って来て貰わないと」
堂上は考えながら言葉を紡ぐ。
「そのためには、何よりやはり柴崎の安全確保だな。誰が狙っているのか、本当に杉谷なのか、その裏付けが欲しい…………出来れば杉谷への交渉材料になる情報も。――――だが、そんな情報をどうやって手に入れればいいのか俺達には問題だな」
「とりあえず、手塚は手塚の伝手があるならそこから少し探りを入れて貰って――――けど、くれぐれも注意して。あんまり手塚が聞き込んでることは知られない方がいい。事件を蒸し返しているような動きは相手に悟られない方がいいしね」
「はい」
「柴崎の病院の方は安全なのか?」
「一応、兄の息のかかっているSPを数名配備しています。また不審者が出るとか変わったことがあれば俺の耳にも入れて貰う手筈です」
「了解」「手回しがいいね」
……この手配は兄がしてくれた。以前も同じ手配をしたから、SP達も勝手は知っている人物ばかりだ、と言っていた。
…………俺が記憶を失っている間も、兄はそんな風にずっと柴崎を守ろうとしてくれていたのだと知った。
その事実に、複雑な心境が手塚の胸を霞める。だがそのことについてはあまり深く考えないようにしている。
手塚の想いには気付かずに小牧と堂上が話を進める。
「…………じゃあ、やっぱり後は主犯格と思われる杉谷の情報が欲しいところだよね」
「内閣官房副長官だからな…………おいそれと手出しも出来んだろう」
「~~~~情報かァ……。情報、情報……政界の方にも顔が聞いて情報収集が出来るって――――ああもうっ、こういう情報のプロでも居れば…………って、情報のプロ?」
ぐるぐると考えているのだろう、笠原がブツブツと呟いていたが、ふいに止まった。
堂上が気付いて、声をかける。
「――――どうした、郁?」
パアアアッと顔を明るくした笠原が、デカい歓声を上げた。
「ああああああッ!!! いるじゃんっ!!! 情報のプロっ!!! しかもいざとなったら図書隊を動かすことだってあの人なら出来るしっ!!!」
「「「……………………は?」」」
「絶対なんでも掴んでくれるよーッ!!! 大丈夫っ!!! 安心してよ手塚っ!!! よおっし――――柴崎はあたしが守るぞーっ!!!」
そう言って、オーッと拳を上げる笠原にカチンと来る。
「――――おいっ!!! 柴崎を守るのは俺だぞっ!!!」
思わず反射的に零れた言葉に、しまった、と顔から火が出た。
つい、独占欲が零れ落ちた。
チラリとバツが悪く上官を見れば、堂上は素知らぬ顔を作ってくれてはいたけれど、小牧を見ると吹き出していた。そのまま笑い転げる。
笠原の方は俺の言葉に「なによぉ、相変わらず、俺が俺がってあんたがなんでも一番じゃないと気が済まないの?」なんて言うものだから、「~~それとこれとは、意味が違うだろっ!」とまた噛み付いてしまう。
小牧はすっかり笑い転げていた。
お腹空いちゃったー、詳しいことはご飯食べながらにしない? という笠原の提案に、堂上夫妻は食事を取りに席を立った。
2人になったところでボソリと、「~~~~記憶がない時はお兄さんが、戻ったら今度は笠原さんが、……手塚にはいつもライバルが居て大変だね」なんて小牧が笑って言うものだから、手塚は思いっきり顔を顰めるしかなかった。



……To be continued.








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05:10  |  *『図書館戦争』二次小説  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

★Re: 導きの灯(ひ)

アリアアリス様

いつもありがとうございます(*^^*)

> 郁ちゃんが「男前」過ぎました(///∇///) 惚
> チーム堂上の男達より「男前」 (拍手喝采)
ですよねー。
いやホント、男前すぎて、男たちの霞むこと霞むこと…………苦笑
おかしいな、手塚は主役じゃないのか?(苦笑)
まぁでも仕方ないですかねー?
アリアアリス様の仰る通り、無敵の女神降臨ですからね(笑)
いやー、この、未だに事件は謎のままで糸口さえ無いのに「希望」を灯すことが出来るのは、やっぱり郁ちゃんしかいないと思いました★
それなりに理論的に思考していく人達にとっては、今の状況で、「明るい行く末」をみつけることは難しいかと(苦笑)
その辺り、とにもかくにも、ダーッと突っ込んで、駄目なら駄目でまた考えりゃいいじゃん!的な郁ちゃんの存在は、堂上班に必要な存在ですよねー。一瞬、身動ぎ出来なかった人たちの背中も押しちゃう押しちゃう(笑)

> しかも
> 「よおっしーーーー柴崎はあたしが守るぞーっと!!!」宣言!
> (なんだろう?勝てる気がしない。)
> おーい!婚約者?!ぼろ負けだよ?婚約者(笑)
> 手塚の今後が違う意味で心配です(苦笑)

いやまったくです!!!(爆笑)
ええ、全然勝てる気がしない………(苦笑)
手塚は一生懸命反論していますが、この時点でボロ負けです(笑)
大丈夫か、婚約者(現在婚約破棄レッテル中★笑)!!!

> 想像ですがーーー(以下略)アテナが降臨するんでしょうか?
あっはははーwww
そうですねwww
そこは秘密でもなんでもなく、次回すぐにその話になるので~~~♪
まだ全然話は進んでいませんが、ちょっとずつ進みそうな予感はしてきた感じでしょうか(予感って(苦笑))
とはいえ、あんまりにも亀の歩みで私も大汗なんですけど…………。
事件に関しては、大したことではないんですが、なかなかよくわからないように見せているので、そのよくわからないところを手塚になんとか解き明かして貰わないといけなくて。。。。。助けてコナン君!
(現在の試練編の一部は、別名、助けてコナン君かもしれない(苦笑))
探偵でもない手塚なので結構大変なんですよね…………。
コナン君だったらすぐに解決なのかもしれないのにー。
とりあえず、郁ちゃんのおかげで光は見えたと思うので、後は頑張って貰うしか…!!!

そして、最後に、アリアアリス様の
> 袋小路で泣いている最愛の人に、早く手が届きますように...
の言葉に、私が感動しました…!!!
本当に早く手が届いて欲しいです…!!!
----って言うならさっさとくっ付ければいいじゃないかってことなんですが、そこはお話の展開上…………苦しいなァ。。。
もう少し進んだら、どこかで柴崎の気持ちの描写も書きたいです。
もうずっと柴崎目線がないので、私も心苦しい…………。
ただ、現在はまだ、柴崎は術後の消耗と闘っているので、しばらくはまだそっとしとくしかない状態なのでホント苦しいです。←柴崎スキーなのに(TT)




ツンデレラ |  2016年12月06日(火) 05:18 | URL 【コメント編集】

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 |  2016年12月05日(月) 21:54 |  【コメント編集】

★やはり頼りになるのは堂上班~♪

ママ様

そうですねー。この班会議がなかったら、手塚は相当グルグルして抱え込んでしまってたと思います!
流石は郁ちゃん♪
柴崎はこの時点で、一番閉じてて、郁ちゃんの言うトコロの「間違ったやり方」をしてしまっていると思ってます、私も。
でも、それも、結局は自分1人で抱え込んでしまっているから気付かない…………
一生懸命ではあるんですけどね。
でも、こうであるべき、と思っていることが間違っていたとしても、自分はこうであるべきと思い込んでしまっていたらわからないモノでもあるかと…………。やっぱり1人っきりで考えて判断するよりも、いろんな意見を聞いてその中からやり方を見つける方が、より一番いい方法が見つかるような気がします。
堂郁も、最初はお互いの気持ちを独りで抱え込んでましたしねー気付かない(笑)
周りもみんな気付いていたのに(笑)→そしてニヤニヤと笑いつつ見守っていたのに(笑)

> この朴念仁たちにはライバルがいっぱい。←だけど自分がライバルの堂上さんよりマシな気がする。
爆笑!!!
ですね~~~っ!!!
自分がライバルは一番辛いですよね★
本当だわー!!!
しかもかなり美化された理想の王子様!!!(ぶぶっ!(*≧m≦*))
そのライバルに勝るものはないですよねー!!!

> 陥落したあと(助けてと言ったあと)心配したが故に怒る手塚が見られるんでしょうか(笑)
どうでしょう?
手塚が柴崎に怒れるかなァ?
ヘタレな手塚だけど、たまにはビシッとカッコいいトコロもみたいですねー!確かに!(笑)
それよりも、柴崎が手塚に、助けて、と言える図があるのかどうかも気になるところですよね!!!
柴崎に「助けて」って言われたら、手塚はそれだけでメロメロになって許してしまいそうな気も…………(笑)


ツンデレラ |  2016年12月04日(日) 04:35 | URL 【コメント編集】

★Re: ぱーぱぱーぱー、ぱーぱー

Sauly様

おおおおっ!
なんだかどんどん話が出来てゆく!(笑)
嬉しいですw麻子サン連れてってくれてww
(…あ、でも、結局は…になるんでしたっけ……というようなことを言っていたような気が★(((((((-.-;)
でも、こうして、麻子サンに寄り添ってくれる手塚が好きです私(*≧▽≦*)
なので、Sauly様のこのターンは好物かもしれませんww
まぁもっとも、手柴本人達は良いですけれど、柴崎母の気持ちたるやいかに…………ですけどね(TT)
これで麻子サンにもしもの…………ってなるともう、救われないというか。。。。。
更に恐ろしいことを思い付いたのですが、麻子サンにこの国でもしも…があって、手塚独りになって国内に戻ってきたとして----2世に桃子ちゃんとか言ったらもう…それは救われなさすぎるわ~~~~って誰もそこまで言ってませんが。
いや、ふと思い付いて恐ろしいな、と思った次第です。。。
思い付いた自分も怖い!!!!((((((|| ゜Д゜)

郁ちゃんは、やはり、図書戦の主役なのだと思いますね~~~~~★
こういう話でも考えてて困ったなって思うと郁ちゃんがいいことを言ってくれますww
流石すぎ(*^^*)


ツンデレラ |  2016年12月04日(日) 03:52 | URL 【コメント編集】

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 |  2016年12月03日(土) 14:28 |  【コメント編集】

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 |  2016年12月03日(土) 12:41 |  【コメント編集】

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